あいあいのひとりごと

ローマ在住あいあいの暇つぶし日記。

Roma Nascosta ~隠れたローマ~ 2011

2011-05-26 15:21:28 | ローマの休日

毎年毎年1年がさらに早く過ぎるようになり、誰かの誕生日が来るたびに、「この人、誕生日が年に2回あるの?」って言っている気がします。そして例年のイベントが来るたびにやはり「このイベント年に2回になったの」と思わずにいられません。

さて、今年は3回目になりますが、Roma Nascostaが今年も開かれます。ローマの特にに地下に隠れている遺跡など考古学関係の場所をガイドさんとともに公開してくれるイベントです。ほとんどの箇所は5ユーロですが、いくつか博物館の中にあるもので入場料が必要なところもあるようです。今年の参加箇所のリストはこちらからどうぞ。昨年と同じく予約が必要です。

去年はとても面白いところが見られて大満足でした。今年は唯一まだ見ていないところでモザイクのあるファルネーゼ宮の地下遺跡を見たかったのですが、ダ二ィが予約の電話を入れてくれたところ、受付からほんの数時間でもう予約がいっぱい。最近、こういうところを訪ねるのがブームなのかしら。

5月27日から6月5日までと期間も長めなので、私もこれからイベントリストとにらめっこ。どこか一か所くらいは行こうかと思います。



 
こちらは昨年(Roma Nascostaとは別の機会だったようですが)、見学した地下のお屋敷。
今回のRoma Nascostaのリストの中にありました。タイトルはINSULA ROMANA SOTTO PALAZZO SPECCHIです。いかが?

La Cucina Giapponese

2011-05-25 19:34:00 | ローマの平日
RAI News 24というニュースばかり放映しているチャンネルをよくつけっぱなしにしています。「24」というぐらいだからきっと24時間ニュースチャンネルなんだと思いますが、夜中に確認したことがないので、本当のところは知りません。さて、今日もつけっぱなしにしていると、Giapponeseと聞こえてきました。テレビやラジオをただ流しているだけでも、Giappone(日本)という言葉が出ると耳が(脳がなのかも)ちゃんとキャッチします。反射的に画面を見ると、2年ほど前のX-Factor(人気のオーディション番組で、以前にもとりあげました―>こちら)の優勝者Matteo Beccuciがお寿司を作っている場面でした。

X-Factorに出場したきっかけにテレビやラジオでもよく声を聞くようになる出場者もいれば、優勝したのにどこに行ってしまったんだろうという人もいます。彼の場合はどこに行ってしまったんだろうの方でした。あの回のX-Factorは私もかなり入れ込んでみていたので、このMatteo Becucciさんもよく覚えてます。美しい声の人だなあと私の中では優勝候補に挙げていましたし。

さて、このMatteoさん、歌手としての活動は続けていらっしゃるようで、今回 La Cucina Giapponese(日本料理)というシングルを出されたそうで、ニュースでインタビューを受けていたのでした。こちらその曲。




日本ではこのyoutubeを見られないという話を書いている人がいましたが、いかがでしょう?

なかなか上手にお寿司をつくっていらっしゃて、お寿司が食べたくなりました~。
後ろで演奏している女子高生みたいな女の子たちもなんだか不思議ですが、おばさん感覚だからそう思えるのかな?

どうやら日本料理とカップルの関係を歌っているらしいです。そちらはよくわかりませんが、Matteoさんは日本料理がお好きだそうで、そしてまた日本のことが普通に(多分震災関係でなくてということでしょう)語れるようになる日が早く来るようにと作ってくださったというようなことを読みました。嬉しいことですね。テレビやラジオで耳にする機会が多くあることを願ってます。がんばれ~!

Le Domus Romane di Palazzo Valentini

2011-05-16 19:07:53 | モザイク探訪~ローマ~
前回の投稿でNotte dei musei美術館の夜~のお知らせを書きました。そこで私が行きたいところとしてPalazzo Valentiniというローマ県の役所のある建物の下に発見され、今は博物館として公開されている「モザイクのある」遺跡の話をしました。見学には予約が必要なのですが、今回も予約取りに失敗、なので入り口でゴネていれてもらおうという魂胆でしたよね。ただダ二ィの職場が予約を受け付けてることもあって、ダ二ィの同僚にもしキャンセルがあったら回してねと根回しはしてもらってありました。そしたらなんと(!)予約していて行かないという人が出たんです。こういうときに使えるお仕事って、特典ありって感じでお得感。というかお給料が低い分、こういう特典がなくっちゃあですね。

