INAちゃんのボヤキ★

ビッグマンのボヤキ&日記…って最近競馬予想blogになっとりますがw

箱根駅伝復路、8区で逆転した東洋大がそのまま逃げ切り初の総合優勝

2009-01-03 17:43:00 | その他スポーツ
昨日は5区でスーパールーキー柏原の4分58秒差大逆転で東洋大が初の往路優勝を達成した第85回箱根駅伝。
今日は箱根・芦ノ湖から東京・大手町までの5区間、109.9キロで復路が行われた。

6区。
午前8時に往路優勝の東洋大6区・富永がスタート。
22秒差で2位の早稲田大6区・加藤もスタートし、前を追う。
昨年の同じ6区で区間賞を獲っている加藤は順調にスピードを上げると、3キロ過ぎに前を行く富永に並ぶ。
5キロ過ぎの芦之湯チェックポイントでは11秒差まで加藤が広げた。

しかし7キロ過ぎに富永が巻き返すと、8キロ過ぎに再び先頭を奪い返す。
9キロ過ぎに再び早稲田がトップに立ち、11キロ過ぎに東洋が三度トップになるなど、目まぐるしく順位が入れ替わる。
17キロ過ぎの函嶺洞門チェックポイントで、先頭・東洋と2位・早稲田の差は7秒差まで広がった。

しかし、わき腹を抑えて苦しい表情を見せていた加藤が何と再び先頭に並ぶ。
18キロ過ぎに5度目の首位交代。
2位東洋に18秒の差をつけて小田原中継所へ。

6区の区間賞は、往路9位から3つ順位を上げた、大東大の佐藤匠が獲った。


7区。
早稲田は予想通り、エントリー変更で1年生の八木が走る。
序盤は軽快に飛ばして、2位・東洋の7区を走る飛坂との差を一時は1分近くまで広げた。
しかし、序盤突っ込んだ影響か、八木のペースが落ち始める。
この区間で区間賞を獲った飛坂の快走も重なって、1分近くあった東洋との差が徐々に詰まり、8区の平塚中継所では12秒差まで詰まった。
一方、熾烈なシード権争いは、明治大が安田の好走で6位に浮上。さらに関東学連選抜・松陰大の梶原が2人抜いて9位に浮上した。


8区。
12秒あった早稲田と東洋の差は6キロ過ぎで5秒差に。
そして8キロ過ぎ、東洋の千葉が早稲田の中島を捕らえて先頭に立つ。
そこから約8キロ2校の並走が続いたが、遊行寺の坂を越えた辺りから差が広がり始める。
逆に東洋が45秒の差をつけて9区へタスキリレー。
一方のシード権争いは大東大・東農大・中央大が順位を上げ、6位大東大から13位の関東がくれん選抜まで2分以内とさらに熾烈に。
復路繰上げスタートながら、7区まで快調なペースで飛ばしていた城西大は8区の石田が低血糖状態に陥り、無念の途中棄権となった。


9区。
追い掛ける早稲田の9区・朝日がかなり突っ込んだペースで飛ばす。
一方、東洋の9区・大津は抑えたペースで行ったため、権太坂のポイントでは9秒までその差を詰めた。
しかし、権太坂の下りから大津がペースを上げると、また差が広がり始める。
横浜駅前で30秒、生麦のポイントで1分8秒差まで広がり、最後、鶴見中継所では1分25秒まで広がった。
一方のシード権争いは、8区で12位まで順位を下げた、山梨学院の中川が区間賞の快走で圏内の9位まで浮上。
10位の日大と11位国士舘大との差は1分17秒。


そしてアンカー10区。
先頭を走る東洋・高見は抑えたペースで入る。
早稲田の三戸が徐々に追い掛け、蒲田の踏切ポイントでは1分7秒まで詰まった。
そして20キロ過ぎでその差は1分を切ったが、反撃はここまで。
東洋大がそのまま逃げ切って、67回目の出場にして初の総合優勝を達成した。
2位は早稲田大、3位は7区で逆転した日体大が入った。
10位中央大までの9校(関東学連選抜は除く)が、来年のシード権を獲得した。
4位に浮上した大東大は6年ぶり、8位で終えた明治大は実に43年ぶりのシード権となった。
一方、昨年の覇者駒澤大は一度も首位争いに絡むことなく、13位に終わり、13年ぶりのシード落ちとなった。


前日の往路同様、目まぐるしく首位が入れ替わる展開となったが、最後は東洋大が引き離しての初優勝となった。
平均的に実力を持つ選手が並び、その選手がそれぞれ実力を発揮したのが、勝った一番の要因だろう。
昨年秋、部員の不祥事で出場すら危ぶまれたが、出場が認められたことも選手にとっては良い発奮材料になったのかも知れない。
まぁ復路も制して完全優勝。強さが目立った。
往路には4・5区に1年生、復路には4人の2年生。来年もこの強さは維持出来そうだ。

2位に終わった早稲田大。
渡辺駅伝監督の計算では、6区の加藤で逆転して引き離し、7区の八木でリードを広げるという考えだったのだろう。
という意味で前半勝負という意図は感じたが、如何せんその2人が思ったより調子が良くなかったのが痛かった。
加藤はよく粘って逆転したが、八木は計算外だったかも知れない。
しかしよく最後まで諦めずに追い掛けた。その姿勢は見ている視聴者に感動を与えたのは間違いない。
スーパーエースの竹澤は引退するが、1・4区で区間賞を獲った矢澤・三田は1年生、今回は力を発揮出来なかったが、山下りのスペシャリストとして加藤も来年は残る。
来年はまた強い早稲田が見られそうだ。

