Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

茅ヶ崎の生け花野郎

2010-03-26 00:33:15 | ThinkAbout..

過日、13日(土) サイドどん吹き、波でけー日、ウエーブしまくりの日のこと。
ダウンザラインでシモまくり、最後に一発巻かれて、浜の風下1番君になった。
左手にリグ、右手にボードストラップ。
後ろ向きに歩き、とぼとぼ出艇位置まで戻ろうとした。
とにかく風が強いのでなかなか歩けない。道具がすげー重い。
右にヨタヨタ、左にヨタヨタ。

見晴台の前まで来たとき、左足裏に激痛を覚えた。
ギューン!!という痛みが左膝からキンタマの裏を抜け、一気に脳天まで駆け上がった。

『お植えy他thdsgdytげfyy7dhhjyyふふ!!!!!』
とオイラは悲鳴を上げ、瞬間両手から道具を手放した。

その物を踏みつけたとき、瞬時に、剣山を踏んだと確信した。

『骨まで突き刺さってる』
『今日はもうウエーブできない』
『家に帰れるのか』
という思いが脳裏を駆け巡り、左足をぐっと上げた。
何か丸くてトゲだらけのものが足裏に刺さってる。

左足をジャッキー・チェンのように振りまくった。
その物は足から離れて砂の上をコロコロと転がった。

『いってー!!!』と思いながら
『オイラは生け花かよ!』と吐き捨てた。

痛くてしゃがみこみ、両手で左足を押さえた。
足の裏にいっぱい小さな穴ができてそこから血が滲んだ。

その丸い物は、オイラの近くで大きくなったり小さくなったりしてた。
その剣山だと思ったものはハリセンボンだった。

ハリセンボンはフグなので猛毒を持っていると思った。
毒が回ってオイラは死ぬかもしれねーと思い、急いで足を海水につけ、
足裏を覆うようにギューッと押して血を出した。
トゲは皮膚に残っていない。
しばらくして痛みが徐々に去っていった。
気も遠くならない。

サブちゃんの函館のヒトを歌ってみた。
『はーるばるきたぜ、ハーコダッテー!!!』
だいじょうぶ。声が震えていない。

目眩もしない。毒が回ればリンパがやられるからキンタマも痛くない。

落ち着いてからまた沖に出てウエーブライディングできた。

家に帰り、ネットでハリセンボンを調べた。
お笑い芸人のハリセンボンしか出てこない。イライラする。

それで、ハリセンボン フグ で検索する。

ハリセンボンのハリはフグの皮膚が硬化したもので、毒は全くないとのことだった。

しかし、ビックリしたなあ。
江ノ島でウインドして沈したときカツオノエボシが腕にまきつき救急車に乗ったことがある。
だから海で生物に刺されるのはスゲー怖いのだ。

ハリセンボンは毒はなかったが、ほんとに剣山や画鋲を踏んだと同じことなのだ。

歩くときはちゃんと足元見て歩きましょう。

↓憎たらしい!!!!



メガトンブロー&アトミックウエーブ&シロコロバーニング

2010-03-22 21:23:56 | windsurfin'


3月21日(日)

その日が最強の日!と言う表現が都度更新されている。
13日(土)の強風から始まり、20日、そして21日。

強風と大波の両方が成立したという点では、21日がまさにThe DAY。

西南西の烈風にアウトはダブルのブレーク。
茅ヶ崎では珍しくNO SURFER。そのとおり、クローズアウトでやんす。

これで沖に出てブレークに巻かれ道具を放したら泳いで帰れる自信がない。
ジャイブ失敗してウオータースタートできる可能性すら低い。
風が落ちるのを待ったが、待っても待っても風は落ちない。
重量級でも3.7。 チャンプT氏は3.5である。

もう一か八か、one or eight、何もせず帰ることだけは避けたい。
セッティングしてGOだ!

