Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

あ々、無情

2006-09-27 18:31:01 | ThinkAbout..


オイラは5年前、北東が吹くと三浦野比に通っていた。
北東でクロスオフのスラロームゲレンデ。
芝生でセッティングできるし水道があってまさにビーチパークといったいい雰囲気だった。
そのころはスラローム仲間がいてよく競争したものだ。
セイルサイズは7.3がメインで、『今日はよく吹いたな』なんて言ってた。

ある日、友達が血相変えてビーチに向かってプレーニングしてきた。
ビーチに着くやいなや、道具を放り出し、トイレに向かってダッシュしていった。

数分後、彼は泣きそうな顔でトイレから出てきた。
ハヤテのように駆け込んで、カメのように出てきた。がに股で帰ってきた。
古くて硬化したセミドライは、焦るほど脱げなくて、ウンコがセミドライとケツの間で爆発したらしい。
爆発といってもスローな感じで、肛門から出たウンコが、
肌と生地の隙間隙間へとどんどん入り込みアメーバの細胞分裂のように増殖していったらしい。


まわりにいた連中は、オイラも含めて、『エンガチョ!』と叫んで、
蜘蛛の子を散らしたように彼から遠のいた。
真冬の三浦で彼は極寒の海でセミドライを脱ぎ、ケツまわりとセミドライを洗った。

そいつは転職や結婚を機にウインドから遠ざかった。
ウエーブの楽しさを知る前だったので仕方ないなと思ったけど、
ウンコ爆発で小学生のイジメにように仲間が逃げていったので、
それが原因だとオイラは思っている。

後に本人から聞いたのだが、決して不快な感じではなかったらしい。
むしろ懐かしい妙な感覚で、赤ちゃんの頃のウンコおむつベロベロ状態と同じだと言っていた。
ウンコをもらすと赤ん坊の頃に回帰できる。喜怒哀楽がない、快か不快だけの世界。
素晴らしい!
オイラが精神科医なら学会の発表はこうだ。
『幼少期の精神癒着に対するウンコ癒着の考察~あるウインドサーファーの臨床報告~』

彼はウンコを出し切ってしばらくした後、それはまるで接着剤をケツまわりに塗られた感じで、
その接着感さえ我慢すれば決して悪いものではないと言い張った。
負け犬の遠吠え。北風は微風なれど、3.7オーバーの便意、スラローマー便器に激沈す!


オイラは野比の帰り道、ちょっとウンチ臭い彼とその彼女と3人で鎌倉のすし屋に行った。
彼氏がウンチもらしても、その彼女は怒らず(むしろあきれた)アフターウインドについてきた。

(その彼女は銀座の化粧品メーカーで香水の調合をしていた。
ジャコウの匂いはウンコの1万倍臭いと言っていた。
彼のウンコ臭は蚊のウンコと同じと言っていた。
オイラは蚊のウンコを知らない。)

そこは鎌倉の文学館そばの『小花寿司』といって、たぶん世界で一番旨いすし屋だ。
スキー時代の後輩の実家で、その後輩はSIAの女性デモンストレーターだった。
オイラは先輩風吹かせて店に行った。
小花寿司は故夏目雅子のお気に入りの店で彼女は生前しょっちゅう来ていたらしい。

『いい女優だった。というよりオーラがさすような人だったね。。。』オイラは生エビの握りを食った。

『いやー、ウニうまいっすね!』ウンチ野郎がオイラの話を聞かず今日もらしたウンコを食った。
いや、ウニを食った。

『ここのご主人は彼女の結婚式の仲人だったんだよ。』オイラはイクラを食った。

『いやー、今日海水でウエット洗ったじゃないすか。
このウニそのとき流れ着いたウンコだったりして!』
ウンチ野郎はまたウニを食った。

当時は車でウインドに行って、帰りに平気で居酒屋に行ったりしたんだ。
三浦の城門では浴びるようにビールを飲んだ。
今なら死刑だ。

寿司を食ったら飲む飲む!
胃の中はイクラとエビとトロやヒラメやハマチがビールと日本酒でグチャグチャになっていた。
『じゃ、またね!家に返ってちゃんとケツ洗えよ!』
オイラは赤いエスティマに乗り込みR134に入った。

