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桜花賞トライアル(チューリップ賞・フィリーズレビュー)回顧

2010-03-25 00:52:38 | 競馬回顧
4月11日に行われる牝馬クラシック第1弾・桜花賞。
そのトライアルレース2レースを現場で見てきました。
2週遅れになりますが、回顧として残しておきます。

まずは3週前に行われたチューリップ賞から。

<ラップタイム>
勝ち時計 1:36.1
ハロンタイム 12.7-11.0-12.3-12.3-12.5-11.9-11.3-12.1
上り 4F 47.8 - 3F 35.3


エーシンリターンズが好スタートを切ったが、外からストレンジラブが果敢にハナを奪う。
半マイル通過が48秒3と、重馬場にしては若干速めの流れか。
好位3番手からレースを進めていたアパパネが残り200を切った辺りで先頭に立つ。
しかし外からショウリュウムーンがアパパネに襲い掛かる。内からはエーシンリターンズ。
ショウリュウムーンがアパパネを競り落としてこのレースを制した。
2着にはアパパネ、3着にはエーシンリターンズが入り、この3頭に桜花賞への優先出走権が与えられた。

勝ったショウリュウムーン。
まずまずのスタートを切って、アパパネの直後、5番手の外を進む。
4角でアパパネの外に持ち出し、アパパネが先頭に立つと直後に外から強襲。
残り100を切って競り合いになったが、良い伸びを見せてアパパネを見事に競り落とした。

パドックでの印象はこの馬としては良いのだろう、と思ったが、横比較では少し見劣った感。
個人的な評価ではメンバー中の真ん中くらいの評価だった。
レースでは前にちょうど良い目標のアパパネがいたことがあったにしても、良い勝ち方だったと思う。
本番も多分あまり人気にならないだろう。今回と同じように好位でレースを進められれば本番でも期待出来そう。


2着はアパパネ。
スタートしてから、隣のワイルドラズベリーが掛かって行ったのも影響したのか、3角まで掛かりっ放し。
ようやく4角で落ち着いて好位3番手からレースを進め、残り200で先頭に立ったが、直後にいたショウリュウムーンに交わされた。
それでも今季初戦としては良かったのではないだろうか。

パドックではプラス6キロにしては少し余裕がある印象を受けた。明らかに本番を見越した造り。
勿論それでもデキは良く、上位に評価出来る馬体であった。
この内容なら本番でも人気を背負うことになるだろう。もう2~4キロ絞れて、良い馬体で出てきたら勝ち負け。


3着はエーシンリターンズ。
好スタートを切った。道中は5番手の内でレースを進める。
直線もそのまま内を突いて伸びてきた。最後はアパパネに迫ったが頭差届かなかった。

パドックは普通に良いデキ。メンバーを見渡しても見劣りしないし、普通に上位評価していた。
さらには時計の掛かる馬場は実績が示していたのもあり、合いそうな感じがしていた。今回は状況が合ったのもある。
ということで、本番でパンパンの良馬場になるようなら苦しいかも知れないが、少しでも時計の掛かる状況になればチャンス。

4着以下では…
先週のフラワーカップを制したオウケンサクラは、牝馬にしてはしっかりした馬体の持ち主。
パドックでも上位評価していた馬。
少し追ってからの反応がイマイチ良くなかったか。
フラワーカップを制したので、本番にどうやら出てきそう。デキ落ちが無ければ。

5着のラフォルジュルネは、デキの良さが目立った一頭。
腹回りもスッキリしていたし、トモの肉もしっかりついていた。
レースでは後ろに下がった馬の煽りを受けたような感じで、後ろからのレースを余儀なくされた。
その辺は少し勿体無いレース内容だった。
2200で未勝利勝ちしている馬だし、距離延長はプラスに働きそう。オークス間に合えば面白い存在かも。