伝統校の大東大は得意の山で実力を発揮。
山下りの6区で佐藤が区間賞。チームを押し上げると、アンカー木村の走りで4位まで上がった。

逆に不本意だったのは13位に終わった駒澤大。
2区の宇賀地は意地の快走で8位まで上げたが、1桁でいたのは2区だけ。
3区の渡邊がブレーキで17位まで順位を下げると、往路は15位。
エントリー変更で温存していたエースクラスの池田、8区で区間賞を獲った高林は実力を発揮したが、シード争いにも絡めなかった。
来年は予選会からやり直しになるが、伊勢路を制した実力校。復権を期待したい。

史上最多23校が参加した今年は、昨年以上に盛り上がったのではないだろうか。
殆ど繰り上げスタートが無かったことを考えれば、各校の実力が接近しているのだろう。
来年は20校に戻るが、盛り上がるレース展開を期待したい。
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箱根駅伝往路、逆転に次ぐ逆転で東洋大が初制覇&明日の復路展望

2009-01-02 16:04:08 | その他スポーツ
新年明けましておめでとうございます。
2009年も変わらず当ブログをご愛顧願います。

さて。
正月のスポーツと言えばやはり。
今日から2日間に渡って行われる第85回箱根駅伝。
今日は東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの108キロで往路が行われた。

1区。
序盤はかなりのスローペースで流れ、14キロ過ぎまで23校全部が集団で走る展開。
15キロの給水ポイントで帝京大の1区・西村が仕掛け、それを神奈川大の染谷が追い掛ける。
日大と青学大は徐々に集団から遅れ始める。

19キロ過ぎ、早稲田大の1年生・矢澤が先頭に踊り出る。
徐々に2位集団との差を広げ、早稲田がトップで2区へタスキリレー。


2区。
山梨学院大のスーパーエース・モグスがすぐに先頭の早稲田を捕えると、徐々に差を広げる。
2位集団は早稲田と明治が競っていたところに、中央学院大の2区・木原が追い付いて2位に浮上。

1区22位と出遅れた日大はこちらもスーパーエース・ダニエルが追い上げを開始。
18キロ過ぎについに2位を走っていた東農大・中央学院大を捕らえて20人抜きを達成。

モグスは後続を引き離し、自身の区間記録を19秒更新する、1時間6分4秒で3区へ。
2分40秒差の2位に日大。日大のダニエルも20人抜きとごぼう抜きの新記録を達成。


3区。
早稲田のスーパーエース・竹澤が3キロ過ぎで2位に浮上。
そのさらに2分後ろを行く東海大のスーパーエース・佐藤悠基も1キロ過ぎで2人を交わして追い上げを開始。
佐藤には前人未到、4年連続の区間新記録が掛かる。

竹澤は区間記録を上回るペースで快走。
山梨学院の3区・宮城のペースが上がらない間に、戸塚中継所で3分26秒あった差は、湘南大橋で45秒まで詰まる。
結局山梨学院がトップを守ったが、2位早稲田との差が16秒まで詰まった。
東海大の佐藤は一時3位まで浮上したが、最後は2人に抜き返されて5位でタスキリレー。
竹澤が区間新記録を更新。佐藤は自身が持つ区間記録の更新もならなかった。


4区。
1キロ過ぎに早稲田の4区・三田が山梨学院を捕らえる。
9キロ過ぎまで並走が続いていたが、三田が徐々に差を広げ始める。

三田は区間新記録を更新する55分4秒の快走で、2位山梨学院との差を48秒まで広げる。


山登りの最終5区。
先頭を走る早稲田を2位の山梨学院が追い掛ける。
48秒あった差は箱根湯本で39秒、大平台で21秒、小涌園前で15秒差と迫る。

そして11キロ過ぎ、ついに山梨学院がトップの早稲田を捕らえたが、山梨学院の高瀬にアクシデント。
わき腹を抑える仕草を見せ、一気にペースダウン。その間に早稲田の三輪が差を広げる。

しかし、早稲田・三輪のペースは序盤同様上がらない。
その間に区間記録を上回るペースで来た東洋大の柏原が一気に迫る。
ついに19キロ過ぎ、柏原が三輪を捕らえてトップに立つと、そのまま差を広げて初の往路優勝。
2位に早稲田、3位に日体大が入った。
昨年優勝の駒澤大は序盤の出遅れが響き、15位でフィニッシュした。


序盤から順位が入れ替わる激戦であったが、その象徴が最後の東洋大の大逆転優勝やったのかも知れない。
小田原中継所では4分58秒あった差を、柏原1人で逆転してしまった。
山の神・今井(元順大)の区間記録を大幅に更新する、1時間17分18秒の快走劇であった。
各校のエース選手がしっかり結果を出した、そのように思う。

さて、明日の復路。

首位東洋大との差は…

2位 早稲田大 22秒
3位 日体大 1分43秒
4位 中央学院大 2分21秒

東洋大は1万メートル29分台の選手が並ぶ。
9区に28分51秒の市川がエントリーしている。
前半区間でなるべく差を広げておきたいところ。

早稲田は昨年の同じ6区で区間賞を獲った加藤が今年も6区にエントリー。
山下りでなるべく差を詰める、もしくは逆転しておきたい。
さらに3人いる1年生の最後のカード、西脇工業出身の八木が補欠に回っている。
多分、エントリー変更で入ってくるだろう。6区次第になりそうだ。

日体大は29分台前半の選手がこちらも補欠に回っている。
こちらもおそらくエントリー変更で入ってくるだろう。
徐々に差を詰めて行ければ面白い。

中央学院は29分台の選手が区間エントリーと補欠合わせて3人のみ。
こちらは少し苦しい戦いになるかも?

