あいあいのひとりごと

ローマ在住あいあいの暇つぶし日記。

日本へ (2008/9/4~2008/9/18) ・軽井沢

2008-10-07 17:11:01 | 日本はいつも休日
ダニィと一緒の場合には、日本へ帰国ではなく、日本へ行くという感じです。つまり彼の休暇がどうしても優先になってしまうので、日本でも実家のある東京だけでなく、国内旅行をすることになるわけです。

そんなわけで日本国内の良かったところなども書き残そうかと。

外国籍者と外国居住の日本人はジャパンレイルパスというJRのお得なパスがあります。新幹線(のぞみは除く)でも特急でも期間内は乗り放題のパスなのです。今回は名古屋入国でしたので、名古屋・東京間の旅費も考え、2週間分、日本円で45100円のパス(ユーロだと285ユーロくらいでした)を購入。

ダニィは今回が3度目の日本滞在。前回までに関西、中国、九州地方を見てきたので、今回は別荘のある軽井沢へ行くことに。
長野オリンピックの長野へ行くのであればと、ダニィの頭は山歩き一つしか考えがなく、しかしながら天候はいまいち。それでも自然散策決行。



軽井沢周辺には色々な自然遊歩道があります。インターネットでも調べられるし、軽井沢の駅にある観光案内所で地図ながすぐに手に入ります。
私たちが山歩きをしたいと言うと、いくつかの散策道を教えてくれましたが、「ラジオかなにか音のでるものがあったら持って行ってください。熊よけになりますから」と。「え~熊?」と、それも複数の人からそんな話をされたので、私の方はかなり心配になってきました。案内所では熊よけようの鈴(牛につけるような大きなもの)を売っているのですが、お値段1200円。ダニィは「そんな熊なんか大げさだよ」というので、山に入ったらダニィがラジオの代わりに歌うことを約束させました。

一日目は勧められた「古瀬温泉から峰の茶屋」までのコースに挑戦することに。JR軽井沢駅から草津温泉行きのバスに乗って、古瀬温泉で下車、そこから遊歩道が始まります。草津温泉行きのバスは2コースあって、一つは旧軽井沢を通って、旧三笠ホテルなんかの前を通って行くもの。もう一つは中軽井沢や千ヶ滝の方面を通っていくもの。

古瀬温泉で降りたのは私たちだけ。雨もぽつぽつ降り出し、少々心細くもありました。おまけに熊のことも。
すぐに「竜返しの滝」という矢印を見つけ、そこへ向かうとそこにはなんとか他に人がいました。

 これがその滝。なかなか迫力あり。

ところが他の人々はどうも車でやってきているらしい。その後も徒歩の私たちはまたも二人だけになりました。約束どおりダニィはなんだかわからない歌を歌い続け、時折ふる雨にもくじけず前進。
人がいないと心細くはあるのですが、自然の中にいるという感じがより味わえるとは思います。

途中、雨だけでなく雷も。稲光が見えだしたあたりから、熊よりも雷が恐ろしくなってきました。雨宿りの木に落雷なんてこともなくはないですよね。

それでも頑張って「白糸の滝」まで全部で5Km近くは歩きました。「白糸の滝」は観光バスもやってくる観光地、突然の人ごみに山の中からずぶ濡れで現れた私たちだけがみすぼらしく。


軽井沢の名所「白糸の滝」

ここで少しの間雨も休止。先に進むかどうか迷いましたが、空模様が怪しいのでバスで軽井沢駅の方に戻ることに。バスだと歩いてきた道もあっという間。すぐに駅まで戻ってしまいましたよ。

でも正解でした。この後バケツをひっくり返したような雨になり、私たちは駅の南口側にある大きなアウトレットモールで雨宿り。でも買い物はやはり一人で来たい。