あいあいのひとりごと

ローマ在住あいあいの暇つぶし日記。

Fantacalcio

2008-08-31 09:15:41 | ローマの平日
イタリアと言えばサッカーというのは本当。でもこれは小さい頃からの洗脳によるものなんじゃないかしら。公園や広場に行くと、子どもも大人もそろってボールを蹴っています。日本ではよく見るバドミントンなんて見たことがないし、バスケットボールのゴールではなくて、サッカーのゴールばかりが目につきます。テニスコートも少なそう。
親戚の集まりに行っても、パーティに呼ばれていっても、男性陣は自然にテレビの前に集まって試合観戦。

私も何を間違えたか「ローマチーム命」のような家庭に嫁いでしまいました。今までの私の環境は、スポーツファンがいなかったのでカルチャーショックは否めません。ダニィの家族は顔を合わせば必ずサッカーの話題。ローマチームの試合には年間パスを購入、ホームでの試合は必ず見に行きます。生で見てきた後も、家ではサッカー番組とネットで再度確認。さっき見たばかりのシーンを何度も見て何がそんなにおもしろいんですかね。サッカーの試合カレンダーが何よりも優先になってしまうのも不満。

さて、タイトルのFantacalcioとは、新聞や雑誌上やインターネット上での架空のシミュレーションゲームです。自分で実在する選手を選んでチームを作り、ネット上のセリエAに参加するというものです。現実の世界での選手達の成績によって、勝負が決まるとものらしい。自分のチームが優勝すれば車が当たるとか。ダニィがやっているのは新聞La RepubblicaのFantacalcio

現実の試合だけでも十分「やめてくれ~」状態なのに、ダニィもとうとうFantacalcioを始めてしまいました。それもですよ、3つもチームを持っているのです。というわけで、自分の選んだ選手達の成績チェックにも忙しいわけです。怪我をしたり、レッドカードをもらったりすれば、架空上のチームにも影響してしまうからです。確かによくできたゲームですけれど、作った人を恨みます。

こうなったら私もどこかのチームを応援してダニィに対抗すればおもしろいかと、「じゃあ私はインテルのファンになるからね」と話したら、「いいよ、もう家に入れないから」だと。ふん、黙ってインテルファンするからね。

慣れの効力

2008-08-30 20:40:21 | 映画
最近特に思うことなんですが、人間の慣れって凄いですね。同じものを見ても、何度も見た後には見え方が違ってきたりする。「住めば都」っていうけれど、これも慣れの効力のお陰でしょうね。反対に最初は素晴らしかったものが、何度も見ると「こんなもの」になってしまったりもする。そんなわけで感動もだんだんとしにくくなっていくのが悲しいけれど現実です。

・・・とここで今回の話題は映画なのです。慣れの話をしたのは、今回も前回の「シャッター」に続きホラー映画だからなのです。小さいときに従兄弟たちに無理やり見させられた「エクソシスト」以来、怖い映画は一切見ないようにしてきたのですが、映画好きのダニィと生活している内に、怖い映画をちらほら横目で見る機会が多くて、ついに「慣れの効力」をこの分野でも体験しつつあるようです。
ただ怖いのは怖いので、写真は載せませんよ。

さて今回の映画は、イタリアでは"Descesa nelle tenebre",原題は"The Descent"、2005年のイギリス映画(監督ニ-ル・マーシャル)です。
主人公サラは冒険好きの女友達たちと急流下りに行った帰り道に、車の事故で夫と小さい娘を失う。(事故もちょっとホラーっぽい。)その1年後、そんな彼女を元気づけようと友人達が洞窟探検という冒険旅行を企画する。ガイドブックに載っている洞窟への探検のはずだったのだが、仲間の一人がわざとまだ未踏の洞窟に案内する。ガイドブックや地図は車の中に置いたまま。
そうして開始した洞窟探検。真っ暗な細い穴の中を進んでいく6人の女性。それだけでも息苦しいのですが、そんな最中に土砂が崩れ、戻る道がふさがれてしまう。地下3000メートルの暗闇に閉じ込められた6人。出口を探して前に進むしか道はなく。恐怖でパニックし始める彼女たちを待っていたのは、人間をも食べてしまう謎の生き物。

さて、暗闇の中でぬるぬるとした人間の姿に似た生き物たちとの格闘を「怖い」と感じたのは最初だけ、だんだんと「気持ち悪い」だけの感覚の方が強くなっていきました。生きたまま体を食べられてしまうというのは想像を絶する気持ち悪さです。そんなところに置き去りにされる恐怖というのも確かにかなり怖いですけれど。