前日の風速30Mが功を奏したのか、鼻から心臓が出るようなヤバヤバ感はなかった。
しっかし、波がでっけー!!!
アウトに出たはずが、海面全てインサイドみたいな感じ。

こういう日は波の乗るとかではなく、まずこのコンディションに慣れなくてはいけない。
慣れるのに一番簡単な方法がある。
大巻かれすることである。

リップで巨大スープに食われ揉みくちゃになった。
ブームを放してしまったが、後ろ足がストラップから抜けなかったので、
足の指をグーにしてデッキパッドにギッチリ立てた。
超洗濯機状態だったが、道具と離れることはなかった。ラッキー!

これでやっと、楽しみなさいスイッチが入った。

T氏は3.5でオイラをブッチギル。
オイラは超オーバーでスピードがなかなか出ない。
しかしながらオイラのウインド史上、これだけアドレナリンが出たのはハジメテカモ。

波乗りの技術は別にして、コンディションを楽しめたというのも初めてかもしれない。
ジャンプやジャイブや波乗りを楽しんだのではなく、その海を楽しんだ。

えぐいほどハードでしたが、またまた記憶に残るウエーブデイだったなあ。

風って凄い!波も凄い!あの海で遊べる人間も凄い!

ウインドサーフィンってスゲー乗り物だとあらためて実感したThe Dayでした。

その夜の自分へのご褒美はニクニクニク&ビールビールビール!
最近はまってるマツチヨさんである。

燃えるウエーブ魂で、ホルモンバーニング!
でも一人食卓チックで、寂しさ感ダブルオーバーな感じである。。。





最大風速30M!!

2010-03-20 21:59:50 | windsurfin'


3月20日(土) 朝無風だったのにいきなり爆風が吹き荒れた。
江ノ島風速計は15M前後なのに、茅ヶ崎はすでに3.7激オーバー。
木々は大きく揺れ、交差点の信号機はしなるようにブルブル震える。
R134は砂埃が舞い、江ノ島が遠く霞んで見えるほど。

R134からビーチに向かうも目が開けられない。
砂が散弾銃のように顔に当たる。
風が強すぎて波が潰れて海面はフラットにすら見える。
(とは言っても腹くらい??)

台風でもこんなに吹かない。
恐らく経験した中で一番強風だったかもしれない。

風は一向に落ちない。むしろ益々上がっている。
いつものローカル連中でも帰る人も出てきた。
午後も遅くなってから、なんとなく風が落ちた気がした。
気のせいかな、と思ったけど、仲間数人同じ意見だった。

セッティングを開始した。手持ち最小3.9である。

出艇したが、、、風は落ちていない。
アウトは壮絶極まる烈風。
強風や爆風ではなく烈風。

身体を小さくしてしっかり前傾してジャイブ。
こういうときこそ基本に忠実にこなす。
ちゃんとブームの下からターンの先を覗き込むようにして、
エンド手を思い切り広げてターンする。

インサイドに向かう。

このときすでにオンがきつくなり、ビーチに戻るためのクオーターができない。
軽量なオイラは大爆走になりハーネスオンしてるだけで前に飛ばされそうになる。
チンしたらウオーターする自信がない。
絶対落ちられない。

てなわけで、なんとかかんとか、The Day Is Done!

あんなに吹くとただただブームにしがみつくだけで何もできないけど、
何もせずに家に帰るより、とりあえず乗って帰れたのでヨシ。

いや~、たまには4.5や5.0で、ちょいアンダーめで乗りたいなあ。。。

明日はどうだろう??
烈風ではなく、極烈風予報。
海沿いの家は飛んでしまうかもしれない。

この風、今夜ピークで明日には西メローになってほしいものである。

怒涛のロゴハイパークウエーブ

2010-03-16 23:46:03 | windsurfin'
今日、3月16日(火)。
以前からこの日は特別な仕事のため朝から横浜。
とてもとても重い仕事。
横浜に向かう途中はいささか興味もあり、経験上是非やってみたい感もあった。
しかし、内容を現地で吟味すると、これが本当に重い。
できれば避けたいが、拒否ができない。ダ・レ・シ・も・が拒否ができないのだ。

