あいあいのひとりごと

ローマ在住あいあいの暇つぶし日記。

エコフェスタとプルチネッラ

2008-06-30 07:11:13 | ローマの休日
環境をテーマにしたイベントに行って来ました。もっともダニィの関心は環境問題よりもそこに同時に出店される食品市。環境問題に取り組んでいる父のために何か情報を得られたらと思ったのですが、全くそちらの方のブースに近寄るチャンスがなく・・・。

着くなり「ちょっと、ちょっと」と引っ張っていかれるから何かと思ったら、プルチネッラの芝居をやっていました。実は2年程前にプルチネッラの人形劇を見てから、私はこのプルチネッラが気に入ってしまいました。

この日のプルチネッラの芝居はこんな感じ。

                     

プルチネッラとはナポリの仮面役者ですが、その起源は17世紀にまでさかのぼるようです。ダブダブの白いシャツに白いズボン、黒いベルトをして、頭に白い三角帽を被り、顔には鉤鼻のある黒い仮面をつけています。金切り声のような声でしゃべり、ずる賢くて、嘘つきで、怠け者で食べることばかり考えているのですが、子どもから大人までに愛されてきたキャラクターなのです。私が今まで見たのはみな人形劇でした。それも観衆参加型。いつも棒で叩かれたり、叩かれ返したりのドタバタシーンの多い劇です。

  

この日のプルチネッラは等身大で登場人物も多く大掛かりでしたが、私は人形劇の方がほのぼのしていて好きです。この夏もまたどこかでお目にかかれるかしら。

食品市での収穫は、オリーブオイル、賞をとったというビスケット、修道院産のジャム、オリーブのパテ。他にもおいしそうなものがたくさんありました。

Un cappotto di legno

2008-06-25 01:11:33 | おもしろいイタリア語
この間テレビを見ていたらこんな言葉が出てきた。Cappotto = コート、legno = 木、木で出来たコートとはなんだろう?

これはマフィア達の間の言葉で、"Facciamo un cappotto di legno."、つまり「殺ってしまおう」ということ。木で出来たコートとは、つまり棺おけのことなのですね。


                 


イタリアマフィアのユーモア感なのかしら?怖い、怖い。


ブルーチ ラ チッタ ~♪

2008-06-25 00:40:01 | ローマの休日
去年の夏、至るところで耳にしたこの曲。歌っているのはIrene Grandiという女性イタリア人歌手です。

                    

私が知っているのは実はこの歌だけなのですが、彼女の野外コンサート(入場無料)があるというので行ってきました。





私はまだあまりイタリアミュージック界に詳しくありませんが、テレビでよく見る歌手のコンサートでしたから、去年見たLucio Dallaのコンサートに近いものを期待していました。しかしそれほど大きいコンサートではなく、人出も少なめで、赤ちゃんからおじいさんまで、犬の散歩がてらのような人、なんだかほのぼの。やはりお金がかからないで、色々なイベントを楽しめるローマは素晴らしい。

新ローマ市長のシニョール・ジャン二(私はそう呼んでいる)は、泥棒対策に力を入れる分、文化活動への資金がないのだと。泥棒対策は本当に大事だけれど、でもちょっと残念。

Tanti auguri a te  ~お誕生日おめでとう!~

2008-06-25 00:05:22 | ローマの平日
ダニィのいとこの娘の3歳の誕生日会にお呼ばれいただきました。想像はしていたのもの、イタリアはホントに家族の集まりが多い。

主人公ソフィーちゃんのじーじとばーばのお家の大きなテラスで、招待客はほとんど大人。何度もローソクを吹き消したいソフィーのために、おなじみハッピーバースデートゥーユーのイタリア語版、タンティアウグリアテ~を5回も大人は歌わされ。少々甘やかされ気味のソフィーちゃんでした。

                          

何歳の誕生日までお呼ばれいただけるのかしら?

Celioの丘

2008-06-20 07:42:27 | ローマの平日
Celioの丘は私の好きな散歩コースの一つです。静かでとても平和な気持になれるところです。メトロB線のCirco Massimo駅で下車、地上に出ると大きな遺跡の残るPalatinoの丘と広い昔の競技場Circo Massimoとこの丘が見えます。

慣れない観光客にはこの道を横断するのにちょっと困難を感じるかもしれません。なんだか信号も横断歩道もわかりにくいのです。ローマではいくらクラクションを鳴らされようが、もう渡ってしまうが一番早いのですが、あいあいはいまだに慣れず、信号を探します。

Celioの丘を登っていくと、まず白いファサードの教会(S.Gregorio Magno教会)が階段を登ったところに聳え立っているのが見えてきます。その階段の中段左手側には3つの小さい祈祷堂のある入り口があります。

道なりにそのまま進み、ローマ時代の遺跡のアーチが7つトンネルのようになっているところを通り抜けると(その手前にローマ時代の家の遺跡が見られる博物館もあり)、高い塔のある教会(SS.Giovanni e Paolo教会)の前の広場につきます。