それでも驚いたことにそんなに怖いと感じずに最後まで見終えたのです。この映画、結構賞なんかもとっていたり、高い評価を受けているように読んだので、見ごたえのあるホラーなのかと「私は見ない!」とつっぱっていたくらいでしたから、私って実は怖いの平気なのかしらと新たな自分発見に驚きです。

ただ日本製の怖い映画はまだ勇気がないですね。怖い感覚にも文化の違いがあるのでしょうね。2年前位だったか、ローマでアジアンフィルムフェスティバルかなにかのイベントで「悪夢探偵」という塚本晋也監督の映画をダニィに連れられて見に行きました。監督も上映前の挨拶に来るということで、結構イタリアにもファンがいるんですね、思ったより人が入っていました。これかなり怖かったです。最初の30分も見たか見ないかで私と一緒に行った日本人の友人はギブアップ。外のベンチでショック状態なままダニィと他の友人たちが見終わるのを待っていました。友人はこんな映画に誘われてかなり迷惑だったらしい。私もそうでしたが、その後その影響は数週間続くことに・・・ホントにごめんなさい。
ところで映画を見終わったイタリアンたちの感想は、確かに怖いけれど気持ち悪いという方が大きかったようで、私たちの感じる怖いとはなんだか受け止め方が違ったようですよ。

昨日ダニィがまた塚本晋也の作品をダウンロードしようとしているので、これは反対しておきました。

夕方の散歩@トラステベレ

2008-08-29 08:22:44 | ローマの平日
珍しくジョギングに気乗りがしないダニィが散歩に行こうと言い出したので、それでは引き篭もりの私も外に出るかと腰を上げました。

行き先はどこでもよかったんですけれど、3年ほど前に3ヶ月だけ住んでいたトラステベレ、最近随分行っていないなあと思っていたので連れていってもらうことにしました。そんなに遠くはないんですが、公共の交通機関だと少々面倒臭い。

トラステベレは、レストランやワインバーなどが小さな路地にたくさん並んでいて、夜若者が繰り出す地区と言ったらいいでしょうか。日本に比べると大したことはないのですが、一応おしゃれ地区というわけです。古い建物に、その間の狭い路地など、雰囲気的には日本の欧風なんとかとは確かに歴史の重みは違いますけどね。

皆さんは夕食時。

私たちは別におしゃれ地区が目的ではなく、文字通り散歩だけ。つまり歩くだけ。

するとある小さな路地に、植物に覆われたこんな建物がありました。

真ん中に吊り下げられているのは、洗濯物?


近づいてみると・・・シーツですよね?窓もちゃんとあって、人が住んでいるんですね。

シーツならまだしも、こんなところに干したら目立っちゃって、何でも干せるってわけじゃないでしょうね。観光客も大勢通るんですから。

その後こんなお店がありました。

どうして看板の文字が裏返しなの?
こうすると税金を払わなくていいのだとのこと。なるほど。(日本でもそういうのあるんですか?)

なんだか全くおしゃれなトラステベレの紹介になりませんでした。

Ombre del passato

2008-08-27 03:35:35 | 映画
邦題は「シャッター」というらしいですね。イタリアでの題名の意味は「過去の影」といった直訳になるでしょうか。私は怖い映画は普通は見ないのでほとんど知りませんが、監督に「感染」の落合正幸、製作に「リング」の一瀬隆重と、なんだかいかにも怖そう。ハリウッド映画がでありながら、ロケはすべて日本ということで、ちょっと好奇心で初めの方を見てしまったが最後、恐怖心よりも好奇心が勝ってしまいました。ダニィは日本人の監督ということで興味を持ったらしい。

ストーリーは新婚旅行と仕事を兼ねてやってきたアメリカ人の新婚カップルが、ある夜、暗い夜道で女性を轢いてしまう。ところがその女性は姿を消し、それ以来この二人に奇怪な出来事が起こるという始まり。最初は心霊写真の発見なのですが、私たち日本人は心霊写真とか心霊現象とか、何かと小さい頃から慣れ親しんでいる(?)ためか、それだけでも体が怖いと反応してしまうらしい。少なくとも私はそうなので、この段階で逃げ体勢に。ところがこの後10分間を一人で見たダニィに、このカップルの男性が以前日本で働いていたときに関係を持った女性が、どうも成仏できずつきまとっているらしいと説明されると、今度はなんだかまた興味が沸いてしまいました。それなりの理由があってリベンジをしているのだとわかれば、怖さも減るもの。それにマダムバタフライじゃないけれど(オペラを見たときも私は怒ってました)、日本の女性と関係をもって、最終的には置き捨てた形で帰国するガイジンさんたちの犠牲になった人のケースが身近にもあって、なんだかこの霊の方に共感してしまいました。

