あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

にっしょく、つれづれぐさ。

2012-05-21 17:59:44 | テレビ番組・CM

今朝は、日本各地で金環日食だった、らしい。
福岡では部分日食、しかも、雨まじりの曇り空だった。

今朝TVを付けると
とある民放では、カウントダウンをやっていた。
NHKですら、各地と中継を結んでかなり盛り上がった雰囲気。

窓の外はシトシト雨が降っていて
TV画面の中で繰り広げられているお祭り騒ぎが
なんだかやけに虚しく目に映った。

太陽は、月や星ほど興味をそそられないので
日食観察メガネも買わなかったけれど
もし、晴れていたら
地面に降り注ぐ木漏れ日に
欠けた太陽の光る姿を見つけてみたいなーとは思ってた。

元々天文学が好きで純粋な気持ちで長い間ワクワクしながら待っていた人(とくに子ども)たちは
それぞれに住まう地で、ちゃんと日食を目視できたのかな?
見られずに、がっかりした子どもたちもきっとたくさん居るんだろうな。
そんな子どもたちの目には
見えた見えたと有頂天になってバカ騒ぎしている、TVの中の大人たちの姿は
一体どう映ったんだろう。


最近の
何か事が起きた時のマスコミの騒ぎようは
ちょっと恐怖心を覚えるくらいだ。

そして、それにしっかりと同調し
異常なくらいに盛り上がるひとたちも。

やっぱり、日頃から、太陽とか月とか星とか宇宙とかに興味をもっているんですか?
・・・聞いてみたい気もする。


野球観戦の時の、応援の一体感や連帯感は
何度球場に足を運んでも毎回感動するし大好きだ。

けれど、今回の日食での盛り上がりは
質が違う気がする。
マスコミに煽動され、ただ雰囲気に合わせてみただけの
表面的で一時的なお祭り騒ぎ。そんな印象が拭えない。


今日、いつもとは違う太陽の姿を見て
宇宙というものの不思議さや面白さを感じた子どもたちは
どのくらいいるんだろう。

狭い部屋の中で、四角い画面を見つめて時間を過ごし
大空を仰ぐことが少なくなった子どもたちが
リング状や欠けた太陽の姿に少しでも心を動かしてくれてたら、いいな。

好奇心が芽ばえた子どもたちのために
これから、天文学などの自然科学番組を特集して放映するようなTV局はあるんだろうか?
例えば、カール・セーガン博士の「COSMOS」のような。

もしそんな局が存在してくれたら
あの辟易するお祭り騒ぎニュースも、少しは見方が変わってくるってなもの。
やってくれないかなー、「COSMOS」。

・・・って、単に自分が見たいだけか。ははは。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あしながおじさん、現る。

2012-05-16 21:55:05 | 植物・動物いきもの全般

昆虫ニガテな方はすみません。(・・・って今更ですがー^^;)

先日の池山水源でも、小さな生き物たちとのいろんな出会いがありました。

小さな白い花にレンズを向けていると
少し離れた草の根元あたりがなにやらゴソゴソと揺れていて。
P5090551

目を凝らして見てみると
枯草の茶色と細い葉の緑の中に
ひっそりと埋もれているカエルを発見。ふっふっふ。

そして、その後
湧水池のほとりの石の上に
なにやら目を引く姿が。
P5090521
“あっ、クモだ!”と思って撮ったのですが。

違いました。ネットで調べて初めて知りました。
『ザトウムシ』クモの仲間でした。
アメリカでは「あしながおじさん」の愛称があるそうで。
あちこちにいるんですね、実は。

なんだか妙にあひょ心をくすぐる魅力的なフォルム(体型?)だなー、なんでかなーと思っていたら
宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に出てくる釜爺のモデルだそうです。
なーるほどー。

ザトウムシは結構動きが素早くて
慣れないカメラで姿を捉えるのにちょっと苦労しましたが
「ごめん、危害は加えないからちょっと撮らせてー」と声をかけお願いすると
少しの間固まってくれました。ふっふっふ。

とんぼだってチョウだってバッタだって、カエルだって
そっと声をかけ、礼儀正しく(?)お願いすると
シャッターチャンスを与えてくれる気がします。
(傍で見てるとそんなワタシはかなりヤバい奴なのでしょーが。)
かなり近くまで寄っても、逃げずにいてくれるとゆーか。


ヒメコガネ(多分)。お腹のあたりのフサフサがたまりまへん。
(長者原ビジターセンターにて)
P5090339

最後に。
池山水源では、ちょっとびっくりしたことがありました。

湧水池の周囲は大きな樹木が生い茂っていて
強い日差しも、その木々の枝葉の間から零れ落ち、光の筋が見えたりしてちょっと幻想的な光景なのです。
そして、池の上を無数の小さな羽虫が
光を反射しながら金色にキラキラ光って飛び交っているんです。

なんだか綺麗だなー、なんて、ボーっと羽虫の群れを眺めていたら
突然、その群れの中から大きなひとつの塊がサーッと落ちてきて、池の中へポチャン。
「え?何?」

なんと、落ちてきたのは、トンボ。

「え?なんで?急に死んだの?」と池の淵へ駆け寄ってみると・・・。

浮いてました。
しかも、よく見ると2匹が折り重なるように。

慌ててシャッターを切るワタシ。
P5090489
あー、咄嗟のことでピントが甘いのが超ザンネン。

溺れているんなら助けなきゃ、と思っていたのですが
このすぐ後、何事もなかったかのようにまた2匹とも空へ舞い上がり
姿を消したのでした。

あれ?交尾だったの?
それともバトル??
今もってよく分かりません。

いやー、昆虫の世界って、ほんっとに面白いですねぇー。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湧く水の流れは絶えずして