ということで、

◎早稲田大
○東洋大
▲日体大


一方のシード権争いは、5位・山梨学院から18位・順大まで3分以内の差。
15位で終わった前回覇者・駒澤大は完全にシード権狙いになるだろう。
深津・池田と良いランナーを2人残している。逆転シード権獲得は十分ある。

明日の復路は、優勝争い及びシード権を巡る争い、どちらにも注目したい。
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高橋が銀メダル&カーリング最終戦&デデューの演技に…

2007-03-22 23:44:30 | その他スポーツ
今日はスポーツ目白押しでしたなぁ…。

まずはフィギィアスケート世界選手権
日本の高橋大輔がショートプログラムの3位から一つ順位を上げて2位。銀メダルは世界選手権史上もちろん、日本人最高位だそうだ。
フリーの演技を見たけど、優勝したジュベールよりも良かったと思う。
確かに4回転ジャンプで手を突いてしまったり、3回転ー2回転ー2回転のコンビネーションジャンプの最後が1回転になったりしていたが、表現力は間違いなく上を行っていた。
フリーだけなら全体トップの成績も頷ける。
トリノ五輪ではプレッシャーに押し潰されて転倒、というシーンがあったが、今回はそんなプレッシャーを楽しんでいるように見えた。
とにかくおめでとう。

その裏ではカーリング世界選手権の予選リーグ最終戦をやっていた。
既に予選敗退が決まっているチーム青森だったが、強豪アメリカに対して互角以上の戦い。
スキップの目黒さんが今日は素晴らしかった。結局7-1で勝った。
でもやっぱり本橋マリリンやね。ホンマ真剣にストーンを投げている時の表情は良い。可愛いです。
NHKも確信犯の如く(?)各エンドのスタートが、サードのマリリンからやねんよなぁ…。
今回はNHKに感謝です(笑)

そして、上手くダブらないように9時過ぎから演技を流した、世界水泳のシンクロナイズドスイミング
今日はソロのフリールーティン決勝が行われた。
前回優勝で一旦第一線を退いていたフランスのヴィルジニー・デデューが年末に復帰を表明。
決勝の演技。マリアカラスをテーマにした演技であったが、見ていてホンマに鳥肌が立った。
演技どうのこうのは全くもって分からんが、他の選手と違うのは、一つ一つの演技が丁寧。
復帰を表明してから4ヶ月でまたトップの演技力に戻すのは、並大抵の努力じゃ出来ないだろう。
これで本当に(?)引退。素晴らしい演技をありがとうございました。

あ、松岡修造稲垣吾郎には突っ込みどころがタンマリあるので、世界水泳が終わってから大いに突っ込もうと思います。

ついでに(笑)
我が阪神が何とオープン戦8連勝だそうで…。
主力が出てくればやはり結果は出るな。
セリーグ順位予想を挙げる予定でしたが、あまりにスポーツが目白押しやったので、明日にします。
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アスリートから学ぶ「ゾーン」

2007-03-08 23:27:47 | その他スポーツ
遅くなってしまいましたが、先日読み終えた朝日新聞編集委員・西村欣也さんが書かれた本
「神の領域を覗いたアスリート」について、私なりの感想等々書きたいと思います。
この本で紹介されているアスリートは、

長嶋茂雄
王貞治
亀田興毅
清水宏保
千葉すず
橋本聖子
笠谷幸生
ダン・ジャンセン
「頂点の果てに」というタイトルで、円谷幸吉、ボブ・ヘイズ、マーク・スピッツ、スピロス・ルイス

最後に「日本シリーズ激闘史」と、「ゾーンを語ろう」というタイトルで、元スピードスケート選手の黒岩彰氏と、京大アメリカンフットボール部監督の水野弥一氏と、西村さんと3人で語り合うという内容。

亀田の記事は一度当ブログで紹介したので省略。
この中で一番印象に残ったのはやはり千葉すず。

惨敗した96年のアトランタ五輪後、一度は引退を表明していた。
しかし、シドニー五輪を翌年に控えた99年8月の日本選手権で、100m自由形・200m自由形共に日本新記録をマークし、優勝をさらった。

なぜ戦いの修羅場に戻ってきたのか?と西村さんの質問に対し、
「ある日、インストラクターの男の子に『君は才能があるんだから、もったいない』みたいなことを言われたんやけど、まあ、それが復帰のきっかけ。
アメリカ人の言い方ってあるでしょ。
同じことを日本人に言われてもやる気が起きたかどうか。
いつでもやめられるって、自分で逃げ道作ってね。
2年間のブランクがあったんやから、できるわけない。できるわけないから始めたというのが、ホンマですよ」

2000年4月に行われた水泳日本選手権。
200m自由形で、五輪A標準記録(2分1秒02)を切る2分0秒54の記録で優勝した。
A標準記録を突破した選手は1カ国・地域から2人までエントリーできることなどから、千葉の代表入りは確実と見られていた。
が、4月24日に発表されたシドニー五輪代表選手のメンバーの中に千葉すずの名前がない。
大会期間中、千葉は風邪で体調を崩していた。
「この大会が目標ではない。9月に結果を出したい」
この大会が目標ではない、という言葉が選考委員会の心証を害していたようだ。
日本水泳連盟がチームの輪が乱れる、という理由だけで意図的に千葉を外したのは間違いないだろう。