ハリウッド映画でも日本人が製作しているのだから、最後はアメリカ版ハッピーエンドにはならないだろうな、もしなったらちょっとがっくりかも、などと思いながら、それでも怖いシーンは目をつぶりつつ、最後まで見ました。ストーリーは映画を見てもらうとして、ここでは書かないほうがいいですね。

ところで、ディズニーランドのお化けのようなのが一般的な(勝手に決め付けている)イタリアでは、こういう映画はウケルようです。ダニィにも、ダニィの友人にも「おもしろかった」と好評。私てきには、日本では夏になるとテレビでこういうのよくやってたなあという感覚なのですけれど。

それにしても、久々にこういうのを思い出して、写真や鏡などを少々怖々見てます。鏡の自分もなんだか「リング」っぽいと、自分の顔に怯えてたりして。これは別の怖さ?

日本のガイジンさんたち、この映画を見てドキッとする人いるでしょうねえ。気をつけてくださいませ。日本人は過去をすぐに忘れませんよ~。

猫が卵をあたためているぞ!

2008-08-27 01:53:22 | おもしろいイタリア語
直訳はこうなる"Qui gatta ci cova!"という言い回しがあります。「なにやら怪しいぞ」という意味で、たくらみがありそうな状況とか、「あの二人怪しいんじゃない」みたいな時にも使うようです。それにしても、「猫が卵を温める」とは確かに変な行動ではあるけれど、猫がたくらみを持って卵を温めているということなんですかね。犬ではピンとこない感じが、やはりイタリアでも猫の方が何かずる賢く何かをたくらみそうなキャラクターなのでしょうか。

さて、イタリア語講座はここまでにして、猫と言えば、ローマには有名な猫の溜まり場があります。

ここは有名なパンテオンやカンポ・デ・フィオーレなど観光スポットから歩いて数分のところにあるトッレ・アルジェンティーナ広場の遺跡です。古代の寺院の跡が三つもあるらしい。そうそうそれとあの有名なジュリアス・シーザーの暗殺事件の場所でもあるらしいですね。「ブルータス、おまえもか」でしたっけ。

色々な方面行きのバスやトラステベレ行きのトラムの停留所があるため、私は交通機関のターミナルとして通っていただけでしたが、先日ぶらぶら散歩がてらに行くと、やはり猫さんたくさんいましたよ。


暑いせいか、みんなちょっと夏バテ風。


「猫の聖域」というポスター。猫さんたちを保護している団体がどうもいるようです。

遺跡自体も結構立派ですが、一体何匹の猫がいるのだろうと数えに来てみるのもおもしろいかも。テルミニ駅から40番とか64番のバスに乗るとこの広場を通ります。


免疫革命

2008-08-24 02:00:20 | たまには読書
うちの両親は、「いかに健康に気持ちよく生きるか」ということに関心があって、研究・実践をし続けています。そんなわけで母から最近届いた本がこれです。

 
「自分ですぐできる免疫革命」 安保徹著 大和書房

日本語に飢えているせいもありますが、内容もなかなか興味深くすぐに読みきってしまいました。

「病気になるのは体が悪いのではない。それまでの生き方の間違いが体に現れてきたということ。病気は自分の生き方の間違いを知らせてくれるもの」と主張する筆者が、怖い病気の代表であるガンの予防・治療を免疫力によって行うことをわかりやすく説明しています。それはガンだけでなく、全ての病に通じるということです。
その免疫力を高めるのは、日ごろの生活の仕方なのです。

筆者によれば、ガンの治療の中心である手術・放射線・抗がん剤は、ガンの治療に逆効果にもなる。つまりそれらの治療では、ガンを治すことが可能な免疫力を低下させてしまうことになるからです。そのような治療を行うよりも、生活を変えることによって、免疫力を高めることの方が結果として効果的だということです。
ガンだけではなく、病気になると何かと薬に頼りがちですが、それが免疫力を低めていく原因になっているのだそうです。

そしてその免疫力がうまく作用するためには、私たちが持つ交感神経と副交感神経の状態のバランスをコントロールすることが必要なのですが、ストレスの多い社会での暮らしているとそれが知らず知らずの内に崩れていくのですね。
ところで、私は今現在ストレスが無さ過ぎる生活に甘んじ、体を動かさない怠惰生活を送っているのですが、その場合は副交感神経が優位になりすぎて、それはそれで病気のもとなんだそうです。適当なストレスは人間必要なのですね。

