今サッカーの欧州選手権(っていうんですよね?)をやっていますが、予選のときにイタリア人たちが恐れたのがこれ、"Biscotto"、つまり日本語で「ビスケット」。イタリアのスーパーへ行くと、ビスケットはパスタと同じぐらいにたくさんの種類があって、いかにイタリア人の食生活にとってビスケットが大事かってことがわかりますが、サッカーのビスケットは恐ろしいものなのです。例えば、「ビスケットの悪夢再来」というこの記事。
イタリア人たちが毎朝食べる大好きなビスケットが恐怖になるというのは実はこういうことなのです。今回予選ではイタリアはスペイン、クロアチア、アイルランドとグループを同じくしました。強豪スペインとはやれやれ引き分け、まずまずのスタートだったとは思いますが・・・。予選通過国が決定する最後の試合、イタリア対アイルランド戦、そしてスペイン対クロアチア戦が残っていました。私はこの選手権のしくみがよくわかるわけではありませんが、要はスペインとクロアチアが2-2(それ以上の点でも)で引き分ければ、イタリアはどんなに頑張っても、10-0で勝っても、本選行きはなくなるという話でした。つまりスペインとクロアチアが一緒に本選に行こうと両チーム間で取り決めて、2-2以上の引き分けに持っていくような試合をすれば、この二国はいとも簡単に本選行きを手に入れることができたわけです。もちろんスポーツマンシップには反しますけれど。つまり二つのチームが自分達の有利になるように取り決めて試合を行うことを「ビスケット」と言うのです。
実は以前にもイタリアは今回と同じ様な状況になったことがありました。2004年の欧州選手権のとき、スイスとデンマークによる「ビスケット」試合でイタリアは苦い思いをしたのです。スイスとデンマークなんてちょっと驚きました。スペイン、クロアチアよりも「スポーツマンシップ」を尊重しそうなイメージの国なのに。今回もその苦い経験から、試合前からイタリアは沈みムードでしたが、スペインとクロアチアは正々堂々とスポーツマンシップにのっとって戦ってくれました。
ところで問題はなぜ「ビスケット」なのか。気になって調べてみたら(イタリア人に聞いてもわからない人がほとんど)、競馬で馬のドーピングにビスケットを使うことから来ているようです。なんとも単純な理由でした。
イタリア人たちが毎朝食べる大好きなビスケットが恐怖になるというのは実はこういうことなのです。今回予選ではイタリアはスペイン、クロアチア、アイルランドとグループを同じくしました。強豪スペインとはやれやれ引き分け、まずまずのスタートだったとは思いますが・・・。予選通過国が決定する最後の試合、イタリア対アイルランド戦、そしてスペイン対クロアチア戦が残っていました。私はこの選手権のしくみがよくわかるわけではありませんが、要はスペインとクロアチアが2-2(それ以上の点でも)で引き分ければ、イタリアはどんなに頑張っても、10-0で勝っても、本選行きはなくなるという話でした。つまりスペインとクロアチアが一緒に本選に行こうと両チーム間で取り決めて、2-2以上の引き分けに持っていくような試合をすれば、この二国はいとも簡単に本選行きを手に入れることができたわけです。もちろんスポーツマンシップには反しますけれど。つまり二つのチームが自分達の有利になるように取り決めて試合を行うことを「ビスケット」と言うのです。
実は以前にもイタリアは今回と同じ様な状況になったことがありました。2004年の欧州選手権のとき、スイスとデンマークによる「ビスケット」試合でイタリアは苦い思いをしたのです。スイスとデンマークなんてちょっと驚きました。スペイン、クロアチアよりも「スポーツマンシップ」を尊重しそうなイメージの国なのに。今回もその苦い経験から、試合前からイタリアは沈みムードでしたが、スペインとクロアチアは正々堂々とスポーツマンシップにのっとって戦ってくれました。
ところで問題はなぜ「ビスケット」なのか。気になって調べてみたら(イタリア人に聞いてもわからない人がほとんど)、競馬で馬のドーピングにビスケットを使うことから来ているようです。なんとも単純な理由でした。