胃の中のグチャグチャは腸でしっかりフィルタリングされ、
アルコールをたっぷり含んだ水分がちょろちょろ膀胱へ進んだ。
膀胱にはレベルゲージがある。
車のエンジンにオイルレベルゲージがある。あれと同じだ。
酒を飲むとレベル信号が鈍感になる。
アラーム信号が届いたときは、『凄くオシッコした~いのよベイビー』状態になるのだ。
その状態は稲村を越えたあたりでやってきた。
稲村ジョーン、ジョンジョロリン♪ザッツ稲村くらシッコ!(これは今考えた)

土曜の夜はほんと頭に来るほど渋滞する。
女性は子宮で考えるように、オイラの思考はやがて膀胱へ移動して行った。
でもオイラには強力な助っ人がいた。
携帯トイレ渋滞君だ。

そのときオイラにケチケチ根性が出てしまった。
渋滞君を使うのはもったいない。
『今ここで使っても、江ノ島あたりでまたしたくなったら意味無いし!』

車はやがてプリンス駐車場のハンバーガー屋の前に来た。
オイラはハンバーガー屋にどうやって車で乗り付けるのかわからなかった。
有料駐車場に入るという認識が無かったんだ。
『あれ!ここのハンバーガー屋ってパーキングないじゃん!』
あれよあれよでハンバーガー屋を過ぎてしまった。

そしたらその先にトイレを見つけた。
車を路肩に停めて小走りでトイレに向かった。
そこは有料トイレで管理人のオヤジがシャッターを閉める途中だった。
管理人は最悪なオヤジで時間だからといってオイラを入れてくれなかった。
言い争う余裕などオイラには1ミリもなく、ただただ走って折り返したに過ぎなかった。

車に再び乗り、最後の切り札を出した。渋滞君をビニールのパッケージから出した。
男性用と女性用がある。
入り口に小細工がしてあって女性用にだけアタッチメントがある。
オマタにパコッ!と被せるタイプだ。
手の平で水をすくうような感じにしてください。パコッと!

オイラはまたまた教訓を得た。
『車内でオシッコするときは車を安全なところに停めてから』
携帯電話と同じである。
車内オシッコは安全上好ましくない。罰金5000チンになります。

我慢していたオシッコというのは物凄い勢いである。
渋滞君の説明書には『尿をしたあと尿がゼリー状になるまでシェイクしてください』とあった。
シェイクの必要は無かった。
ションベンの勢いでかってにゼリー粉末がカクハンされた。
そのぜりーはスライムのように袋からあふれ出た。

『うおおおお!!!!!!』
車は緩やかに動いていたが、とっさに急ブレーキをかけた。
オイラは足を閉じた。
宇宙生物のようなスライムの落下を食い止めるためキュッ!とももをくっつけた。
これがやばかった。
渋滞君は無残にもオイラの両足に閉じられたため、
内部の宇宙生物を全部吐き出すことになった。

前回は地獄のサタンに送り返してやろうと思ったけど、今回は無理だった。
ウルトラマンは宇宙生物スライムに負けてしまった。
ウルトラマンはカッコ悪いことにまたしてもパンツを膝まで下ろし、
100メーター以上も前方の車と間があいたため、後ろの車にクラクションを鳴らされた。
カラータイマーは消灯してしまった。

オイラはウンコ野郎のことを思い出した。
ウンコは臭いけど、ケツとウエットを洗えば済む。
オシッコスライムは車のシートを滅ぼした。
ただ不幸中の幸いはゼリーがフルーツ味だったことだ。
(ん?味?飲まねーだろ!)

これは究極の選択に似ていた。
ウンコ味のカレーか、カレー味のウンコか、というのに似ていた。
アントニオ猪木に渾身の1発食らうか、小学生に100発くらうか。

ウインドも寿司も台無しの一日でした。

七里ガ浜、あ々無情

霧雨にむせぶ江ノ島

2006-09-26 09:55:17 | インポート


朝礼で部長の激が飛んだ。
でも部長の胸のポケットからケロケロケロッピーの携帯ストラップがぶら下がっていた。
全然真剣味がない。

人は真剣なとき、抜ける。
Hのときに屁が出そうになったら、どう対処していいかわからない。
お前に!貴女に!ないとは言わせない!
笑ってごまかせるほど、アッケラカンなのはイヤだな。
プゥ~なんてしちゃったら、穴があったら入りたくなるね。
入ってるけど!!


通勤は車なんだけど、退社前にコーヒーをついつい多めに飲んだりすると、
大変な目に合う。
渋滞でコンビニには程遠い。思考能力がドンドン低下する。
頭の中はションベンのことで一杯だ。
頭がションベンでタップンタップン。
目をつむる限り、便器しか浮かんでこない。
もし、その状況で恋人から別れ話、会社から解雇通達、家族が怪我をした。。。
こんなことが耳に入ったらどうなるんだろうと考えた。
たぶん、それでも頭の中8割は便器だ。


オイラは教訓を持っている。
ションベン教訓だ。
こんなことを書いていて、オイラは真剣にションベンをしたくて、
そして失敗しちゃったことを思い出したからだ。

10年以上も前のことだ。
江ノ島でウインドして横浜に帰るとき(オイラは昔ハマッコベイビーだったんだぜ!)、
あまりのションベンしたさに、車内で適当な容器を探した。
だいたいションベンが我慢できないのは渋滞のときだ。
シートベルトのかすかな圧迫でさえやばい。
尿が仮にチンポーコ先っちょまで来たら一巻の終わりだ。

まるでサスペンスホラーのようだ。
しのびよるションベンの魔が一気に主人公に襲いかかる。
主人公が助かる道はひとつ。
追い詰められた袋ションベン小路、ギリギリのところで地獄の入り口ドアを開け、
ションベン魔を地獄に送り返してやることだ。
オイラはまさに主人公で、ファックサインをして『サタンのケツにキスしな、ションベン野郎!』
と吐き捨てる。
コンスタンティンのキアヌ・リーブスならぬ
コンスタンチンチンのキアヌス・リーブ21だ。悩みご無用!

もし一滴出ちゃったら、
堰が崩壊したように最後まで出ちゃうのは火を見るより明らか。(日だっけ?火?灯?)

下半身に力が入らなくなり、ソワソワがイライラになり、
やがて足はカーラジオのロックンロールにあわせリズムを刻み始めた。
ちょっとした現実回避の試みである。無駄なんだけど。

探し当てた容器はコーヒー牛乳500mlパックだった。

渋滞といえども微妙な前進は困る。必要なのは安定。
道路も、オイラの心も、膀胱も、非常に不安定な状態なのだ。
確実に止まったところでオイラは運転席に座ったままパンツを下ろした。
コーヒー牛乳パックのクチを広げてチンチコリンを差し込んだ。
念のためバスタオルを腰の上にかけた。
安堵がたちまち広がった。

オイラの安堵感は車内を充満し、渋滞中の藤沢の駅前を充満し、湘南の海にまで伝わった。

ここで得た教訓とはこうだ。
『ションベンを我慢すると予想外の量が出る』

安堵はたちまち悲鳴に変わった。
パック500mlでは全く容量が足りなかったのだ。

あふれ出るションベンはオイラのももを伝い、シートにみるみる染み込んで行った。
焦りに焦ったオイラは足をピーンと突っ張ったため、パックまで倒してしまった。

霧雨にむせぶ江ノ島。小雨に濡れる藤沢。ションベンまみれのオイラ。

オイラはその数日後、カー用品店で、ションベン袋を買った。
粉末が入っていて、ションベンが入るとゼリー状になるんだ。
買うときに容量が心配だった。
簡単に想像できた。ドロドロのものが。。。うっへー、気色わりい!!!
『そんなに我慢しなければいいかもね!そしたらこの容量でいいね!』
かくして携帯トイレ渋滞君はダッシュボードで出番を待つことになった。

。。。。悲劇は5年前に渋滞の七里ガ浜で起こった。

エビ天丼

2006-09-25 10:46:33 | ThinkAbout..

(オイラのお気に入りは車じゃない。このビーチクルーザーだ。オープンエアーなウインド&サーフトランポ、凄く気持ちがいい。)

先週、駅のホームでの話しだ。
ブサイク男とブス女が話をしていた。
おそらく恋人同士のようだ。
ブサイクとブスというのは顔だけの話じゃない。
着る物や体型や髪型、持ち物とか全てが野暮ったい。

話す内容が聞こえた。

『○○君、絶対浮気しちゃいやよ。許さないから!』
『君こそ、誰かに誘われてもついて行っちゃダメだぞ!』

わお!相互過大評価カップルだ!
逆にうらやましい。いい男いい女の場合はお互いが不安だらけだ。
心配事がないのは幸せなことだ。
彼らたちが幸せなことに気付いて欲しい。

電車の中での話しだ。
サラリーマンがランチのことを話していた。
『今日、天丼食わないか?エビ天が食いたい。』
『いいですねー!食べましょう!でも衣が厚くて身が激細のエビだと嫌ですよね。
見た目は大きいのに、ガブッと食べた瞬間ガッカリしますよね。』
『それさ、見破る方法あるよ。シッポを見るんだ。シッポはウソをつかない。
シッポが大きければ身は太くてプリプリしてる。』
『へー!いいこと聞きました!これで天丼で失敗はないですよね!』

お前らアホか!
シッポの大きさがわかるのは注文した後じゃん!
お前らは注文の前にシッポの大きさを聞くのか????

世の中は実に平和である。と、錯覚している。
オイラは風や波のことを心配し、毎月のローンと、会社への提出資料のことを案ずる。
八丈島の麦焼酎『情け嶋』はなんでこんなに旨いんだろう?と口に入った氷をガリガリかじりながら眠りに入る。

人から見たらふざけたどうでもいい下らないこと。
オイラはそのふざけた、素晴らしい生活を愛している。
しかしその生活もやがて終焉を迎える。オイラだけじゃない。全ての人にだ。
オイラはそれを終焉間際まで楽しむために、一つの手段としてサーフしてる。
それがまた、無理矢理コジツケしてるみたいでアホらしくて、オイラはまたニヤニヤしてしまう。

Before The Deluge

2006-09-24 22:55:09 | surfin'

(今日のチサン、サーファーは身長10センチのサーファー権吉君リモコン仕様)

今朝、日曜、起きたら風が吹いてない。
波は? 波はある。
三浦ウエーブはキャンセル。レッツゴーサーフだ。

波はあると言えども昨日と比べるとサイズダウンしている。
裏パークは波なし。リストラはインサイドのショアブレーク。激混み。

先週の教訓の通り、チサンへ向かった。
途中、なみへいとザワオと合流。

チサンはセットで頭オーバー。頭半あったかな?
なかなか乗れる波がない。ダンパーでショート向きの波。

こういう波のとき、一番やってはいけないのが躊躇することだ。
行くか行かないか、はっきりさせる。
一瞬の躊躇で地獄の底へマッ逆さま!
気持ちが前に行ってないのが一番危険なんだ。
オイラはそういう判断を求められるとき、サーフィンは遊びを越えているような気がする。
命を賭ける遊びなんかないのだ。
だからサーフィンには真剣に向き合ったほうがいい。

頭半のセットが沖からやってきて、ピークがなみへいに向かってやってきた。
奴はノーズをクルリとビーチに向け、パドルを開始した。
確か横1列5,6人いたと思う。
奴のパドリングには『オイラがゼッテー乗ってやる!』と意思表示があった。
ショートも含め何人もパドルする中、その波を制したのは奴だった。
オイラはインサイドからゲッティング途中だったけど、
頭半の波をすべるロングボードのレイルからは金属音が聞こえた。
奴は金属音を出して急斜面を一気に滑り落ちた。
しかしその後、左右の波の壁は大ブレークし、逃げ場を失った奴をスープの塊が襲った。
板は空中に舞い上がり、しばらく奴は海中でモミクチャにされ、なかなか海面に上がってこなかった。
やっと海面に出たけど、まだセットは終わっていなかった。
何回もローリングし、何度もビーチへ押し戻されても、それでも必死にパドルしてアウトへ帰ってきた。
アウトにつくと何食わぬ顔をして次のセットを待つ。

オイラはこの一連の出来事を見ていた。
大したことないけど、大したことある。
大したことだけど、大したことない。
そういうサーフィンこそがサーフィンであって、これは奴には当たり前のことであって、
それは波に乗るためのほんのちょっとしたプロセスに過ぎない。

オイラはその光景を見て感慨深くなった。
サーフィンの楽しみは波に乗るだけじゃなく、そういう過酷な状況に耐えられる自分を発見することでもあるんだなと思ったんだ。

技術はともかく、奴は強風のウエーブコンディションでも弱音を吐かなくなった。
彼女は一般のサーファーよりもちょっぴり優越感に浸れることがあるという。
それは、沖で大きくウネリ、サイドショアにさらされて割れる波を知っていることだという。

進んで危険な状況に行く必要があるか否かを判断するのは本人の価値感。
それは自分をプッシュする場がたまたまサーフなだけで、
ある人は仕事だったり、ある人はサッカーだったり。
そう、仕事やスポーツ以外自分をプッシュするものはあるのかな?
(プッシュというのは行きたくないところに敢えて行くことだ。行けば強くなれると確証していることだ。)

たぶんサーフィンなら頭半(ショートならダブル以上)、ウエーブなら4.7㎡以下、そこからプッシュが始まる、と思うけど。
新しい世界はその先にあるんだよね。

とにかく昨日今日で激疲れ。。
八丈島から取り寄せてもらったナサケジマという焼酎を飲んでる。
目をつむると、身体が波の中にいるみたい。ユラユーラ。
ジャクソンブラウン聞くと心に染みるよ!!

Off Shore Grand Swell

2006-09-23 16:49:43 | surfin'

(年老いたケリー・スベッター  榎本さん、写真買います!)


早朝、プラムと彼の甥っ子とサザンビーチでサーフィン。
セット頭の超殺人ダンパー。
立った瞬間、ボトムにまっ逆さま。
横に走った瞬間、分厚いリップに大巻かれ。
最悪、恐怖のサザンビーチ。
こないだのアゴの怪我がよみがえる。

今日みたいな日、またダンパートラウマが脳にインプットされてしまう。
このまま帰ってしまっては恐怖が払拭されない。
オイラはそれを案じ、場所を変えることにした。
そこでは絶対のってやると!

裏パークに場所を移した。
セットはサザンよりデカイ。
大きいので頭半はある。
沖から、まるで炎のようにウネリがメラメラと音を立ててやってくる。
全体的にダンパーなんだけど、波を選べばダンパーにならず走り抜けられる。
肩くらいのを選んで乗るように心がけた。

とにかく風が強い。
波を待っているとき、やり過ごした波のリップがオフショアにあおられて、
その飛沫が豪雨のように降ってくる。
セット間は長いけど、やってくるセットは紛れもないグランドスウェル。

オイラはウインドサーファーだ。5.0㎡くらいの風なんかへっちゃらだ!

ウソウソ!

ボーッとしてるとアウトへ見る見るうちに流される。

ワイプアウトもたくさんした。
リーシュコードってこんなに伸びるの???というくらいモミクチャにされた。

テイクオフしてもボトムから吹き上げてくる風でなかなか板が下に落ちていかない。
オイラも板も軽量級だし、身体を小さくして風圧を減らさなくちゃいけないんだ。

心が震えるような波にも乗れた。

今、夕方にこの記事を書いているけど、全身が溶けるような疲労に包まれている。
かなり心地いい疲労だ。

波はますますサイズアップする。
明日の午前中はまず無理だろう。ショートエキスパートオンリーか、クローズだろう。
北東でウエーブセイリングか、午後狙いのサーフィンだろうね。

ウエーブもサーフィンも本当に楽しい。
フラットのウインドサーフィンはその目的ってなんだっけ?って思うくらい波は楽しい。
で、本当にフラットウインドの目的ってなんだっけ?