”Da quanto tempo!" 久しぶりに会う人と交わすくだけた挨拶、つまり「お久しぶり!」。 毎度のことながら、またも”Da quanto tempo!"の状況でブログに戻って参りました。相変わらずローマ暮らししています。元々、記憶力が非常にない自覚をもとに「備忘録」プラス「イタリア紹介」のつもりのブログだったはず・・・。ふと出てきた昔のカレンダーをを見て、「ああ、こんなこともあったらしい」と全く消去されている過去を発見する度に、忘れてしまった残念なことがたくさんあるのかなあと思わされ、ここに戻ります。
世界中がそうですが、新型コロナウイルスによって、生活が変わってしまった人はたくさんいるでしょう。私に関していえば、有難いことに夫の仕事はなくなっていないし、歳と共に体の不調は増えますが、身近な人も含め、このウイルスには関わることもなく過ごせていますし、緊急に「どうしよう!」という心配事はありません。
でも、日本語を教えている私の仕事は激減、ちょっとしたアルバイトもなくなり、習い事も参加していた活動も休止。ロックダウンの後遺症で外出がメンタル的に難しくなってしまいました。実はちょっと外で差別的発言を受けたこともトラウマです。いつもなら今頃は日本に帰国もしていますが、今年はどうやら無理・・・イタリアから娘が帰国したら父母に迷惑になるかしら・・・そんな思いからです。今東京の人も他の県に行くと、ちょっと迷惑?、それと同じことがありそうかな。14日の検疫などはロックダウンで慣れていますし、問題ないんですけれど。
日本在住の外国の方々は、今自分の国に帰国するといつ日本に再入国できるかわからないために日本を出国できなくて困っていると読みました。まさかこんな世の中が来るとは・・・。
というわけで、こちらも"Da quanto tempo!"のローマでの夏を過ごします。本当は夏はローマがいいと思う。日が沈み、涼しくなると、子供からお年寄りまで夏の夜を楽しみに出てきます。そのために毎晩毎晩色んなイベントが行われます。こんな時間まで子供が起きていていいの?といつも疑問に思うのですが、小さな子供たちを夜遅くまで見かけるのも普通のこと。「夏なんだから」ということなんでしょう。もちろん「蜜」は当たり前・・・残念ながら、今年はそんな夏はもちろんありません。
それでもイタリアも「再出発」を目指しています。世界でも最も早い時期に大被害を受けたイタリアは、あの状態に二度と戻るわけにはいきません。まだまだ油断はできないと毎日のようにテレビで呼びかけを聞きますが、それでも少しずつ夏を楽しみ始めることができるようになりました。
こちらはロックダウン終了後、初めて行ったコンサート。野外です。
入り口で書類に連絡先などを記入(感染者が出たら、連絡が来るんでしょう)、熱の測定、1m間隔を置いてチケット売り場に並ぶ。
椅子はたくさん並べてあるのに、座れるのは半分~三分の一ぐらいでしょうか。連れの人とは二人並んで座れます。チケット販売数も実際はかなり少ないようでした。座席指定ですが、空いている席はたくさんで、不安な人はちょっと離れた空席に座ることもできます。私たちの左右前後には10席分ぐらい空席がありました。席にいる分にはマスクを外すことができます。
ここはCasa del Jazzという施設でJazzのコンサートが開かれます。もとは犯罪組織のお屋敷だったところだそう。そこのお庭での野外コンサートですが、以前はギャングの方々がここでパーティなどをやっていたのかと想像が膨らみます。違いが今でもよくわかりませんが、マフィアではないのだそうです。bandaというようです。セリアBみたいなものなのか・・・?また調べてみます。
ローマ在住のアルゼンチンのミュージシャンでした。ここ数か月ずっとコンサートもオンライン、観客を目にして演奏できる喜びを伝えていました。ただ、ステイホームで体がなまってしまっているのは誰もが同じ。途中でかなり息切れまで聞こえてきましたよ。
次に行ったコンサートはAuditorium parco della musicaという大きな音楽ホールのある施設の野外ホールで。
オーケストラによるベートーヴェンの交響曲第2番と第6番でした。
観客が大勢いるようですが、こちらも1mおきに座っています。演奏をしているオーケストラの方々もそんな感じ。
時間も決まっているのか、普通ならあるアンコールもなし。指揮者の方が感謝の気持ちを何度も投げキスで表していました。
