2016年7月23日17時30分開演夜の部を観劇してきました。わずかな数の二階補助席当選なんて、たまには運がいいこともあるもんです。これからいいことも訪れるのかな・・・。なんだか脱力。終演後劇場の前を立ち去りがたく、今度はいつ会えるのだろう、その時わたしは何をしているのだろうと思うと涙が出ました。知らない人がみると荷物たくさん持ったただのヘンなおばさん。すんません。振り返ってみるとシシィの限りなく孤独な魂に触れたような三時間で、なんだか体がふるえてきそうです。花ちゃんは今日も入魂。少女時代の鈴がなるような可愛らしい声から最期の昇天する時の透き通るような声まで、いつかシシィの魂と共にほんとに自由な鳥のようにどこかに飛んでいってしまうのではないかと心配になるぐらいの入魂でした。一回、一回、少しも緩むことなくほんとにすごいです。お辞儀をするとき、ドレスがすっごく自然にふわっとなる感もさらにましていてほんとにすごいです。
体操室の場面で、トートに「あなたとはまだ踊らない」っていう前に、ああってうめき声だしていました。ルドルフの葬儀の場面の狂ったような声もほんとにすごい。シシィの孤独な魂がふるえていました。「夜のボート」もフランツへの想いに満ちながらも孤独な魂がふるえていました。最期はトートの愛を受け入れる自分にたどり着くことをわかっている、そんな感じがしました。
三回目のカーテンコールで、大きな手振りと共にお辞儀をした井上さん、照れちゃったのか、花ちゃんをみながら首をちょっと傾けた仕草が可愛かったです。2000年のルドルフデビューを観ているので、ミュージカル界を牽引していく役者に成長したのがほんとに感慨深いです。最初ちょっと喉が疲れてしまっているのかなあと心配になりましたが井上さんにかぎってそんなことはなく、今日も安定の、ふてぶてしく帝国を支配する黄泉の帝王ぶりでした。マントさばきが美しい。ルキーニが山崎さんだったので、舞台の上ですれ違うような場面があったり。ルキーニが違うと舞台全体の雰囲気も違ってくるのだと思いました。
ソンハさんが狂気でルキーニの存在をすごく主張している感があったのに対して、山崎さんは静かに気がつくとそこにいるルキーニ。気がつくとずっと歌っていて、確かな歌唱力で静かに舞台全体の流れを支えている感がありました。どっちがいいとかではなく、それぞれのルキーニ。
真瀬さんのヴィンディシュ嬢もすごくよかったです。魂がこもっていると感じました。
一回、一回、完成度の高い舞台。また思いつくままに書ければと思います。今日はここまで。明日は出勤日だっていうプレッシャーから解放されているのがちょっと嬉しい土曜日の夜です。
体操室の場面で、トートに「あなたとはまだ踊らない」っていう前に、ああってうめき声だしていました。ルドルフの葬儀の場面の狂ったような声もほんとにすごい。シシィの孤独な魂がふるえていました。「夜のボート」もフランツへの想いに満ちながらも孤独な魂がふるえていました。最期はトートの愛を受け入れる自分にたどり着くことをわかっている、そんな感じがしました。
三回目のカーテンコールで、大きな手振りと共にお辞儀をした井上さん、照れちゃったのか、花ちゃんをみながら首をちょっと傾けた仕草が可愛かったです。2000年のルドルフデビューを観ているので、ミュージカル界を牽引していく役者に成長したのがほんとに感慨深いです。最初ちょっと喉が疲れてしまっているのかなあと心配になりましたが井上さんにかぎってそんなことはなく、今日も安定の、ふてぶてしく帝国を支配する黄泉の帝王ぶりでした。マントさばきが美しい。ルキーニが山崎さんだったので、舞台の上ですれ違うような場面があったり。ルキーニが違うと舞台全体の雰囲気も違ってくるのだと思いました。
ソンハさんが狂気でルキーニの存在をすごく主張している感があったのに対して、山崎さんは静かに気がつくとそこにいるルキーニ。気がつくとずっと歌っていて、確かな歌唱力で静かに舞台全体の流れを支えている感がありました。どっちがいいとかではなく、それぞれのルキーニ。
真瀬さんのヴィンディシュ嬢もすごくよかったです。魂がこもっていると感じました。
一回、一回、完成度の高い舞台。また思いつくままに書ければと思います。今日はここまで。明日は出勤日だっていうプレッシャーから解放されているのがちょっと嬉しい土曜日の夜です。