ローマには「日本のような」デパートがありません。ちょっとデパート風なお店にラ・リナシェンテやコインなんていうのがありますが、日本の三越や高島屋をデパートと考えると、こちらのはデパートと呼びにくい・・・。ローマ三越っていうのもありますが、時間のない日本人旅行者が短時間でお土産を買うところといった規模です。(私にはトイレポイント以外の何ものでもなかったりするのですが・・・。)
それでも大規模なショッピングセンターというのが幾つかあります。問題はどこも郊外にあって、アクセスが非常に悪いところ。それでも店舗数も多いし、歩きにくいローマ市街で買い物をするよりは楽なのは確かです。同じお店でも品揃いがいいようにも思います。ところが、毎回行くたびにどうもスムーズに着けなかったり、帰れなかったりするので、もうこんなところまで来るのはよそうといつも思うのですが、懲りずに5、6回は行ったかもしれません。そして今日も・・・。
家から一番近いショッピングセンターは車で行けば大したことのない距離にあります。それでも買い物には一人で行きたい私は、ダ二ィが仕事の日に1人で行くことに決めています。地下鉄とバスで、スムーズに行けばどちらも10分ずつ乗ればいいって距離なのですが、いつも何かうまくいかない。今日は地下鉄の駅に着いたら丁度出てしまったところでしたが、次に来た地下鉄が数少ないきれいなタイプのものだったし、バス停では何台もバスが停まっていて、何度も懲りずに行って学んだかいがあった、今回こそやっとスムーズにいけるぞと思ったのも束の間・・・。
バス停に停まっていたバスは3台。その内の2台が目的地に行くとわかっていましたが、時刻表のないこの町は運転手さんに「いつ出るんですか」と聞くしかない。ところが運転手の姿見当たらず・・・。私の頭は勝手に混んでいる方に乗るべきとの判断をしていました。そのバスには10代の若者らしき人々が大勢乗っていて、さもショッピングセンターに行きそう。外国人旅行者らしきカップルの姿もありました。
ところがその後30分近くバスは発車しなかったんです。おまけに乗れたはずのもう一台の方が先に発車してしまう始末。そうしている内に空模様は怪しくなり風まで出てきました。傘も持ってきてないし、もうバスを降りて帰ろうかなと思ったり、いや、ここまで来ているのだから・・・心が揺れる。
それでもやっとどこからか運転手さんが現れてとにかく出発。しばらくしてショッピングセンターに行きそうな外国人カップルはいつの間にか降りてしまっていました。私の勘は当てにならない。おまけにショッピングセンターの停留所では私の他に二人、それも怪しげな移民外国人のような人が降りただけでした。あの若者たちは一体どこに行ったのか?確かにいつも思うのは、普通の人はここへはマイカーでくるのであって、公共の交通機関で来るのは、自分の車の持てない人々・・・。(前回は苦労して着いたらお休みで、その時一緒に降りたルーマニア人の男性と二人で肩を落としてバス停に戻ったのですが、奥さんと子供と仕事を求めてイタリアに来たけれど、仕事がないってこぼしてました。)
バス停に降りると、駐車場に続く道が新しく作られてあって(前は道のないところを無理に下って入口に向かうしかなかった)、ああ、やっと道を作ってくれた、これなら来やすいぞと思ったのもまた束の間・・・。バスを降りたのはたった3人で、他には誰も居ません。駐車場に入る前の塀に挟まれたような小道に、なんとジプシーたちが4人もたむろしているじゃありませんか。とっさに、待ち伏せだ!って頭にひらめくと、恐怖心が背中を這いあがってきました。というのも以前ジプシーの女の子4人にお財布をとられるということがあったから。今回は大人の若い女性4人。あのときの4人が成長したかと思わず思ってしまったくらい。ここまで来てまたもバス停に戻るのも悔しい。一緒に降りたインド人のような男性の後にぴったりくっついて足早に通りすぎました。どうもそのインド人は私の方を怪しげに思ったみたいですけれど。(彼の方も足早になった。)
そんなこんなで、帰りはどうしようという心配で買いものどころでなくなってしまいました。バカみたい、バカみたい。インフォメーションで、「バス停に行く出口はどこですか」と聞くと、やはり来た道と同じ。または別の停留所なのですが、前にそこに行かされてバスが来なくて来なくて、日は暮れて真っ暗になるし、私以外に誰もいないしと泣きそうになったことがあったので、そこへも行きたくない。ジプシーのことを伝えておいた方がいいと思って、「駐車場を出たところでジプシーが4人ほどうろうろしていたので、怖くて・・・」と言うと、やはり別の停留所の方に行けと言われました。
ジプシーがいるかそおっと見て、もしいたら別のバス停に行こうと心に決めて、行ってみると雨が降っていたお陰か誰もいなくなっていました。やはり周りには人っ子一人いなくて、私は大通りまで突っ走り、ああ、本当にバカみたい!さらに、バス停は交通量の多い大通りの反対側で信号のないところをなんとかして渡らなければならない。またもおろおろしていると、中東あたりの人というような人々が大きいビニール袋をかつぎながらやってきました。他の機会なら見るからに怪しげな人たちですが、この場合は救世主。彼らと一緒になんとか渡り切りました。
あ~疲れた~。やはりもう二度と行かない!それにしても車で来るようなお客だけがお客ということらしい。いつも何かあって疲れるけれど、今回はいい加減に学びました。外国に住むってこういうことも含まれると思いますが、日本に住む外国人が苦労することってなんだろう?と思ったりします。