さらに数歩進むとVilla Celimontanaという公園の入り口があります。緑の多いこの公園は散歩にも、昼寝にも読書にも最適。夏には夜半までジャズコンサートが毎日のように開かれ、日中は日光浴にやってくるようなのんびりとしたこの公園も、夜は木々にさまざまな色でイルミネーションが施され、ちょっとした食事やお酒も飲める、大人のデートスポットに早代わりです。
道沿いに進んでいくと、公園の別の入り口に到着します。ジャズコンサート期間はここが入り口となり、チケット売り場も設置されます。

入り口を出ると左側に船の形をした噴水があります。その後ろにあるのはS.Maria Domnica教会。道を渡ったところにある道を数メートル進んだ右側にあるのが、S.Stefano Rotondo教会です。


結婚式・パーティ準備編

2008-06-12 21:43:44 | Matrimonio (イタリアで結婚)
私もダニィも元々は親戚だけでこじんまりと役所結婚で終わらせるつもりだったのに、教会で挙式をと決まったときから準備が増えてしまいました。それでもダニィは最小限で済ませようというのがあったため、結局ご両親・親戚が大半を準備してくれた形になりました。

私自身の経験、人の結婚式や話を元にすると次のような準備が必要のようです。(公の手続きは以前のブログにあります。)
・教会の予約:人気のあるところは1年も前から予約するようです。
・司祭を決める:教会は場所を貸すだけ、式を司どる神父は別にお願いします。
・教会の方式にそった式次第の作成し、それを教会に確認してもらう。
・当日の証人になる人を決め、お願いする。(新郎新婦各2名)
・教会に飾る花を決める:専門店に行きました。ブーケもそこで注文。教会よっては、飾り方に制約あり。
・結婚指輪の準備:サイズの調整もあるので、ぎりぎりにならないよう。
・新郎・新婦の衣装:別に決まりはないみたいです。
・レストランの予約・メニュー決め
・招待状の作成・送付
・写真屋さんの予約:ダニィは不要と考えていましたが、おばさんが知り合いに頼んでいてくれました。教会だけでしたが、人によっては色々なところにいって、新郎新婦の写真をとったり、ビデオを頼んだりするようです。
・当日の美容師さんの予約:髪だけで350ユーロというのが相場のようでした。メイクを別に頼むと合計500ユーロにもなります。幸い友達紹介で日本人の方に安くやっていただきました(感謝!)。
・Bonboniereの準備(Confettiというアーモンドに砂糖でコーティングしたお祝い事に用いられるお菓子入れで、結婚式出席者などに配る。)
私たちの場合はざっとこんなところです。

普通は花嫁を教会に送るために立派な車(クラシックカーなど)を用意したり、当日は花嫁の家に集まるのでお客さんのためにお菓子などを用意したりもします。家の外に赤のカーペットをひいてみたり、花で飾ってみたり、テープカットがあったりもするようです。そういえば私たちはライスシャワーのお米も忘れていました。

まあ実際は何もなくても皆に祝福されて、気持の良い当日が過ごせることが重要ですね。


イタリアでの婚姻手続き(ステップ4)-日本大使館への届け

2008-06-09 01:09:04 | Matrimonio (イタリアで結婚)

結婚式も終わりイタリアでの結婚が成立しても、そのままでは日本での婚姻にはなりません。3ヶ月以内に在イタリア日本国大使館(Via Quintino Sella 60, Roma Tel:06-487991)への届けが必要です.
必要なもの
・パスポート
・戸籍謄本2通
・相手がイタリア人の場合、国籍証明2通とその翻訳
・婚姻証明書2通とその翻訳
(これらの書類は新戸籍の場所を変える場合には3通必要のようです。)
郵送でも受け付けるようですが、直接足を運べる場合には、大使館に翻訳の書類の雛形があり、その場で翻訳文の作成をすることになります。ただし、結構時間が掛かりました。イタリア語力がまだいまいちという方には、かなり困難かもしれません。大使館の人がチェックしてくれるので、間違えても後で訂正ができます。

その際に婚姻届の記入もします。日本で婚姻届を見た事はなかったのですが、恐らく日本のものだと同じだと思います。「これが婚姻届か」としみじみとしましたね。ただ一人で届けに行ったのが少々寂しく・・・。(私のサインのみですから)
大使館内には携帯を持って入ることができないので、記入欄でわからないことがあっても電話をして聞くことができません。相手の両親の正しい名前や職業などきちんと確認しておいた方がいいでしょう。

これで終わりです。日本に帰ったときに戸籍を確認してくださいとのこと。私が筆頭者の戸籍です。

そうそう教会で結婚式で挙げたので、教会の婚姻証明書というのがありましたが、一応役所で証明書を取り直して持って行きました。翻訳文との雛形が合わないこともあるかもしれないので、役所の証明書を持っていったほうが安全ではないでしょうか?

次はペルメッソ(滞在許可書)の申請だ・・・。