ちょっと難しい専門的な説明もわかりやすい言葉で説明されていて、体がどういうしくみになっているのかを理解しながら、目標である免疫力を高める方法(10か条)を具体的に示してくれています。「なるほど」と思わされる内容満載です。

おもしろいと思ったのは、人間は最終的には死ぬようにできているのだから、その死の苦しみや恐怖を感じなくてすむためにボケていくのであって、それが自然の成り行きなのだそう。死は苦しいものと思っていますが、延命操作をしたり、不自然なことをすればするほど、苦しみのないはずの死が苦しくなるのだそうです。なるほどと思わされます。

人間の体はうまく出来ているという事ですね。不快を感じるということは、体が何かを教えてくれているということ。それをすぐに薬や治療で取り除こうとすると、体が送ってくれているメッセージがわからないまま、返って本当の解決から遠ざかってしまうのですね。心に留めておきましょう。


冷蔵庫の中は・・・

2008-08-23 09:03:25 | ローマの平日
うちの食事・買い物係はダニィで、スーパーの広告も主婦のようによく眺めています。そんなわけでお買い得を見つけると買いだめしてきます。パスタなどは災害が起こってもしばらくは困らないほどの貯えです。

さて、最近は冷蔵庫の中がこのようにヨーグルトでいっぱいです。見えている部分だけでなく後ろ側にもまだあります。

ヨーグルトの場合は消費期限があるので、そう買いだめはできるものではありませんが、毎日朝食べると考えると確かに消費も早くはありますね。


さて、ここで取り上げたいのは、ヨーグルトの種類のことです。日本でもヨーグルトは腸の働きをよくするとかで健康のためにとっていましたが、プレーンヨーグルトにちょっとお砂糖や果物を入れてみるとか、一時話題になったカスピ海ヨーグルト(母はまだ作っています)などでした。ところが、ダニィと暮らすようになってびっくり。まるでジェラートを選ぶような豊富なバラエティです。

私たちはこの"YOMO"という製品が好きなのですが、いちご、ピーチ、キウイ、バナナ、ベリー系、チェリー、パイナップル、オレンジなどのフルーツ系が豊富で、数種類のフルーツのミックスなどもあります。(一時組み合わせの不思議なものもありましたが、しばらくして消えました。)そのほかに、チョコレート、コーヒー、バニラ、ストロベリーチョコなどもあります。最近、新しいのが、いちごとライムとシナモンのミックスやアーモンドミルク。アーモンドミルクはまるで杏仁豆腐のようで、なかなかおいしかったです。私のお気に入りは、チェリーとコーヒーとベリーミックスですが、この杏仁豆腐ヨーグルトも定番になりそう。
そして緑のパッケージのACTIVIAというヨーグルトですが、このイチジクがとてもおいしい。

それにしても、こんなお菓子のようなヨーグルトでは、身体にいいというよりも毎日摂取すると太る?確かにおいしくて止められないのですが、日本のヨーグルトよりかなり甘いんです。

そして我が家のフリーザーを占拠しているのもヨーグルトアイス。


下の段にもまださらにあります。


このfurusiという製品はヨーグルトアイスの上にフルーツがのっていて、底の方にシリアルが少し入っています。ヨーグルトなのでさっぱりしているし、暑いときに最適。ちらっと見えているCornettoも我が家の常備品です。これもシンプルでおいしいアイス。ストロベリーだとかチョコだとかありますが、Classico(クラシック)というコーンにチョコが塗ってある程度のが一番おいしい。

こんな風に買い物をしてくるダニィは近所のスーパーではどのように思われているのだろうか。

ところで、去年少しアルバイトをしていたときに一緒に働いていた人が、乳製品と酸のものを一緒に摂取するのはよくないという話をしていました。例えばイタリアの有名なサラダ・カプレーゼはトマト、モッツァレッラチーズ、バジリコの組み合わせで、とってもおいしいのに、その人によると正に良くない。そしてこれまたおいしいカプチーノも牛乳とコーヒーの組み合わせで良くないそうだ。
そうなるとおいしいコーヒーヨーグルトもよくないってこと?