ショッピングセンター Euroma2
地下鉄B線 EUR Fermiの駅からバス70番、700番 709番です。(多分71番も)
地下鉄の駅のRebbibia方面の入り口のところにバスターミナルがあります。
それでも大規模なショッピングセンターというのが幾つかあります。問題はどこも郊外にあって、アクセスが非常に悪いところ。それでも店舗数も多いし、歩きにくいローマ市街で買い物をするよりは楽なのは確かです。同じお店でも品揃いがいいようにも思います。ところが、毎回行くたびにどうもスムーズに着けなかったり、帰れなかったりするので、もうこんなところまで来るのはよそうといつも思うのですが、懲りずに5、6回は行ったかもしれません。そして今日も・・・。
家から一番近いショッピングセンターは車で行けば大したことのない距離にあります。それでも買い物には一人で行きたい私は、ダ二ィが仕事の日に1人で行くことに決めています。地下鉄とバスで、スムーズに行けばどちらも10分ずつ乗ればいいって距離なのですが、いつも何かうまくいかない。今日は地下鉄の駅に着いたら丁度出てしまったところでしたが、次に来た地下鉄が数少ないきれいなタイプのものだったし、バス停では何台もバスが停まっていて、何度も懲りずに行って学んだかいがあった、今回こそやっとスムーズにいけるぞと思ったのも束の間・・・。
バス停に停まっていたバスは3台。その内の2台が目的地に行くとわかっていましたが、時刻表のないこの町は運転手さんに「いつ出るんですか」と聞くしかない。ところが運転手の姿見当たらず・・・。私の頭は勝手に混んでいる方に乗るべきとの判断をしていました。そのバスには10代の若者らしき人々が大勢乗っていて、さもショッピングセンターに行きそう。外国人旅行者らしきカップルの姿もありました。
ところがその後30分近くバスは発車しなかったんです。おまけに乗れたはずのもう一台の方が先に発車してしまう始末。そうしている内に空模様は怪しくなり風まで出てきました。傘も持ってきてないし、もうバスを降りて帰ろうかなと思ったり、いや、ここまで来ているのだから・・・心が揺れる。
それでもやっとどこからか運転手さんが現れてとにかく出発。しばらくしてショッピングセンターに行きそうな外国人カップルはいつの間にか降りてしまっていました。私の勘は当てにならない。おまけにショッピングセンターの停留所では私の他に二人、それも怪しげな移民外国人のような人が降りただけでした。あの若者たちは一体どこに行ったのか?確かにいつも思うのは、普通の人はここへはマイカーでくるのであって、公共の交通機関で来るのは、自分の車の持てない人々・・・。(前回は苦労して着いたらお休みで、その時一緒に降りたルーマニア人の男性と二人で肩を落としてバス停に戻ったのですが、奥さんと子供と仕事を求めてイタリアに来たけれど、仕事がないってこぼしてました。)
バス停に降りると、駐車場に続く道が新しく作られてあって(前は道のないところを無理に下って入口に向かうしかなかった)、ああ、やっと道を作ってくれた、これなら来やすいぞと思ったのもまた束の間・・・。バスを降りたのはたった3人で、他には誰も居ません。駐車場に入る前の塀に挟まれたような小道に、なんとジプシーたちが4人もたむろしているじゃありませんか。とっさに、待ち伏せだ!って頭にひらめくと、恐怖心が背中を這いあがってきました。というのも以前ジプシーの女の子4人にお財布をとられるということがあったから。今回は大人の若い女性4人。あのときの4人が成長したかと思わず思ってしまったくらい。ここまで来てまたもバス停に戻るのも悔しい。一緒に降りたインド人のような男性の後にぴったりくっついて足早に通りすぎました。どうもそのインド人は私の方を怪しげに思ったみたいですけれど。(彼の方も足早になった。)
そんなこんなで、帰りはどうしようという心配で買いものどころでなくなってしまいました。バカみたい、バカみたい。インフォメーションで、「バス停に行く出口はどこですか」と聞くと、やはり来た道と同じ。または別の停留所なのですが、前にそこに行かされてバスが来なくて来なくて、日は暮れて真っ暗になるし、私以外に誰もいないしと泣きそうになったことがあったので、そこへも行きたくない。ジプシーのことを伝えておいた方がいいと思って、「駐車場を出たところでジプシーが4人ほどうろうろしていたので、怖くて・・・」と言うと、やはり別の停留所の方に行けと言われました。
ジプシーがいるかそおっと見て、もしいたら別のバス停に行こうと心に決めて、行ってみると雨が降っていたお陰か誰もいなくなっていました。やはり周りには人っ子一人いなくて、私は大通りまで突っ走り、ああ、本当にバカみたい!さらに、バス停は交通量の多い大通りの反対側で信号のないところをなんとかして渡らなければならない。またもおろおろしていると、中東あたりの人というような人々が大きいビニール袋をかつぎながらやってきました。他の機会なら見るからに怪しげな人たちですが、この場合は救世主。彼らと一緒になんとか渡り切りました。
あ~疲れた~。やはりもう二度と行かない!それにしても車で来るようなお客だけがお客ということらしい。いつも何かあって疲れるけれど、今回はいい加減に学びました。外国に住むってこういうことも含まれると思いますが、日本に住む外国人が苦労することってなんだろう?と思ったりします。
ショッピングセンター Euroma2
地下鉄B線 EUR Fermiの駅からバス70番、700番 709番です。(多分71番も)
地下鉄の駅のRebbibia方面の入り口のところにバスターミナルがあります。