Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

オイラ、ウンコを食す!

2009-11-28 12:05:22 | ThinkAbout..


御前崎でがっつり乗った連休後、オイラは秋田出張であった。
取引先の会社に指導を施すという大それた仕事である。
最終日は従業員を食堂に集め集合教育をしちゃったりした。

こういうことする年齢になったんだなぁ、と思ったりもした。

内容がヘビーでそこの取引先と縁を切るかどうするかが前提の仕事なのだ。

そこの会社にいる人たちは、みんなマジメで純粋。
東北の県民性だ。

そこをオイラの判断で切ったら恨みも買うし、
従業員は路頭に迷うし、経営者は債権者に追われる羽目になる。

でもダメなのを承知で付き合っていたら自分の会社にマイナスになる。

とてもとてもヘビーな仕事なのだが、まあこれは誰かがやらねばならない。

恋多き女がいつも男を振るように、
ローリング・ストーンズは転げ続ける石であるように、
ウインドサーファーは新しい道具を毎年欲しがるように、
オイラは取引先を監査し然るべき判断をし続けるのだぁ~。

で、バック・トゥ・湘南。
東海道で藤沢に立ち寄り、地元では有名な居酒屋に行った。
美味しい日本酒を飲んだ。宗玄。
気持ちがふわ~っと解放される。

よいツマミが欲しくなった。
メニューに目をやると、どうしても食べたくなったものがあった。

【くさやの酒浸し】

微塵の迷いもなくそれを頼んだ。
20年ほど前に新島土産のクサヤを食べたことがあるのだ。
びっくりするニオイだったが20年もするとあの強烈さは忘却の彼方、
興味があって是非食べたくなったのだ。

小さく裂かれた身が小鉢に入って目の前に置かれた。
小鉢を手に取り、顔に近づけ、ニオイをかいだ。

思わず大爆笑するほどのニオイ。
まるでウンコそのものである。というかウンコ以上である。

オイラは居酒屋で出すメニューだから、ニオイはあまりしないと思っていたのだ。
しかしそのニオイたるや半端じゃない。
まわりの客が迷惑すんじゃね?と思うくらいなのだ。

一体どういうニオイかというと、
ウンコを食った人がしたウンコを1週間ビニール袋に入れて
真夏の真っ暗な物置で発酵させ、
それに醤油と日本酒を入れた、ウルトラスーパーグレート香ばしいカオリなのだ。

オイラは早速ハシでそのウンコの塊をつまんで口に入れた。
美味しいことはわかっている。
確かに美味しい。 トビウオのうま味が凝縮されている。

問題はその後だ。
クサヤを飲み込んでから、鼻から深~く息を出す。
鼻の奥にウンコが塗りたくられてるような錯覚に陥る。
鼻から出す息で目まいがする。倒れそうになる。
目の前に連れがいたんだけど、オイラの鼻息をかいで
「ふざけんな!」と顔をしかめ、激怒し、やがて臭すぎて笑う。

一瞬意識というか感覚がもうろうとする。
日常生活であり得ない感覚なのだ。
自分の鼻からウンコ臭が出ることなどは!

そこへ日本酒をちびりと飲み込む。
日本酒の味と香りがウンコの刺激臭を和らげ、
ちょうど脱糞した後の安堵感にも似た安心感を思わせる。

クサヤ食べる、鼻から息を出す、酒呑む、これを2,3回繰り返す。
安堵管から、多幸感へと感じ方が変わってきた。

これはまさに食のドラッグである。
ドラッグのやってはいけないという罪悪感は満足感や幸福感を助長させる。
ウンコの、いやいや、クサヤの食べてはいけないかも!が幸福感を助長させる。

ブルーチーズとトスカーナワインが合うように、
臭いものとエレガントなものは合うかもしれない。


藤沢からの帰り電車、小さく息をして周囲に気を配った。
誰かがウンコ踏んだか、ウンコもらした臭いが車内にしたら、異臭騒ぎになってしまうからな。

オイラは翌朝、自分のウンコがどうなっているのか少し期待した。
クサヤと同じ臭いか、あるいはオイラ本来のウンコの臭いか。。。
で、よくわからなかった。
言われてみればクサヤだし、言われてみれば自分のだし。

(↑誰に言われてみたのかな?)


さて、それから週末までホントに鉛のようなヘビーな仕事が続いたのであった。

ララサンシャイン御前崎

2009-11-22 01:46:26 | windsurfin'


金曜日に、翌日土曜の御前崎ウインドトリップのための道具を車に積んだ。
4.5㎡と4.0㎡とSOS68Lだけ。

積み終わってテレビの電源をオンにしたら、ミュージッックステーションに森高千里が出てた。
森高だぞ、森高!
テレビに釘付けになった。
当たり前だ。
もし彼女が目の前にいたら、世の男は120%恋に落ちること140%。
スタイルも美貌も健在。
いや~、ララサンシャインですね。

で、土曜、伊勢原バス停の大渋滞にメゲズ、菊川に到着したのは12時半。
菊川は4.0~4.5㎡でララサンシャイン!