さようなら センシ会長

2008-08-20 08:13:49 | ローマの平日
今月17日にローマのサッカーチーム、ASローマの会長、フランコ・センシ氏が他界しました。
そして本日19日、一般の人も最後のお別れをするために、ローマの市役所があるカンピドリオにお棺が運ばれました。
私はサッカーには興味がなく、ダニィが私よりも何よりも優先するサッカーは敵に近いものもあるのですが、サッカーチームの会長にローマ市がお別れの場を設けるというのは、このセンシ氏がいかにローマ市民から愛されていたかがわかりますよね。
82歳だったそうで、15年間会長を務めたそうですが、ここ数年は身体の具合が良くなく、試合などに現れるのはもっぱら娘さんで、センシ氏のことは今回まで顔も知らなかったほどですから、ローマの人々と悲しみを共感するということは私にはできません。それでもローマチームの大ファンのダニィについてカンピドリオに行って来ました。(ミーハー根性もなかったといえば嘘になりますか・・・)

 
夕方のカンピドリオ。
階段を上がったところが入り口。名前を記帳して入ります。


会長にお別れの順番を待つファンの人々。昼間はかなり長い列ができていたそうです。私たちは遅くいったので、それほど待たずにすみました。

日本のお葬式でもそうなのですが、粗相をしないように、自分の番がきたらどうするべきかと私は前の人ばかりを見ていました。十字をきっているひと、ただ眺めているだけの人、キスを投げる人などそれぞれでした。結局流れが速くて、ご遺体の手とその上のロザリオだけが目に入っただけで押し出されました。

建物を出るなり、ダニィが「トッティ(チームの主将)が正面に座っていたね」と。私はご遺体の手だけを見て出てきたので、トッティの髪一本すら見ていません。サッカー無知の私が唯一わかるトッティがいたのに気付かないまま出てきてしまいました。あ~残念。(センシ会長、失礼言ってすみません。)

                (これはASローマのマーク。)


センシ会長、どうぞ安らかにお眠りください。こんなに大勢の熱狂ファンがいるので、ASローマは永遠です。(ダニィにはそんなこと口が裂けても言いませんが。)来年はスクデット獲得、応援してます。(これもダニィには内緒。)


食べ納めピッツァはここで

2008-08-19 21:41:36 | ローマの平日
テルミニ駅内に最近オープンしたレストラン。
Forno a legna(薪の焼き釜)で焼かれたピッツァが食べられます。



特別グルメピザではありませんが、空港へ向かう前にもう一度ピッツァが食べたいという場合に、十分おいしい薪釜ピッツァが駅で食べられます。それも空港行きのレオナルドエクスプレスの発着する24番線側にあるので便利。ただホームへの入り口から離れているので、24番線をひたすら歩いて歩いて行くことになります。空港に行く人にはいいけれど、その他には不便。なので私が行ったときもかなり空いていました。
そんなわけで駅の中では珍しくきれいでした。まだ新しいということもあるけれど。写真は普通のバールといった感じですが、奥に入っていくとレストランになっています。
そうそうトイレも無料で入れます。

ローマ人の夏の夜

2008-08-19 17:43:16 | ローマの平日
ローマの夏は日中はかなり陽射し強くて、外にいるのは観光客くらいではないでしょうか。夜は9時頃まで明るいし、7時頃でもまだ暑い。そんなわけで地元の人々は夜になるとぞろぞろと外に這い出すという夜行性の生活になります。

イタリア人は散歩好きなのか、何かと"Facciamo una passeggiata!(散歩しに行こう)"という提案が出ます。おしゃべりしながら同じ広場や道を行ったりきたりだけなんてこともあって、日本ではきっとどこか喫茶店でも入ってお茶しながらおしゃべりというところなんでしょうけれどね。

そんな散歩を助けるがごとく、夏の間、テベレ川沿いやサンタンジェロ城の周りなど、ところどころに露店が出ます。買いたいようなものは大して出ていませんが、ぶらぶらそんなのを見ながら歩く方が、ただの散歩よりは楽しいものです。昼間は汚いテベレ川も夜はそんなところは見えないし、橋や川沿いの建物が電気で照らされるとなかなか美しいもの。

さて、ダニィと私もジェラートを食べにサンタンジェロ城の近くまで行ったついでに、una passeggiataをしてきました。なぜか本屋の露店が多く、スポンサーだったのかな?こういうところで食べ物屋が多いのはどこも共通だと思いますが、卓球や、何て呼ぶのかな、手でサッカー選手の付いている棒を動かしてするサッカーゲームなどが出来るところが結構あって、子どもからお年寄りまでが遊んでいます。こんなのを見るとなんだか田舎の夏祭りのようです。
(残念ながら写真失敗・・・)

露店の合間でちょっしたコンサートやショーなどもやっています。



こんな感じなので観客参加型。途中で前に座っている子供たちが踊ったりなんかしてかわいかったです。子どもたちも夏は夜更かしOKなのですね。