千葉は選考基準が明確でない、としてスポーツ仲裁裁判所に、日本人選手として初めて提訴を行った。
裁決は、
「五輪出場を主張した千葉選手の訴えは却下。しかし、日本水連が事前に選考基準を告知していれば今回の提訴は避けられたはずで、日本水連に千葉選手へ提訴費用の一部として1万スイスフラン(日本円で約65万円)の保証金を支払うよう指示する」というものであった。

今でこそ、A標準記録という言葉をどの競技でも耳にする機会は多いと思うが、千葉すずの熱意がもたらしたものは、
今の日本スポーツ界に大きな影響を与えたと読んでいて感じた。

こうやって色んなアスリートの「ゾーン」体験談を見てみると非常に面白い。

王監督は皆さんご存知の通り、
一本足打法にスタイルを変えてから15年連続本塁打王、さらには未だに世界記録として残っている868本の本塁打を放っているが、
「ホームランを打った際、ベースランニングをしている時に時間が止まる。その快感」だそうだ。

清水宏保の場合は、レース前に何度も行うレースのイメージトレーニングによって見える、「光の道」だそうだ。
カナダ・カルガリーの世界種目別選手権で34秒82(当時)の世界新記録をマークした時も、最終コーナーの出口で2センチ膨らんだそうだ。

橋本聖子の場合は、こちらもレース前のイメージトレーニングの賜物であろう、
数日後に行われるレースで起きる出来事を「デジャヴのように夢で見る事」だそうだ。

上で紹介した千葉すずの場合は、レース中「目をつぶっていた」らしい。
「目を開けながら泳いでいると、遅く進んでいる気がする。目をつぶったほうが感覚が研ぎ澄まされる」んだって。

そう考えてみると、やはり各スポーツ界のトップに君臨する人間は、練習を人一倍、いや、三倍やった成果が試合に出ている人たちなんだろう。

私は中学・高校と6年間バスケ部にいたが、残念ながら練習が嫌いやったこともあり、
そんな領域に行ったことはある訳もない(笑)
でも、打ったシュートが外れる気がしなかった時、これって「ゾーン」??
ホンマに1年に2回か3回かくらいやってんけど、そういう時はあったなぁ…。
バスケのプロにもなってないから、「ゾーンもどき」ということにしておこう。

非常に読みやすいので、ぜひ一度読んでみてください。
また西村さんのコラムで、興味深い内容のものがあればここで書こうと思います。
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~28日の話題から~ 大阪国際女子マラソンの感想&マスコミの報道に一言

2007-01-28 17:16:35 | その他スポーツ
今日は12時から注目して見ていましたよ。大阪国際女子マラソン。

大阪国際女子Mは原が優勝/マラソン

今夏、大阪で開かれる世界陸上の代表選考会を兼ねて行われたこの大会。
本番と同じコースのため、高速決着が予想されたが、予想通りスタートから渋井陽子・原裕美子の2人が飛び出した。
5キロは16分52秒。第2集団にこの時点で50メートル以上の差を広げた。

さらに2人は後続を引き離しに掛かる。
20キロ過ぎに折り返し地点があるのだが、そこでは1分34秒差と大きく広がった。

2人のデットヒートになるか?いや、そうは思わなかった。
原は渋井の作ったハイペースにリズム良くついて行っていたと感じた。
対する渋井。
ハイペースにならないと走れないのは分かっていたのだろう、ペースメーカーを交わして自分でペースを作るようにした。
が、最初から仕切りに鼻を啜る仕草。ひょっとしたら体調に??

その予感が的中(?)したのか、大阪城の外周道路を過ぎた29キロ過ぎに原が仕掛けると、渋井はついて行けない。
気が付けば200m以上の差に広がってしまった。
さらに渋井にアクシデント。
右足が痙攣して、一旦止まってしまった。

原は30キロ~35キロを17分17秒と掛かってしまったが、これは向かい風が強かったとレース後語っていたので致し方ないか。
後ろから第2集団にいた小、初マラソンの加納が追いかけたが、前半の貯金がモノをいって、原が逃げ切った。
優勝タイムは2時間23分47秒。
2位の小、3位の加納も2時間24分台でゴール。
選考基準である、2時間26分以内を3人がクリアするという、
高速決着の大阪国際に相応しい結果となった。
渋井は故障の影響で最後は歩くような走りとなり、10位に終わった。

原は2005年の名古屋国際で初マラソン初優勝を飾り、その年ヘルシンキで行われた世界陸上のマラソン代表に選ばれた。
その世界陸上では優勝したラドクリフに15キロまで果敢について行って、引き離されたが日本人最高位の6位に入った。
しかしその後、疲労骨折など故障が相次ぎ、昨年は満足にトレーニングが出来なかったそうだ。
今回で持っている実力が素晴らしいモノであるというのは証明した。
9月の世界陸上まで、アクシデントなく行って、世界陸上では頑張ってもらいたい。

2位の小、3位の加納は自分のペースを守って走った結果だろう。
特に3位の加納は初マラソンとはとても思えない程、落ち着いたレース展開であったと思う。
ひょっとしたら2人とも世界陸上の代表に選ばれるかも知れないな。

最後に10位に終わった渋井。
2004年のこの大会でスローペースに泣いたこともあり、今回は自分からペースを作る積極的なレースを展開。
引っ張ったが、原にスパートされるとついて行けなかった。
途中の痙攣もあったが、体調が実は万全ではなかったのかも知れない。
それにしても初マラソン世界最高記録のインパクトが強過ぎるのだろう、マスコミもここぞとばかりに取材するが、もう止めた方がええんとちゃうの??
そりゃ素質が素晴らしいというのは分かる。
どの世界でもそうだが、素質だけで乗り切れるほど甘いもんじゃない。
その辺が昨年11月の東京国際女子マラソンで優勝した、同じ三井住友海上の土佐礼子との違いなのではないだろうか。

