たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『桜嵐記』『Dream Chaser』-東京宝塚劇場公演(3)

2021年08月01日 18時09分26秒 | 宝塚
月組『桜嵐記』『Dream Chaser』-東京宝塚劇場公演(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/7798b786d76bd7bf382f2fae6a108092

大千穐楽まで15日、さらなる緊急事態宣言に県をまたいだ移動自粛要請?など心配なことばかりです。近い県またぎはNGで遠い県内移動はOKなのかとかよくわかりません、わたしにとって不要不急なことなど一つもありません。緊急事態宣言なんてドーンと来いっていうたまきち(珠城りょうさん)の言葉を信じて、無事に卒業の日が迎えられることを祈るばかりです。







『Dream Chaser』、

「夢を追う人」という意味だそうです。7月11日の観劇後、クスノキ音頭と共にしばらくタンゴのメロディーがしばらく脳内再生されていました。

「第3章ミロンガ
 
 ミロンガとはタンゴの舞踏会、ミロンガの男Sを中心に、情熱的な舞踏会が繰り広げられる。」

 振付は安寿ミラさん、ナウオンステージで本格的なタンゴを振りつけるのは初めてだという話が出ていました。最初聞いたときはできるのかと不安だったとたまきち。みなさんものすごく稽古を重ねられたんだろうと思います。ダンスのことなにもわかりませんが、これは足さばきが難しいでしょうな。娘役さんが男役さんのハットをかぶって踊る場面、プログラムに掲載されている舞台写真をみてもカッコいいです。粋な振付。誰と誰が組んでいるのか、オペラグラスで追うには目が足りなさすぎでした。筋肉でしまった綺麗な脚で踊る娘役さんたち、みなさんかっこよかった。オペラグラスで追えたかぎりで、たまきちと踊る海乃美月ちゃんの足さばきが特にかっこいいと思いました。シンプルな舞台装置、ジェンヌさんたちの息遣いがきこえてきそうな場面は、星組『エクレール・ブリアン』のボレロがなんとはなしに思い出されました。

 フィナーレ、シンプルで美しい燕尾服の男役さんたちによる群舞、たまきちとさくらちゃんのデュエットダンスと続いたあと、たまきちと縁の深かったであろう上級生男役さん一人一人と踊る場面があったのは退団公演への演出家の愛ですね。月城かなと、光月るう、紫門ゆりや、千海華蘭、鳳月杏、輝月ゆうま、暁千星(敬称略)が登場。出ずっぱりのたまきちの額の汗を、光月るうさんがハンカチ取り出して拭いたのも印象的でした。振付は羽山紀代美さん、さりげなくお別れが言えるようになっているのはいいですね。カゲデュエットの美しい歌声はプログラムをみると、晴音アキさんと麗泉里(うららせんり)さん。

「第2章情熱(スパニッシュ)

 男アミーゴと踊る美しい娘アレグリア。一目見てアレグリアに惹かれた青年カリエンテはその思いをぶつけ、彼女の心を惹きよせてゆく。」

 鳳月杏さんと暁千星さんが美園さくらちゃんをめぐって争う、宝塚でわりとよくあるシチュエーション。最後にナイフが出てきて誰かが亡くなることが多いように思いますが、これは誰も亡くならない。細かいストーリー設定はないみたいで、フラれる千星さんの勝手な設定は元恋人、最後は諦めると。
鳳月さん、スパニッシュに今まで縁がなく初めてというナウオンステージの話。意外ですね。たまきちもそれがびっくりと。お芝居では着物姿のさくらちゃんのドレス姿、全身が筋肉でしまったスタイルの良さとトップ娘役の貫録をここで堪能できるという場面。


「第5章Dawn(暁)

 Dawnは暁、夜明けの意味。夜明けを迎えるように希望に満ちた想いを、和風テイストのロックで綴るダイナミックな中詰。」

 音楽に太鼓の音が入った和テイストの場面、ここもシンプルな舞台装置にジェンヌさんの群舞のダンスで魅せる場面だったと思います。

「第4章 I,hh be back

 DC Sと中心に、若手男役さたちがホット&クールなダンス・パフォーマンスで魅せる。」

 中村暁先生お馴染みの、月城かなとさん率いる男役さんによる韓国ロックの場面。星組『エストレージャス』で礼真琴さん率いる男役さんたちがやっていました。

 大階段に三日月が登場するのは月組ならでは。15日はライブ配信かライブビューイングのどちらかで見届けるつもりです。場面場面、もう一回確認したい、とても目が足りませんが一度きりでも劇場で観劇することができたのは幸いでした。全体がみえて、なによりもその時だけのライブ感。ビールと観劇は生にかぎる。時間とお財布には限界があるので許される範囲でこの世にいる間できるだけ続けていきたい。そのためには苦しいとわかっていてもまた坂を越えていかねばです。明日は宙組のライブ配信なので明日はまだのんびり。明後日から窓口いったり、書類つくったり、いや明日ライブ配信の前にやれよって・・・。

 プログラムをみると衣装担当にまた若い力が出てきたのかな。ショーのシンプルな、今までにないデザイン。芝居はどの着物も綺麗でした。これからが楽しみです。


7月11日(日)の東京宝塚劇場。






















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