だが、拒否できないと言っても、公平に役割分担が決められオイラは免れた。
免れたが、確かに免れたが、そのことで少し葛藤はあった。
ちょっとした残念感だ。

まあ、やらずに後悔するよりはやって後悔した方がいいということだ。
それは何事にも言えることだろうな、などと思いながら昼には帰路に着いた。

このときすでに江ノ島風速計は最大14M。
予想もしていなかった風だ。

帰宅して、ウエットに着替え、5.7と5.0と85Lを自転車に積んで海に向かった。
R134の歩道を自転車を走らせる。 波の音が凄い。
ちょうど台風で海がクローズしている音である。


(湘南ぶぅさんから拝借です。今日のパーク。)


ポイントに着いて眺める海面は。。。ほぼクローズ状態である。
風は5.0、のように見えた。


出てみたら違っていた。4.5だった。

鉛色の空と、前日の雨で泥色に変わった海面のせいでブローが見えなかったのだ。

潮が多く、ヨレた海面だがウネリというよりいたるところジャンク。
ジャンプして着水したところにダンパー波が襲いかかる。
海面がギタギタでジャイブでレールが引っかかる。
フロントに振る。いい波に見えてもいきなり掘れるから垂直降下する。
うまく体制を立て直しても背後から頭オーバーのスープが襲ってくる。

なんとか逃げてインでジャイブプルアウト。。。また頭スープに食われる。

アウトで巻かれ、ブームを放してしまう。
海面に浮上したらそこに自分の道具がない。
ミドルから泳ぐのはこたえる。
泳ぎが得意ではないし、どちらかというとカナヅッチーなので生きた心地がしなかった。
インに向かってクロールしても息継ぎができないので平泳ぎする。進まない。
結局、巻かれながら生還した。


ビーチに仰向けになって天を仰ぎ呼吸を整える。
拳でムネやハラを叩いて気合を入れなおし再出艇。
これを繰り返す。

もしかしたらこの風速が一番やばいかも。
強風だと波が潰れるので逆に乗りやすいのだ。

微風、中風は波が育つし、道具チョイスを誤ると全然楽しくない。

今日は、先日土曜よりも難しく、個人的には修行モードになってしまった。

なんか、朝からブルーモードだったな。

ウインドはいろんなコンディションを経験して上達するだすな。
コンディション選ばず! そういう乗り手になりたいものだ。

さて、次回は土曜ですよ!

春、今シーズン最後の超サイドウエーブ

2010-03-13 23:13:26 | windsurfin'

(from smile photo garally http://homepage3.nifty.com/smilephoto/)


3月13日(土)
タイヘイヨー側にガツンと風が吹き終日ウインドサーファーの狂喜乱舞の土曜となった。
ギリギリまで4.5で歯を食いしばりウエーブライディング。
波はデカイ。風も強い。

ギブアップして3.9に張替え。
風はさらに強さを増し、波は頭オーバー。
沖にいるウエーバーはマストトップしか見えない。

風はどんどんシフトしてやがて西南西のサイドショア。
波は分厚くパワーたっぷり暴力的に崩れる。

ゲッティングアウト、とにかくフルプレーニング。
ムネ~カタの巨大スープをクリア、それをまたクリア、まだまだクリア、まだなのかよクリア、最後にクリア。
エボシ岩めがけて一直線。
はるか沖に頭半ブレーク。 南無阿弥陀仏でクリア。 
ウネリにひっかけジャイブ。クリューファーストでジャイブ後にボトムへ落下。

インを目指し、フルプレーニング。
後ろを確認しながら一番デカイのを探す。
乗れればラッキー、乗れなくても一番でかいのに巻かれてやろうではないか!

いやー、乗った乗った、巻かれた巻かれた。

一番巻かれたやつでは、ヘルメットが取れそうな勢いだった。
ヘルメットをしていなければ頭が取れていたかも。

今日のパークはほとんどボリショイサーカス。

いやー、楽しかった!
とてもエグいコンディションだったけど、波乗りに集中できた。

これで来週からイヤーナ仕事も屁みたいに思えるだろう。

ウインドはウンコだが、仕事は屁だ。
屁はたいしたことないけど、ウンコは重要だ。

そんなことを爆風の沖で思ったので、それは真実に違いない。

真実はあの爆風コンディションの中にある。

すばらしい、ウエーブコンディションだった。
記憶に残るBIG DAY!