渋井の映し方にもリンクするが、
最近のマスコミ報道は甚だ疑問に感じる。
早稲田大に進学した斉藤君の話題を、最近毎日のようにスポーツニュースで見る。
チーム練習初日なんて、報道陣が110人も集結したそうで、パスがないと入れない、入場規制をしていた。
普段一般に無料で開放していて、見に来るという周辺の住民の方が呆れていたインタビューを見たのを記憶している。
そもそも、
一人の選手のキャッチボール・ランニングを映して何が面白いんや??
あんな報道の仕方したら斉藤君本人のためにもならんし、早稲田大の他の野球部員に対しても迷惑になるだけ。

野球ファンなら覚えているだろう、
斉藤君と同じように夏の甲子園で活躍し、早稲田大学に進学した大越基という選手を。
89年の夏の甲子園、仙台育英高校のエースとして決勝まで勝ち進んだ。
決勝では吉岡(現楽天)率いる帝京高校に敗れ、準優勝に終わったが、将来が期待された。
しかし、過熱した報道の影響か、進学した早稲田大学で酷い仕打ちを受け、結局退学。
その後アメリカ1Aを経て、プロ野球選手になることは叶ったが、投手としては大成せずに野手に転向した。
正直マスコミが潰したと言っても過言ではない。

今の斉藤君の報道の仕方を見ていると、大越の二の舞になるような気がしてならない。
今一度、報道の仕方というものを、マスコミ各社の皆さん、考えてみてくれませんか??今ホンマに願うことです。

すいません、途中から脱線してしまいましたm(_ _;)m ゴメン!!
ただ今回もゴールした渋井にこれでもか、と殺到するマスコミに不快を感じたので。
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~21日の話題から~ 都道府県対抗男子駅伝で兵庫県が優勝

2007-01-21 23:07:50 | その他スポーツ
今日はやっぱりこの話題。

兵庫がV、今井は17人抜き/駅伝

第12回全国都道府県対抗男子駅伝は21日、広島市・平和記念公園前発着7区間・48キロで争われ、
兵庫県が4連覇を狙った長野を振り切り、第4回大会以来、8年振り2度目の優勝を飾った。
2位には4連覇を狙った長野県、3位にはアンカー飛松の10人抜き、区間賞で怒涛の追い込みを決めた佐賀県が入った。

都道府県対抗駅伝は女子の方が歴史があって、女子は高校駅伝でも馴染みのある、都大路で争われる大会である。
丁度先週、女子があったのだが、こちらは京都府がアンカーでの逆転劇で3連覇を達成していた。

今は外国人留学生を擁するチームが優勝して価値があるのか??と思うのだが、高校駅伝で西脇工業が本当に強かった時代に、この都道府県対抗駅伝がなんで男子には無いのか?とずっと思っていた。
兵庫県は毎年優勝候補に挙げられながら、第4回大会で優勝しただけで、入賞はするのだが、優勝とは不思議と縁が無かった。
特にここ3年間は、長野と毎年の優勝争いを展開しながら、勝負どころで離されて3年連続の2位と苦杯をなめ続けていた。

今年は先日の箱根駅伝で活躍した早稲田大の竹澤(報徳学園出身)、アンカーには今年も日体大の北村(西脇工業出身)をエントリーし、例年以上に勝ちに来ていた。
レースは長野との争いに注目しながら見ていた。

1区では長野が8位、兵庫は1秒差の9位につけた。

2区の中学生区間で、泉中学3年の志方が区間賞の激走で、先頭の愛知に2秒差に迫った。
長野の矢野は終盤スパートについて行けずに8位のまま。

そして3区。
先述した竹澤が1キロ手前で先頭に立った。後続を引き離しに掛かる。
後ろから長野の3区、箱根の3区で9人抜きの快走をして区間賞を獲った、中央大の上野が後ろから追い掛ける。
上野は5人を抜いて3位に浮上。兵庫と長野のタイム差は12秒。

4区は高校生区間。
兵庫の4区、須磨学園2年の中山が区間賞の走りで一気に差が広がった。
長野との差は一気に43秒まで広がった。

5区の西脇工業・八木は安定感ある走り。
逆に長野の5区高野は後半失速し、気が付けば1分14秒とさらに広がってしまった。

結局このリードを兵庫が守りきったという形。
やっぱり地元が優勝すると見ていて嬉しいもんですな。

兵庫の勝因は、選手が普段どおりの実力を出したからだろう。
結局7人全員が区間順位10位以内で走った。
特に4区の中山はそんなに飛ばしている感じはテレビでしなかったのに、一気に後続に差を広げる素晴らしい走りを展開。
この中山、ソウル五輪・バルセロナ五輪マラソン4位のあの中山竹通氏の息子さんだそうだ。
背も陸上選手ではかなり高く、しかも体格が高校2年にしてはガッシリしている。
兵庫県は西脇工業という絶対王者がいるのだが、将来日本を代表する選手に成長してもらいたい。
今日の走りを見てそう感じたので残しておこう。

それにしても凄かったのは、箱根駅伝の「山の神」今井。
出身地である福島県のアンカーとして走ったのだが、37位でタスキを受け取ると、17人抜きの快走で、チームを20位にまで押し上げていた。
平坦なロードでも改めて凄い選手だと感じました。