7着に敗れたワイルドラズベリーだが、パドックではこの馬が一番良く見えた。
スタート直後に外にヨレた後、3角あたりまで掛かっていた。
その辺でスタミナを消耗してしまったかも。
紅梅ステークス勝ちがあるので、本番には出れると思う。巻き返しに期待。


続いてフィリーズレビュー。

<ラップタイム>
勝ち時計 1:22.8
ハロンタイム 12.2-11.0-11.8-12.1-11.8-12.0-11.9
上り 4F 47.8 - 3F 35.7

笠松から参戦のラブミーチャンが予想通りハナを奪う。
直後にエリモエポナ・テイラーバートン・レディアルバローザがつけ、楽に逃げられる流れにならず。
600通過が35秒0、800通過が47秒1と平均ペースくらいか。
直線に入ってラブミーチャンが引き離しにかかるが、直後からレディアルバローザ・ニシノモレッタ、外からラナンキュラスが並びかけるとラブミーチャンは失速。
間からロジフェローズ、さらに外からサウンドバリアーが加わり、5頭の競り合いになった。
ゴール寸前、内からレディアルバローザ、外からラナンキュラス・サウンドバリアーの3頭に絞られ、最後は外の2頭が並ぶようにゴールイン。
僅かにサウンドバリアーがハナ差制して優勝。2着にラナンキュラス、3着にレディアルバローザが入り、この3頭に桜花賞への優先出走権が与えられた。

勝ったサウンドバリアー。
道中は後方3番手の内を進む。
4角で外に持ち出し、ケイアイデイジーの外に持ち出すと鋭く反応。
前を捕らえると、ラナンキュラスとの競り合いを制した。

パドックでの印象はさほど目立つほどではなく、個人的には特に評価する馬ではなかった。
それでもこれだけのレースが出来たのはやはり馬が良かったのだろう。その辺は大いに反省。
本番は外回り。未勝利勝ちがマイル戦でもあり、本番でもチャンスはある。

2着はラナンキュラス。
道中は好位6番手の外でレースを進める。
例によってズブい面を見せ、鞍上の四位の手綱は動きっ放しのように見えたが、それでも追ってからはスムーズに反応していた。
最後は外から強襲したサウンドバリアーにハナ差競り負けたが、レース内容は良かった。

阪神ジェベナイルフィリーズの時は馬が小さかったのもあり、あまり目立たなかったが、今回は成長が見受けられた。
胸前やトモの辺りにしっかり肉がついて、逞しい馬体になってきていた。
マイルは問題ないので、本番は当然チャンスある。

3着はレディアルバローザ。
3番手の内でレースを進める。直線早めにラブミーチャンを捕らえ、内から伸びてきたが、最後は外2頭の伸び脚の前に敗れた。
少し細身の馬体だが、馬は良く見え、上位評価していた馬の一頭。
本番は少し微妙な感じもあるが、展開次第では。

4着以下では、やはりラブミーチャンになるか。
確かに馬は良かったし、本当に逞しい馬体ではあったのだが、どうしてもダート向きだな、という印象は拭えなかった。
楽に行かせてもらえなかったのも敗因としては挙げられそうだが。

あとはダートで2戦2勝してここに臨んできたハニーメロンチャンなんかも馬は良かった。
芝でも対応は出来そうな感じがしたが。

テイラーバートンは胴の長さ云々からやはり1400mは短い印象。
距離伸びて良いと思っていたが、どうやら放牧するようだ。残念。


先週のフラワーカップで一応、桜花賞に向けてのレースは終わった。
トライアル3戦全てで1番人気が敗れる、というほど、今年の牝馬戦線は混戦模様のように感じる。
こんなケースになったのは2年前、レジネッタが12番人気で桜花賞を制した2008年と同じそうだ。
あの年も傑出した馬が不在で難解な状態だったが、今年もそういう意味では波乱を含んでいそうな気がする。
本番までにまた見直して、しっかり本番の馬券に繋げていきたい。

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