アナウンスがあるわけでもないのに、席を立つと誰もがきちんとマスクをつけていて、これには驚きでした。こういうコンサートに若い人は少ないので、若い人が集まる場所ではどのようかはわかりません。
生の演奏はやはり良いですね。例年通りというわけにはいきませんが、折角のローマの夏を楽しみたいと思います。日本は恋しいけれど。
世界中がそうですが、新型コロナウイルスによって、生活が変わってしまった人はたくさんいるでしょう。私に関していえば、有難いことに夫の仕事はなくなっていないし、歳と共に体の不調は増えますが、身近な人も含め、このウイルスには関わることもなく過ごせていますし、緊急に「どうしよう!」という心配事はありません。
でも、日本語を教えている私の仕事は激減、ちょっとしたアルバイトもなくなり、習い事も参加していた活動も休止。ロックダウンの後遺症で外出がメンタル的に難しくなってしまいました。実はちょっと外で差別的発言を受けたこともトラウマです。いつもなら今頃は日本に帰国もしていますが、今年はどうやら無理・・・イタリアから娘が帰国したら父母に迷惑になるかしら・・・そんな思いからです。今東京の人も他の県に行くと、ちょっと迷惑?、それと同じことがありそうかな。14日の検疫などはロックダウンで慣れていますし、問題ないんですけれど。
日本在住の外国の方々は、今自分の国に帰国するといつ日本に再入国できるかわからないために日本を出国できなくて困っていると読みました。まさかこんな世の中が来るとは・・・。
というわけで、こちらも"Da quanto tempo!"のローマでの夏を過ごします。本当は夏はローマがいいと思う。日が沈み、涼しくなると、子供からお年寄りまで夏の夜を楽しみに出てきます。そのために毎晩毎晩色んなイベントが行われます。こんな時間まで子供が起きていていいの?といつも疑問に思うのですが、小さな子供たちを夜遅くまで見かけるのも普通のこと。「夏なんだから」ということなんでしょう。もちろん「蜜」は当たり前・・・残念ながら、今年はそんな夏はもちろんありません。
それでもイタリアも「再出発」を目指しています。世界でも最も早い時期に大被害を受けたイタリアは、あの状態に二度と戻るわけにはいきません。まだまだ油断はできないと毎日のようにテレビで呼びかけを聞きますが、それでも少しずつ夏を楽しみ始めることができるようになりました。
こちらはロックダウン終了後、初めて行ったコンサート。野外です。
入り口で書類に連絡先などを記入(感染者が出たら、連絡が来るんでしょう)、熱の測定、1m間隔を置いてチケット売り場に並ぶ。
椅子はたくさん並べてあるのに、座れるのは半分~三分の一ぐらいでしょうか。連れの人とは二人並んで座れます。チケット販売数も実際はかなり少ないようでした。座席指定ですが、空いている席はたくさんで、不安な人はちょっと離れた空席に座ることもできます。私たちの左右前後には10席分ぐらい空席がありました。席にいる分にはマスクを外すことができます。
ここはCasa del Jazzという施設でJazzのコンサートが開かれます。もとは犯罪組織のお屋敷だったところだそう。そこのお庭での野外コンサートですが、以前はギャングの方々がここでパーティなどをやっていたのかと想像が膨らみます。違いが今でもよくわかりませんが、マフィアではないのだそうです。bandaというようです。セリアBみたいなものなのか・・・?また調べてみます。
ローマ在住のアルゼンチンのミュージシャンでした。ここ数か月ずっとコンサートもオンライン、観客を目にして演奏できる喜びを伝えていました。ただ、ステイホームで体がなまってしまっているのは誰もが同じ。途中でかなり息切れまで聞こえてきましたよ。
次に行ったコンサートはAuditorium parco della musicaという大きな音楽ホールのある施設の野外ホールで。
オーケストラによるベートーヴェンの交響曲第2番と第6番でした。
観客が大勢いるようですが、こちらも1mおきに座っています。演奏をしているオーケストラの方々もそんな感じ。
時間も決まっているのか、普通ならあるアンコールもなし。指揮者の方が感謝の気持ちを何度も投げキスで表していました。
アナウンスがあるわけでもないのに、席を立つと誰もがきちんとマスクをつけていて、これには驚きでした。こういうコンサートに若い人は少ないので、若い人が集まる場所ではどのようかはわかりません。
生の演奏はやはり良いですね。例年通りというわけにはいきませんが、折角のローマの夏を楽しみたいと思います。日本は恋しいけれど。