今年は大阪で世界陸上もあるので、陸上界が一気に盛り上がることを期待したいと思う。
コメント (4)
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今年も劇的ドラマ、箱根駅伝往路

2007-01-02 18:51:20 | その他スポーツ
正月名物第2弾、2日と言えば箱根駅伝ですね。
第83回箱根駅伝が、東京・大手町~箱根・芦ノ湖、5区間108キロで行われた。

1区・2区で勝負を仕掛けてきた東海大学が、予想通り後続に差をつける。
特に1区の佐藤悠基は区間新記録の激走で、2位東洋大学に4分1秒の大差をつけた。
逆に優勝候補の一角と目されていた、順天堂大学・駒沢大学・中央大学は出遅れた。

2区では山梨学院大学のモグスが最初から区間記録を上回るペースで飛ばしていたが、20キロ過ぎの権太坂で急激に失速。
東海大学が首位をキープ。2位の東洋大学に4分12秒の大差。
前年優勝の亜細亜大学は、去年優勝の立役者、山下が大ブレーキに陥り、19位にまで後退。

3区では17位にまで後退していた中央大学の上野が9人抜きの快走。8位にまで順位を上げる。
先頭は東海大学のまま。しかし、2位の早稲田大学との差は一気に2分13秒まで縮まった。

4区の東海大学・小泉は安定感ある走り。
後続では東洋大学が2位に浮上。
3区終えて9位の順天堂大学・佐藤が5位集団まで追い付いて、最後5位まで上がった。
2位東洋大学との差は2分18秒、5位順天堂大学との差は4分9秒。

そして往路最終5区。
順天堂大学の5区、「山の神」こと今井が驚異的な追い上げを開始。
大平台のチェックポイントで一気に2分縮めた。
東海大学の5区石田のペースが上がらないのはテレビで見ていても明らかやったので、これは逆転出来ると思いながら見ていた。
そして16キロ過ぎ、ついにトップを今井が捕えた。
並ぶ間もなく石田を交わすと、そのまま先頭でゴールテープを切り、2年連続で往路優勝を達成。
今井は前年、コース変更で自身が作った区間記録を約30秒更新する区間新記録。
2位には東海大学、3位には日本体育大学が入った。
全日本大学駅伝優勝の駒澤大学は7位、連覇を狙う亜細亜大学は13位に終わった。

東海大学は4区終了まで青写真通りの展開。
1区・2区で4分以上の大差を広げて、往路を逃げ切ろうという算段。
しかし、それを諦めずに追いかけ続けた順天堂大学の粘りが逆転を生んだと思う。
4分9秒差ではさすがに逆転は厳しいと思ったが、9キロのチェックポイントで2分詰めてきたので、一気にこれは行けると思った。
今井はすごい選手だと思った。

明日の復路。
首位順天堂大学との差は…

2位  東海大学   1分41秒差
3位  日本体育大学 3分20秒差
4位  早稲田大学  3分44秒差
5位  日本大学   3分53秒差

7位  駒澤大学   5分32秒差

13位 亜細亜大学  7分16秒差
14位 中央大学   7分46秒差

往路でエース級のメンバーを使ってしまったこともあり、復路はいかに「ブレーキ」しないかがポイントになりそう。
まだエントリー変更が起こる可能性もあるので何とも言えないが、大体の予想を立ててみた。

去年、8区のキャプテン難波の脱水症状で悔しい結果となった順天堂大学。
今年は復路で10000m29分台の選手が並んでいるので、安定した力は出せそう。

日体大は別府監督が6・7区で勝負と言っていたので、7区の鷲見までで何とかしたい。

東海大はちょっとメンバーが落ちてしまうので辛いと思う。

日大は9区にキャプテン土橋が控えるので、そこまでで詰めていけばチャンスある。

面白いのは早稲田。
復路も結構良いメンバーが揃ってる。

駒澤はやはり少し落ちてしまうなぁ…。厳しいな。


現時点で、

◎順天堂
○早稲田
▲日大

としておこう。
明日も頑張って早起きせなアカンな(笑)
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~26日の話題から~ 女子ゴルフ国内メジャー最終戦、横峯さくらが優勝

2006-11-26 18:50:06 | その他スポーツ
さて、ジャパンカップをさっくり外した後見ていた、女子ゴルフを。

さくら国内メジャー初V/女子ゴルフ

3日目を終えて、横峯さくらと諸見里しのぶが通算6アンダーで首位に並んで最終日がスタート。

序盤から横峯が飛ばした。
アウトの1番、6番、7番、9番でバーディーを奪い、10アンダーまでスコアを伸ばす。
対する諸見里は1番、6番でバーディー。
8アンダーまでスコアを伸ばし、首位の横峯とは2打差。

放送が始まった13番。
諸見里が6メートルほどのバーディーパットを見事に沈めて、9アンダーにスコアを伸ばす。
ついに横峯とは1打差になった。

しかし続く14番、諸見里はティーショットを左の林に入れてしまい、ボギー。

そして15番のミドルホール。
今度は横峯がティーショットを右の林に入れてしまった。対する諸見里はフェアウェイをキープ。
しかしここからが圧巻やった。
横峯のセカンドは上手く脱出したどころか、転がって見事にグリーンに2オン。
直後、諸見里がセカンドを打った。2オンしたが、グリーンのかなり手前。
先に諸見里がバーディーパット。が、打ち切れず2メートルくらいショート。
そして横峯のパット。見事にラインを読み切りバーディー。11アンダーになった。
対する諸見里はパーパットも外し7アンダーに後退。ここで勝負は決まった。

