もともと体を動かすのは好きな方じゃないんです。その上、今年はウイルスのせいで動かないことをどうも正当化しやすい。年齢と共に体は劣化しやすくなっているし、最近かかったお医者さまとも「何かスポーツしないの?」「スポーツは好きじゃないので・・・」「でも毎日最低30分は歩きなさいね」「はい、そうします」という、今までにも何度もしてきた会話。実際のところ、私にとって「毎日」はハードルが高く、おまけに連日の猛暑で「これでは熱中症になってしまう」と言い訳ができやすい状況でもあります。
夫の職場がコロッセオの近くで、私たちは「どうせ感染しても大丈夫」と言えるような若者ではないので、夫は帰りなどは地下鉄を使わずに徒歩で帰ってくることもあります。だいたい50分かかるそうですが、思い切って徒歩で迎えに行くことにしました。地下鉄に乗れば駅4つ分。
ゆっくり、ゆっくり、日陰へ日陰へと移動しながら、ローマのピラミッドのあるサンパオロ門を抜け、コロッセオ方面に向かう大通りのお店を眺めながら、万国旗が並ぶFAO(国連食糧農業機関)が見えてくると、すぐに左に古代ローマ時代の競技場チルコ・マッシモが現れる。ここまでくれば到着したようなもの。40分経過。なかなか速く歩いたと思う。
この辺りはローマでも最も素敵な地区です。ローマに来られたら、是非コロッセオからほんの少し足を延ばして、近くのアヴェンティーノの丘やチェリオの丘の散策をしていただきたい。
パラティーノの丘の横を歩くと、そこは私の大好きなローマの松の並木道。松の木を見ると元気が与えられる。そういうと夫は笑いますけど、子どもの頃からずっと見て慣れきっている夫にはこの松の素敵さがわからなくて全く気の毒だわーと言い返しています。
アヴェンティーノの丘のオレンジ公園の松
日没も素敵。オレンジ公園からはサンピエトロ寺院のクーポラも見える。
待ち合わせのコンスタンティヌスの凱旋門に到着。確かに50分。
ロックダウン解除後、初めて間近でみるコロッセオ。あ~思い切って来て良かったと思ったのでした。古代ローマ時代からここに立ち続け、ローマの歴史を見続けてきたコロッセオには力を与えられる気がします。いつ来ても観光客であふれているこの場所も、今は人が少なくて寂しい。午後7時半になっても、この青空。これは日本では見られない、ローマの青空。
ロックダウン中に窓際に集まり近所の人と歌う、そんなことがありましたが、こんな青空を見るとそれもはるか昔のことのようです。そのころよく聞こえてきた歌に”Ma il cielo è sempre più blu”がありました。訳せば「それでも空はいつもますます青い」でしょうか。 どんなことがあっても、空はいつも青い、希望を与えてくれる歌です。
若くして亡くなったイタリアの歌手リノ・ガエターノさんの歌だそうですが、イタリアの50人の歌手が赤十字のために歌ったものがあります。
こちらです。どうぞ聞いてみてください。歌詞訳を見つけたら(または自分で出来たら)、載せたいと思います。
夫の職場がコロッセオの近くで、私たちは「どうせ感染しても大丈夫」と言えるような若者ではないので、夫は帰りなどは地下鉄を使わずに徒歩で帰ってくることもあります。だいたい50分かかるそうですが、思い切って徒歩で迎えに行くことにしました。地下鉄に乗れば駅4つ分。
ゆっくり、ゆっくり、日陰へ日陰へと移動しながら、ローマのピラミッドのあるサンパオロ門を抜け、コロッセオ方面に向かう大通りのお店を眺めながら、万国旗が並ぶFAO(国連食糧農業機関)が見えてくると、すぐに左に古代ローマ時代の競技場チルコ・マッシモが現れる。ここまでくれば到着したようなもの。40分経過。なかなか速く歩いたと思う。
この辺りはローマでも最も素敵な地区です。ローマに来られたら、是非コロッセオからほんの少し足を延ばして、近くのアヴェンティーノの丘やチェリオの丘の散策をしていただきたい。
パラティーノの丘の横を歩くと、そこは私の大好きなローマの松の並木道。松の木を見ると元気が与えられる。そういうと夫は笑いますけど、子どもの頃からずっと見て慣れきっている夫にはこの松の素敵さがわからなくて全く気の毒だわーと言い返しています。
アヴェンティーノの丘のオレンジ公園の松
日没も素敵。オレンジ公園からはサンピエトロ寺院のクーポラも見える。
待ち合わせのコンスタンティヌスの凱旋門に到着。確かに50分。
ロックダウン解除後、初めて間近でみるコロッセオ。あ~思い切って来て良かったと思ったのでした。古代ローマ時代からここに立ち続け、ローマの歴史を見続けてきたコロッセオには力を与えられる気がします。いつ来ても観光客であふれているこの場所も、今は人が少なくて寂しい。午後7時半になっても、この青空。これは日本では見られない、ローマの青空。
ロックダウン中に窓際に集まり近所の人と歌う、そんなことがありましたが、こんな青空を見るとそれもはるか昔のことのようです。そのころよく聞こえてきた歌に”Ma il cielo è sempre più blu”がありました。訳せば「それでも空はいつもますます青い」でしょうか。 どんなことがあっても、空はいつも青い、希望を与えてくれる歌です。
若くして亡くなったイタリアの歌手リノ・ガエターノさんの歌だそうですが、イタリアの50人の歌手が赤十字のために歌ったものがあります。
こちらです。どうぞ聞いてみてください。歌詞訳を見つけたら(または自分で出来たら)、載せたいと思います。