91Lの場違いなボードしか持って来てない友人と同乗で来たのだが、
彼は、運良く、宮崎のO社長からアングロ68Lを借りることが出来た。
一緒に来たオイラも一安心。

91Lの出番があるような風ではないのだ。

さて、オイラは朝から何も食っていず、菊川に着いたと同時にコンビニ弁当をがっつく。
そして4.0をセッティングし、早速GO!

全然引き込めない。走れない。
胃の中の、とんかつとエビフライが消化されてないのだ。
力が出ず、海上でフラフラ。

しかし、30分たったら、トンカツとエビフライが胃液でぐちゃぐちゃに消化され、
小腸から吸収された栄養分が血液に溶け込み、各筋肉に行き届き始めた。

ノンストップ、絶好調!!!!

しかし、だが、BUT!
オイラの4.0ZONEはパネルが真っ白で、セイル越しに全く見えない。
メクラ状態でウインドしてるのと同じなのだ。

今年の冬に、パーク爆風大西のときにビーチに置きっ放しで、砂でパネルに無数の傷がつき、
文字通り真っ白になっちゃったのさ。

アウトでジャイブするにも目をツブッているのと同じ。
インサイドでボトムターンするときはまわりに他のウエーバーがいないのを確かめて突っ込む。
しかし、波が崩れてるのか崩れてないのか全くわからない。
適当に切り返すしかない。

しばらくして、オイラはあるヒントを得た。
オイラは伊達政宗になればいいのだ。

オイラは義眼だが、しかしその義眼は心の眼である!
そう、オイラは心の目で乗ることにした。

ボトムターンをする。
あとはボードの挙動を足裏のみで感じる。
ここだ!というところで板を返す。
最初は波の無いところで返しちゃっったりして、あるいは沈してカッコわるかった。
でも、後半、2発だけピークで返すことが出来た。
まるでウエーブは武士道みたいだ。

なんだっけ?あれ!勝新太郎の、ほれ!
そうそうザトウリップだっけ?

。。まあいいや。


3時半過ぎ、西日が強くなってきた頃、
まわりに誰もいないことを確認してボトムターンをした。
切り上げようとしたら、なんと!!足元にヒトの頭があった。
誰もいないと思っていたのだが、誰かがオイラの足元で沈してたのだ。

スゲーびっくり仰天し、オイラはセイルを落とした。
頭の主は、MM嬢だった。
話したこともないけど、メディアによく出てくる彼女である。

オイラはホントに心を込めて謝った。
でも彼女はニコニコ顔で、前日の森高のように優しく微笑んでくれたぞ。
彼女も恐かったろうな。
ごめんなさい。


これ以上乗ってると誰かとぶつかると思い、それで終了。

まだまだ温かく、いい風でメローなとても良い御前崎だった。
すごく混んでたけど、それはそれでモチベーションが上がる日だった。

茅ヶ崎ローカルや静岡ワラタさんやTINTINさんなど大勢いた。

ウインドは楽しいなあ。
日々いろんなことがあってヘビーだけど、
このお陰でオイラはとても幸せな気分に浸れてドロのように眠ることが出来る。

外資系ビジネスマン風サーファー2

2009-11-17 17:51:57 | surfin'
日曜の朝は5時半に起きた。
6時過ぎにピラ家に集合、しょうてん、ザワオらと裏パでショートサーフィン。
あとからウッキーさんも来た。

朝早いというのに海はすでに混み始めていた。

天気がよく、波がよいからだ。

仲間たち皆ショートボードで不思議な感じがした。
そして、
みんななかなか精悍である。

自分はひ~こらひ~こら、パドル精一杯、立つのがやっと。。。


8時、いきなり西南西風が吹いてきた。
ホワイトキャップが飛び始める。

冬の使者、大西がやってきたのだ。

オイラは海から上がり家に帰る。

いつもならそこで、4.0と4.5を持って海へ引き返すのだが。。。
その日は亡き義弟の命日、一周期法要。
船橋へ車を走らせた。

法要は正午から。
相変わらず、雲ひとつない晴天で、汗ばむくらいの陽気、しかもとても爽やかで強めの風。

湘南で乗るウエーバーにも、墓の中に入っている弟にも良き秋の日だったに違いない。

あれから1年かあ。
早かったなあ。

タイトルの外資系ビジネスマン風サーファーは全然関係なかったな。


外資系ビジネスマン風サーファー

2009-11-16 17:57:19 | インポート
まず土曜日。朝起きたら南西爆風、しかも土砂降り。
まったく外に出る気にもなれず。。。
雨がやんだ正午過ぎに海に向うもすでにアンダーで5.7で走るかどうか。