緊張の糸が切れてしまったのか、諸見里は17番でティーショットを林に入れた挙句、アプローチもショート。
さらにグリーンでも3パットしてまさかのトリプルボギー。

横峯は最後18番でも見事にバーディーを決めて、11アンダーで優勝。
今シーズン3勝目、メジャー大会も初優勝を飾った。
終盤スコアを崩した諸見里は通算4アンダーで、今日5バーディー・ノーボギーでラウンドした宮里藍、韓国の李定垠と並び2位タイで終了。
賞金女王を既に決めていた大山志保はスコアを伸ばせず、通算1アンダーで5位タイに終わった。

勝った横峯。
今シーズン2勝目を挙げてから中々勝てなかった。先週も勝負どころで崩れて負けてしまった。
が、今日は全くそんなところがなく、ピンチといえば13番と、勝負を決した15番くらい。
今日は親父の良郎氏がキャディーを務めていたが、呼吸もピッタリやったと画面からも感じた。
同い年の宮里の存在がかなり大きいのだろう。
これで3年シードも獲得したので、海外も視野に入れるそうだ。
それより素晴らしいのは、今季出場試合で予選落ちが一度も無いというところ。
ホンマに安定感が出てきたのかも知れない。頑張って欲しいね。

諸見里はやはり精神面で少し脆い。
13番でバーディーとって1打差に迫ったのに、14番で左の林に入れてしまった。
やはり勝負どころというところでスコアを崩してしまう。精神面での成長が必要だろう。
先ごろ発表されたが、来年1月に南アフリカで開かれるワールドカップに上田桃子と共に選ばれた。
日本代表として頑張ってもらいたい。
以前にも書いたが、諸見里にはホンマに好感を持つ。
それはどんだけ結果が出せなくても、テレビのインタビューに気丈に答えるところ。
あと、感情が表に出やすいのも俺に似てるかな(笑)

宮里はさすがに最終日に挽回してきた。
今季はアメリカを中心に戦ってきたが、結局優勝は出来なかった。
でも向こうのトップ30に入り、最終戦も最後の8人にまで残った。
来年早い内に優勝しておきたいですな。

さて、今季の女子ゴルフは今日で終わり、来週には男子も終了する。
ゴルフが終わると本格的に今年も終わりやな、と毎年感じるのだが…。
ゴルフは一回やってみたいと実は思っているスポーツなので、する機会があればやってみたいと思う。
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~19日の話題から~ 東京国際女子マラソンに感じること。

2006-11-19 23:20:25 | その他スポーツ
さて、今日19日はマイルチャンピオンシップ以外にもスポーツが目白押しでした。

・フィギィアスケートグランプリシリーズで安藤美姫が2位に入り、ファイナル進出決定
・ダンロップフェニックスでタイガー・ウッズ3連覇ならず
・井川の代理人がテレム氏に(ま、どうでもええか(笑))
・Jリーグ ガンバ大阪が勝って、首位浦和レッズに勝ち点差3に
・バドミントン オグシオコンビが3連覇達成(どっちも可愛い。俺はシオこと潮田選手の方がタイプ。)

さて、俺のタイプの話はどうでもええとして(笑)、今日一番の話題はやはり、東京国際女子マラソンでしょ。

土佐が優勝、尚子は3位

レース前から土佐礼子・高橋尚子の一騎打ちムードが漂っていたが…。
さらにこのレースは、来年大阪で開かれる世界陸上の選考レースであった為、当初からハイペースになるものと思われていたが、その通り、最初の5キロが16分30秒とかなりハイペース。
そのハイペースと朝から降っていた雨、寒さによって、完全に消耗戦になった。

20キロ過ぎでエチオピアのジジが脱落して、ペースメーカーのイワノワ、土佐、高橋の3人に。
そして27キロ過ぎでイワノワは予定通り(?)レースを止めて、土佐、高橋の一騎打ちになった。

31キロ過ぎ、土佐が仕掛けた、というより、高橋が被っていた帽子・手袋を投げ捨てたので、ひょっとしたら?と思ったら、もうエネルギーが残ってなくて取っただけやったみたい。
一気に高橋が失速。そのまま土佐が高橋との差を広げていく。
でも1キロほど50メートル差くらいやったので、ひょっとしたら逆転があるかな?と思いながら見ていた。

が、35キロからの上り坂に入る前に、200メートル以上の差になったので、これは決まったと思った。
土佐はそこから1キロのラップタイムを3分30秒台にキープして上っていったが、高橋は大方4分にガタっと落ちた。
そうこうしている内、高橋は39キロ過ぎで、一時先頭争いから脱落していた尾崎にも交わされて3位に落ちる。

そのまま土佐が優勝。
とまぁ普通の感想といきたかったんですが、
レース後の高橋に対するマスコミの対応には正直ガッカリ。

まずゴールした選手に対して、
あの報道陣の囲み方はどうなんやろ?

