新入社員、再々転職からのその後。
新しい会社に入ってもうじき6ヶ月になるよ。
このオレがまだ休んでない。
大西吹いてる冬のシーズンまっただ中でも休まなかった。
たぶんちゃんとやってるのだと思うよ。
50過ぎの転職は常にいろいろ考えなくてはならない。
組織に馴染み、でも異色の存在でありたいと思いつつ、
さすがだなと思われたく、そして今までの経験を発揮したく、
そのせいで白髪も増えたかなあ。
大企業から100人足らずの企業に移ったギャップで苦しんでる。
船の底にこびりついた重油のように古い体質がある。
それを受け入れつつ、そっと優しく力強くその壁を押してみる。
ぶ厚いよ。 古い大企業より更にたちが悪い。
自分のいいところは何かと考える。
確固たる信念を持っている。
声が大きい。
強風の海でもなんとか帰ってくる事ができる。
頭半くらいの波ならなんとかリップにトライできる。
そのくらいだ。
だから何ができるんだよと自問自答する。
何もやらないと、自分に失礼なんだな。
その精一杯のところでなんとかアピールしたいとは思ってる。
世界には100光年遠いけど、田舎の茅ヶ崎の海ではウエーブは10番くらいに入ってると言われたい。
派手じゃないけど丁寧に波を大事に乗る男と言われたい。
そういう思いがあれば、日常でも対処できるような気がしてくる。
そうしなければ海は何も教えてくれない事になるのかなあ。
行き着くところ、全てに同じ想いでぶつかるからこそ、良きウエーバーと評価されたいものである。
だからこそ、荒れた海で大変な思いをしたり、強風にぶっ飛ばされて、
きっとその繰り返しが今の自分を作り上げたのかもしれない、と言えるのはカッコいい。
でオレはカッコいい仕事をしたいと思ったよ。
日々のルーチン業務は作業。
自分から築き上げる、探し求めるのが仕事。
仕事をしなくちゃいけない。それは自分の存在価値の具現化でもある。
課長以上を集めて教育を実施する。
社内で問題が起こると関係者を招集して対策会議を発動して取り仕切る。
いろいろアクションするのに、根回しをして、本当に神経がすり減る。
やらなければそのまま。まずはやってみようぜ、と自分を鼓舞する。
死ぬのと同じように、生きる事は避けられない。
喜劇王チャップリンの言葉みたいよ。
なんてことも思うわけさ。
それと、人生は区切って見れば悲劇だけど、
繋げてみれば喜劇とも言ってるね。
そう思えばどんどんトライできそうだ。
まあ、やってることは陸地だから溺死はしないね。