2012-05-15 22:09:29 | ドライブ・旅行

連休明け間もない先週9日(水)、二人して休暇(きょんくんは代休)を取って
お決まりの九重・阿蘇へ日帰りドライブに行きました。

P5090498

池山水源の水神様にご挨拶。

何度も訪れている場所ですが
来るたびに、なんと清々しい場所なのだろうと、毎回感動します。

駐車場に車を停め、水源に向かって歩いてゆくのですが
一つ目の橋を渡った頃から、空気感がガラリと変わります。

特に二つ目の橋の上は、湧水池からの流れを上から眺める形になるのですが
そこに立っているだけで、頭のてっぺんからつま先まで
スーッと爽やかな風が吹き抜けてゆくような感覚。
深呼吸する度、どんどん心身が清められていくような気がします。

今回も、ふと気付けば1時間以上も過ごしていました。

先日買ったPENを持っていったので
練習がてら、いろいろ試し撮りをしながら。

P5090475

でも、あの美しさは
やっぱり写真じゃ表現しきれない・・・。

未熟な腕ならなおのことです。

清き流水が作る、美しい紋様。
シャッタースピードや絞りをいろいろ変えて何枚も撮ってはみたのですが
P5090583

・・・う~ん・・・。


流れる水のラインの美しさと
マイナスイオン溢れる瑞々しい湧水のイメージをなんとか映像化したくて
シャッタースピードを遅く(1/15秒)
アートフィルター(ファンタジックフォーカス)を使ってみたり・・・。

P50904712

頑張ってこれから勉強しますだ。


購入してからというもの、あひょがほぼ独占してしまって
可哀想にPENにはほとんど触らせて貰えてないきょんくんも
今回、初解禁(笑)
迸る流れに向けシャッターを切っていました。

P5090566
(photo by きょんくん)

面白いことに、あひょとは対照的に
シャッタースピードを超早くして(1/4000秒)
水の流れを一瞬止めてみたかったそう。
瞬間の表情ですね。

同じ景色に身を置いて、共に時を過ごしても
捉え方も感じ方もやっぱり違うんだなーと。


次回は7月中旬に訪ねる予定です。
もっと緑が濃くなって、雰囲気もまた違っているはず。
楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イリコモンスター

2012-05-11 21:18:07 | 私見・雑感

普段の味噌汁のお出汁には、いりこ(煮干し)を使ってます。
地元の漁港で獲れたもので、製造者は漁師さん。

いつもはワイルドに丸ごと使って
そのまま具の一つとして全部食べてしまうのですが
先日、たまには上品にと、頭と内臓を取り除きました。

すると。
作業中、明らかに異質のヤツを発見。
P5090618

むむっ、これは・・・。
P5090614_2

いりこ(かたくちいわし)と並べてみると(いや、みなくても)違いは歴然。

おちょぼっぽい口元といい、ずんぐりむっくりの体型といい
こりゃ、フグの稚魚ですね、きっと。
P5090622

こうしてアップにしてみると、口と喉元(腹?)が実にフグっぽい。


チリメンモンスターという言葉は、以前TVで見て知ってたけど
調べてみたらイリコモンスターもあるんですね。


干からびてカピカピになっても、フグはフグ。
そういえば毒は?と思ったけれど
今までにも気付かずに食べてきてるんだろうし
味噌汁で舌が痺れたことはないし
やっぱ、無毒になっちゃってんのかな。

チリモンほど種類は豊富じゃないのでしょうが
これから、ちょっと意識してチェックしてみようと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさないのち~昆虫編~

2012-05-09 00:00:00 | 植物・動物いきもの全般

とにかく昆虫が大好きな子どもで。
愛読していた昆虫図鑑1冊、ほぼ丸暗記してました。

その頃に比べるとずいぶん忘れてしまっていますが
それでも、きょんくんが驚くくらいの知識は残っています。

というわけで、今回は
あひょ実家で出会った虫たちです。

P5050104

まずは定番の「ナナホシテントウ」
他に、父の菜園のジャガイモの葉では、「ニジュウヤホシテントウ」を発見。
撮ろうと思ったのですが、「これは害虫だ」と駆除をする父・・・。
仕方ないことですが、ちょっと哀しくなって止めました。うぅ。

P5050108

ひなげしの花にとまっていた、「ホソヒラタアブ」
お尻のしましまの色が美しいですね。
こんなに大きく写すと、眼が結構迫力だな~。さすがアブ。

P5050193

モンシロチョウよりちょっと黒っぽいな・・・と思って念のため調べたら
やはり、「スジグロシロチョウ」でした。
同じモンシロチョウ属なのですが、モンシロチョウより力強い感じ(?)

P5050203

まだ小さい、キリギリスの幼虫・・・のつもりで撮ったのですが
(止まっている葉っぱはジャガイモです。)
もしかすると、ヤブキリかもしれません。


豊かな緑の中では、こんな虫たちがしっかりと生きている。
見つけると、とてもうれしくなります。


P5050155

最後に、こちら。
淡い青紫の小さな花が可愛らしくてマクロで撮ってみたのですが
思いがけず鮮やかな赤い色が。

分かりますか?雄蕊のあたり。

ネットで調べたら、なんとこのひとはダニらしい。
「タカラダニ」
害虫だそうです。
それにしても、ホント、自然の色って凄いよなぁ・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする