セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

内祝いについて

2014-05-13 | セカンドライフ
     午前中から雨が降り続いたので、アミーズ畑は眺めるだけ。
  私の年齢位の女性達が集まると、話題は息子夫婦の事。4人の姑達は息子さんの嫁に満足していない。息子が結婚しない親が集まると、誰でも良いから結婚して欲しい、なんて健気げな事を言っているグループも有るのに上手く行かない物である。

お嫁さんの悪口ではないのだけど、息子さんの事を気が利かないと言いながら、暗に言って居る。私はお嫁さんは居ないので会話の中には入らないけれど、分かる気がする。
それはね「子供が(孫)小学校に入学するので、ランドセルを買って上げたのに、内祝い(ウチイワイ)もしないのよ。近くに住んでいるのに、子供を連れても来ないし、メールで写真さえも見せて呉れないの。情けなく無い?」「最近の人達は礼儀が無い、遊びでは写メール等しょっ中やっているのに、祝ってやっても張り合いが無いのよね」口を揃えて悲しいと言っている。本当は奥様が一寸気を利かせて呉れたら呉れたらいいのに・・・と言いたい所なのだ。

でも酷過ぎるよね。親は孫に買ってやって当り前、でも入学式が終わっても見せにも来ない。お婆ちゃんとしては悲しい事だと思う。

私は、初めての時、良く分からないので、かのババちゃんに教えて頂いた。他にも何でも教えてくれる人達が居たのに、既に亡くなってしまった。
お祝い事はね、必ず祝って下さった方に熨斗紙ノシガミニに内祝いと本人の名前書いてお祝い返しをするのよ。昔は半返しすれば間違いは無かったけど、現金で頂いたのは良いけれど品物だと難しいから大体でいいのよ。もし半返しが無理なら1/3返しでも良いから、必ず早めにするのよ。じゃないと『あそこの嫁は何思っているの』って奥さん(私)の方が悪口言われちゃうからね。そして必ず赤飯を炊いて一緒に配るのよ」と私が周りから陰口を言われない様に周りの先輩達は教えてくれた。 
何でも直ぐに実行が大切。人に言われる前に気が付かないと駄目
。若い私は親切な先輩のお陰で前日から、赤飯作りをしたり忙しかったけれど、迷う事が無かった。田舎から出て来たわけの分からない娘だったからね。

今はなんでしょう。お祝いだけには手を出して、有難うと言う気持ちが無いと言う。お嫁さんの親御さんだっていらっしゃるでしょうにね。
内祝と言う言葉も知らない若者もいる。実際他の事で、私もお祝いした事が有ったけれど内祝いは無かった。
今時は、教えないのかしら?娘に聞いたら「親だから返さなくていいって言われるらしい」と言う。親も他人も喜んで呉れる気持ちは皆同じなのに。「親も他人もきちっとするのが礼儀だから」って教えて上げないとネ、それも一つの教育だと思うの。私は娘がいい加減だと気に入らないので、小言を言うけれど息子なら、息子に貴方がちゃんとしなさいと言うかもしれない。だからか今だに嫁は来ない。特に親は誰よりも一生成長を喜んでくれる人なんだから。
時代が違うからと楽な事に走らないで、最小限気持ちを表しましょうね。お若い皆さんもね
       
              ナガミヒナゲシ