このローマ県の役所になっているPalazzo Valentiniは名前の通り元は銀行家Valentiniさんのお屋敷でしたが、そのずっとずっと昔の昔、古代ローマ時代にもこのお建物の下に遺跡として残っているお屋敷はやはり当時の有力者のお住まいでした。Domusとうのは住居のことです。発見された部分だけからしても、当時のお金持ちがどんな豪邸に住んでいたかが想像できます。

見学は一回に15人程の人を入場させているようでした。遺跡の見学は足元や頭上注意の箇所が多いので安全の目的からということもあるからだと思ったのですが、この遺跡博物館、ローマでは珍しい(日本では驚きませんが)、イタリア的にはハイテク博物館でした。普通は直接遺跡の中を歩くことが多いのに、ここはどこもガラス張りで、最初の内はなかなか慣れなくてガラスの上を歩くのにとても違和感を感じました。(なんだか落っこちそうな不安感があるんですよね。)ディズニーランドのアトラクションかのように真っ暗な中で始まるのですが、突然ある部分に照明が照らされ、古代ローマのお屋敷の床だとか壁だとか柱だとかが映し出されるわけです。当時の様子を想定した映像が上から映し出されたりと2000年以上前の世界にタイムトリップさせてくれます。

途中ちょっとした説明の映画などもあったりの1時間弱の見学です。モザイクの部屋は最後の最後。もちろん長い年月を経てきたわけで、その間には地震あり火事あり、全てが残るということは当然不可能ですが、残っている部分はかなりきれいに残っていて(修復もされているでしょうが)見る価値ありです。残念ながら写真は禁止。このローマ県のお役所、他のところのように「1枚くらいなら見なかったことにするよ」はないようで・・・。

この博物館、本格的に一般公開を始めたのは2010年のことです。まだ見たことのない人もたくさんいるでしょうね。是非チャンスがあったら、モザイクに関心のない人にもお勧めです。壁や床の装飾のほか、古代ローマの人が自宅に持っていた浴場や、娯楽用にゲーム板のようなものなど、なかなか興味深いと思います。

Palazzo Valentini: Via IV Novembre 119/A
ヴェネチア広場の近くです。予約した方がいいというように書いてありますが、予約なしで行って見て、空きがあれば入れてもらえるのだとは思います。(予約・問い合わせ:06.32810)
1時か1時半の回に英語のガイドもあるとかです。

まだ発掘が続けられていて、今後見学できる範囲が増えるかもしれないとのことでした。楽しみです。




Notte dei Musei 2011 ~美術館の夜~

2011-05-13 20:42:19 | ローマの休日
明日の夜はNotte dei Museiというイベントがあります。今年で3年目のこのイベント、ローマだけなのかなと思っていたら、ヨーロッパ中のイベントで、今年は40カ国が参加するようです(明日とは限りませんが。)どんなイベントかといいますと、タイトル通り、午後夜8時から深夜午前2時までの間、多くの美術館や博物館を無料で公開してくれるというものです。それだけではありません、美術館や博物館の中でコンサートなども開かれます。
こちらから参加文化施設のリストが見られますよ。(イタリア語ですが、英語にも変えられるみたい。)

ローマに来てからというもの、美術館などはお金を払って行くところではなくなってしまいました。こういったイベントが本当に頻繁にあるんです。おまけにローマは他の街と比べると、美術館や博物館が多いし、外国の文化会館なども参加してコンサートや映画会などを催したりもします。何度も繰り返してますが、ローマ生活は本当に腹が立つことが多いのですが、楽しいことも多いのも認めざるを得ません。

私はPalazzo Valentiniの古代ローマ時代のお屋敷遺跡のモザイクを見に行きたいのですが、人数制限があってもう予約はいっぱい。それでも夜遅くに行けば、疲れて予約放棄をする人もいるかもしれないと取りあえずトライする予定です。2年くらい前だったか、ここが初めて公開されたときは無料だったのですが、ぐずぐずしている間に有名になったこの場所は6ユーロ+予約料1.5ユーロになってました。(悔しい!)写真を見るとかなり面白そう。今回見られなくてもお金を払ってでも行くつもりではありますが・・・。こんなところ。

文化的な美術館の夜・・・ロマンチックですね~。デートにでもいかが?
私とダ二ィは上記のPalazzo Valentiniで、ゴネて入れてもらえればラッキー・・・と全くロマンチックとは程遠いお恥ずかしカップルをやっているかも・・・悪しからず。