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朝日杯フューチュリティーステークス回顧

2007-12-27 00:45:08 | 競馬回顧
続いて2歳牡馬GⅠ、朝日杯フューチュリティーステークス。

<ラップタイム>
勝ち時計 1:33.5
ハロンタイム 12.3-11.1-11.3-11.6-12.0-11.9-11.3-12.0
上り 4F 47.2-3F 35.2


何がハナを主張するのか注目が集まったが、最内枠を利してゴスホークケンがすんなりハナへ。
その直後にギンゲイ、キャプテントゥーレ、フォーチュンワード、エーシンフォワードと先行集団を形成。
半マイル通過が46秒3と、若干スローに流れる。
4角で2番手集団が先頭のゴスホークケンに迫り直線へ。
しかし直線に入ると、ゴスホークケンがもう一伸び。
3番手で構えていたキャプテントゥーレ、ゴスホークケンの直後にいたレッツゴーキリシマが追撃するが、前との差が詰まらない。
そのままゴスホークケンが逃げ切って優勝。
2着は内を救って伸びたレッツゴーキリシマ、3着にはキャプテントゥーレ。
1番人気に支持されたスズジュピターは勝負どころで置かれて5着、2番人気に支持されたアポロドルチェは外から追い上げたが、伸びを欠いて11着に敗北。

勝ったゴスホークケン。
好スタートからすんなりハナへ立つ。
道中ギンゲイに並ばれたが、すぐに引き離してほぼ単騎での逃げ。
4角で後続を引き付けて、直線坂下から再び加速。
メンバー中最速の上がり35秒2で行かれると、後続はどうしようもなかった。完璧な逃げ切り勝ちであった。
新馬を勝って、2戦目の東京スポーツ杯2歳ステークスでは1番人気に支持されたが4着と敗北。
本賞金400万で8分の1の抽選を掻い潜り出走。
太め残りやった前走でもコンマ5秒しか負けていないことを考えれば、距離が長くなっても持つだろう。

2着のレッツゴーキリシマ。
この馬も内枠を活かして、早めに先団に取り付く。
ゴスホークケンの真後ろ、4番手の内を進む。
直線も内から伸び、キャプテントゥーレとの2着争いを制した。
京都で500万を勝ち、京王杯2歳ステークスでは、前崩れの展開の中唯一3着と粘った。
その辺を評価しないといけなかったな、と思う。
朝日杯の走りの感じでは2000くらいまでは守備範囲のような感じはする。

3着はキャプテントゥーレ。
この馬もスタートから積極的なレースを展開。
ギンゲイの直後、3番手の真ん中でレースを進める。
直線外に持ち出して、追い出しを図ったが、前を行くゴスホークケンとは離されてしまった。
さらに残り100で脚が止まったのか、内からレッツゴーキリシマに交わされて、2着も確保出来なかった。
この馬は9月の野路菊ステークスで見たことがあるのだが、あの時は馬が幼いのか、馬体も大したことなかった、という印象。
それが10月のデイリー杯2歳ステークスで圧勝し、朝日杯でも3着ということで、馬が変わってきたのだろう。
どうやら弥生賞→皐月賞というローテーションを組むようだ。
確認という意味で、もう一度現場でこの馬を見る必要がありそうだ。

4着はドリームシグナル。
スタートしてから少しダッシュがつかなかった。
中団より少し前、5~6番手の内でレースを進める。
直線キャプテントゥーレの外へ持ち出して追い出しを図ったが、思ったより伸び切れなかった。
どうやら鞍上のルメールはもう少し前で競馬をしたかったようなので、スタートでのロスは大きかった。
この後はシンザン記念へ向かう。
デビュー戦の1800mで3着と走っていることから、距離が伸びても問題無いと思うが、確実に勝ちに行って、賞金を稼いでおくためにも、シンザン記念は負けられない。

5着のスズジュピターは、内を狙おうとしたためか、位置取りが後ろになってしまった。
さらに勝負どころで手応えが怪しくなり、直線で盛り返したが、前とは離されてしまった。
距離は1800mの東京スポーツ杯2歳ステークスで、最後脚が上がったような感じを受けたので、マイルくらいまでがベストか。

6着のフォーチュンワードは、積極的なレースを展開したが、こちらも伸び切れず。
この内容なら、単純比較は出来ないが、1週前の阪神ジュヴェナイルフィリーズに回ったらどうだっただろうか。
牝馬同士では上位で戦えると思うので注目したい。

2番人気に支持されたアポロドルチェは11着と惨敗。
スタートで後手。好スタートを切ったゴスホークケンと比べれば、この時点で3馬身以上の差。
さらにこの枠ということで、終始外を周らされたというのも大きな敗因だろう。
ただ、位置取りだけの問題じゃないように思う。デキが京王杯からあまり上がらなかったことも挙げられそうだ。
マイルでまだ結果を残せていないことから、距離が伸びてどうなんだろうか。半信半疑。

ゴスホークケンがすんなり逃げてそのまま逃げ切った、今年の朝日杯フューチュリティーステークス。
昨年の同レースよりはレベルは高いように思うのだが、昨年同様、阪神ジュヴェナイルフィリーズとこのレースを見比べてみれば、前者の方が良いレースやったように思うし、今年も牝馬の方が粒は揃っているように思う。
ただ、今年は夏の馬インフルエンザの影響で、全体的に素質馬のデビューが遅れているように思う。
4月の皐月賞に間に合えば、12月の阪神・中山開催や、年明けデビューの馬でもチャンスがある。
これからの新馬戦にも注目して見ていきたいと思う。

有馬記念と、22日に行われたラジオNIKKEI杯2歳ステークスの回顧は、年内に書ければと思います。

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