しかも海面は台風のときのよう。
白樺正面はクローズ。

がっかりして家に帰る。
髪の毛がだいぶ伸びたのでカットしにいくことにした。

『もしもし、カット予約したいのです、広末リョウコ似の広末リョウ男さん空いてますかね?』
『はい、広末OKです。お待ちしております。』

美容室の店内は激混み。
茅ヶ崎は美容室が非常に多い土地なだけに、意外と閑散としてる店も多い。
しかし、オイラの行く南口の店はこのように混んでる。
サービスとテクニックが充実してるんだろう。

広末君が最後の客をヘアドライしている間、オイラはロビーでヘアカタログを読んでいた。
雑誌には数多くの男性モデルが出ているが傾向はほとんど同じ。
違うのは彼等の顔くらい。

髪の毛は無造作に長く、もしジャージ着てたらただの寝癖みたいだ。

オイラは雑誌をペラペラめくっていた。
ある髪型に目が行った。というより、そのヘアスタイルのキャッチに眼が行った。

『外資系ビジネスマン風ヘア - 仕事の中にも遊び心があり、
しかもエリート風な好印象を与えできる男をアピールする』

外資系ビジネスマン風ヘアであり、外資系ビジネスマンヘアと言ってないところが良い。

オイラは男広末に、こんな感じにしてちょ!と頼んだ。
広末君は、『ビジネスマン風ですね!』と確認した。
なぜか風(ふう)が強調されてたような気がした。

できあがった。
相当さっぱりした。

オイラはその後、はっ!とした。
オイラはスーツを着ない男なのだ。
出張でたまに着るくらいで、まず着ることはない。
明らかにウエットスーツを着る機会の方が多い。
外資系ビジネスマン風ヘアというのは、
スーツを着てるからそう思えるヘアなのだ。

しかし、外資系ビジネスマンって一体なんなんだ?
ここは正直に、本社工場内勤従業員風ヘアスタイルで頼めば良かったかな。
あるいは、午後半休専門演技者ビジネスマン風ヘアスタイルがよかったか。


外資系ビジネスマン日曜の大西を外す、に続く


蠅男&地帯男

2009-11-10 17:29:26 | インポート


ぼちぼちウエーブシーズン到来。

もう南西は吹かない。
西南西~西風の季節である。
めくるめく快楽、ほとばしる体液、逆立つ陰毛、
毎年やってくる人生最後の楽園はもうすぐそこよそこよそこなのよ、である。

今シーズン、ZONE4.0㎡とZONE5.7㎡をチェンジ。
THE FLY3.9㎡と、FIRE FLY5.7㎡にした。
(っつうかまだ手元にないっす。海外拠点で生産中??)

今までZONE一点張りだったが、最小エリアは特にウエーブライクなセイルにした。
まず、3.9というエリアがよい。

3.7コンディションで耐えれそうな気がする。
超軽量&4バテン。

それから4.2コンディションで他と対等に走れそうな気がする。
前方&低位置の深いドラフト。

さてさて。
意外と重要なのは最大エリアである。
まず、一番出動率が高い。一年通してお世話になる。
ところで、5.7コンディションで波の具合はいかがなものか??
せいぜい腰~腹くらいだ。
ならばいっそのこと、軽量重視なクロスオーバー的なセイルでいいかも、
というわけで炎の蠅、FIRE FLYにしたのだ。

確かにセイルメーカーは、そういった理由からなのか
5.5以上にウエーブセイルをい設定していない。

3.9、5.7はパールホワイト。たぶんおそらく目立つかもにょろよ~


一般人には想像できない冬の海。
「寒いでしょう、冷たいでしょう」と聞かれる。

「むしろ痛いです」と答えてしまう。

でもその寒さ痛さよりもめくるめく快感の方が強いので我慢する。
これは我慢する必要などまったくない。
現代の技術は金で買えるのだ。
ビーチでガタガタ震え、沖で戦意喪失になることはない。
ということで4年ぶり??フルスーツをオーダ-した。

今流行りの発熱保温素材のノンジップタイプ。
フカフカニューウエット楽しみ!

ちょっと昔のやつで、裏起毛がなく、しかも経年劣化でへたってると、
ダウンジャケットでも寒いところにパンツ一丁でいるようなものだ。
しかも、インナーではなくラッシュガードを着てると逆に冷水を浴びているようなもの。

寒さは上達を妨げ、危険でもある。
やはり我慢することはない。

Hの最中に脱糞したくなり我慢するようなものである。
神経がサキッチョじゃなく、括約筋に集中してしまう。

なのでアタタカーイウエットを着よう。