Somebody's Baby

今日のような波のない日はご近所のシークレット。
モモコシ。セットでハラ。
若干のオフショアだったけど、ときおり全くの無風。
無風になると空と海の境目がぼやけてわからなくなる。
オイラは目が悪いのでマスマスわからなくなる。
少し離れた海面に数人サーファーがいるだけで、オイラのまわりには誰もいない。

うねりに乗せると気持ちよく板が横に走ってくれる。

遠く右手の漁港付近を眺めると頭サイズの波がブレークしてる。
数人ショートボーダーが見えた。
そこまでパドルするのは大変なことなんだけど、やってのける連中がいる。

今日は全く波がない予報だったけど、潮周りではこういう海もある。
不思議なものだ。

空は少し曇り空で、雲の切れ間から太陽の光りが水平線のかなたを照らしてた。
とても幻想的な風景で、神秘的だった。
ちょっと祝福されたような気分になった。

でもその陽の輝きはずっと続くものではない。
今日の夕立だって夜まで続くものではない。
暗闇が支配するのは夜の間だけだね。
朝の明るい日差しはたぶんちょうどいい時期に訪れる。
灰色の日々もバラ色の日々もいつかは終わる。
幸せがいつか終わるみたいに、灰色も終わる。

すべては移り変わっていく。
すべては過ぎ去っていく。

波に乗っていると、永遠のような感じはするけどね。
すべては過ぎ去っていくんだな。

波待ちをしていたらそんなことを思った。