あの天候やから、体は冷え切っているはず。
すぐにでも上に羽織るものを渡さないといけないのに、高橋の負けた顔を写したいがために群がる。
あれは見ていてかなり不快に感じたシーンや。

それ以上に許せないのは、レース後の高橋に対するマスコミの質問。
高橋が、
「引退はないです。北京オリンピックを目指して、この借りは次にお返ししたい」

こういう発言をしたという事は、間違いなく高橋の進退について質問が出たはず。ちょっと待てよ。
このレースそもそも、
進退をかけなければいけないレースなんか?
これがダメになっても、世界陸上に向けて厳しくなっただけで、本番は2年後の北京オリンピックでしょ??
来年のこのレースでリベンジすればいいだけの話やのに、すぐさま進退を聞くなんて失礼や。
しかも何で選手の人生をお前らが決めるんや?おかしいやろ、ボケ。

土佐は終始引っ張るレースを展開。
ふくらはぎを痛めていたといっても、高橋のリズムを狂わせたのはまず間違いないだろう。
悪天候と寒さで、30キロ過ぎからタイムが落ちて、選考基準の2つ目である、2時間26分を切るというのが出来なかったが、この天候で出せというのが無理な話。
まぁ世界陸上の代表に選ばれるのは間違いないだろう。
大阪で結果を出して欲しいね。

2位の尾崎は3月に結婚するそうで、このレースを最後にしようとしていたそうだ。
しかし、自己ベストを大幅に更新したのだから、これは辞めれないでしょ。

日本のマスコミの低レベルさに大いに不快に感じたレースやったな。

最後に高橋。
今回は怪我が治り切らなかったようで、残念な結果に終わった。
ただ、世界陸上に出れなくなっただけであって、目標はあくまでも北京オリンピックやと思うので、アテネ出れなかった悔しさを晴らして欲しいな。

またどうせ報道ステーションで、あの暑苦しい男が喋るんやろうな…。
コメント (2)
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~数々の話題から~ 諸見里しのぶが初優勝

2006-10-09 01:55:35 | その他スポーツ
今日は阪神以外にもスポーツ目白押しでしたが…。

・パリーグプレーオフ第2戦、ソフトバンクが圧勝
・天皇杯3回戦、バンディオンセ神戸がJ2横浜FCを下す
・F1日本グランプリ、ミハエルリタイア(泣)&アロンソ優勝で年間チャンピオンへ王手

今日は競馬中継の後、結構必死に見ていた、この話題を。

諸見里しのぶがツアー初V!/女子ゴルフ

女子ゴルフのSANKYOレディースオープンで、20歳の諸見里しのぶが通算1アンダーで初優勝を飾った。
この大会は初日が雨で中止になった為、2日間・36ホールで優勝を争う試合になった。

昨日の初日、7バーディー1ボギーの6アンダーで回って、2位の現在賞金女王の大山志保に3打差をつけてトップに立った。
今日は風が相当強く、難しいコンディションの中、アウトは9番のバーディー1つで後はパーでラウンド。
一時は2位以下に5打差をつけていた。

しかし、放送が始まったインでスコアが一気に落ちる。
12番から3連続ボギー。さらに16番でもボギーを叩き、5打あった差が気が付けば2位大山との差が1打になった。

そして17番、諸見里、大山共にティーショットはラフへ。
続くセカンドショット。
諸見里はグリーン奥へこぼれる。対する大山はグリーン手前のバンカーへ。
アプローチ勝負…のはずが、大山がバンカーショットをミス。かなりの距離を残す。
対する諸見里はまずまずのアプローチ。
先に大山がパーパット。強気に狙ったが、カップ横を通過。約2メートルオーバー。
次いで諸見里がパーパット。フックして50センチほどオーバーした。
返しのボギーパット。何とカップに蹴られてダブルボギーとしてしまった。
外した瞬間、諸見里の表情が映ったが、視線が定まっていない程ショックを受けていた。
そして大山のボギーパット。フックして外れた。大山もダブルボギー。

そして最終18番。
セカンドショットでそこそこの距離に寄ってきたので、サードショットの対決になった。
まず諸見里。ここ一番で集中していた。ピン側約3メートルのナイスショット。
大山のサードショットはピン奥約6メートル。
まぁここで勝負は決まった。

以下、諸見里のコメント。
「(プロになって日本の試合で)13試合目の優勝は長くて苦しかったです。
これまでの優勝争いの時に来てくれたたくさんの人たちに申し訳なかったし、自分自身歯がゆかったです。
この優勝は本当に良かったです。今日の後半はフォローの風をアゲンストに読んでしまって、手前手前で苦しかったです。
3連続ボギーの時は自分で何をやっているかわからなかったです。17番ホールで返しのパットを外してしまったときは、心臓のドキドキが止まらなくなってしまいました。
これまでは『1勝しなくては』というプレッシャーが凄くあったので、今後はもっと上を目指して楽しくゴルフが出来そうです。
今日の後半の42ストロークというのはこれからの課題ですね。もっと練習して強い選手になりたいです」


俺は結構ゴルフ中継を見るのが好きなのだが、一昨年宮里が出てきてからは女子ゴルフの試合を見る事も多い。
ゴルフという競技は本当に自分との戦いで、精神面で強い人がここに集まっているのだと感じる。

そんな中、去年彗星の如く現れたのが諸見里だ。
去年プロテストに合格した、と思ったら、何とアメリカLPGAツアーのテストを宮里藍と共に受け、見事合格。
今シーズンはアメリカと日本を行ったり来たりしていた。
今季、アメリカでは目立つような成績を残せなかったが、日本では何度か上位に来ていた。
ただ中々勝ち切れなかったのは、勝負どころでスコアを崩してしまうという、精神的に少し脆いところがあったからだろう。

この初優勝で一気にスターダムへ上り詰めて欲しい。
俺が諸見里に好感を持つのは、スコアがその日悪くても、テレビでのインタビューで気丈に答えるところ。
だから優勝が決まった瞬間、思わず拍手をしていた。

もう阪神がどうでもええんで、しばらくゴルフを記事にしてみようか(笑)
機会があれば一度プロゴルフを生で見てみたいと思う。

さ、もう寝よ。
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