たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

星組『めぐり会いは再び』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』- 東京宝塚劇場7月7日(2)

2022年07月24日 02時08分03秒 | 宝塚
星組『めぐり会いは再び』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』- 東京宝塚劇場7月7日
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b8f0667e99b7dee5c2814819ff1244fa

2022年7月7日(木)東京宝塚劇場、13時30分~

 物語の終盤、ルーチェ礼真琴さん、アンジェリーク舞空瞳ちゃん、ユリウス天寿光希さん、レオニード音波みのりさん、4人の銀橋でのシーンが沁みました。退団する天寿さんと音波さんがこっちゃんとひっとんに星組を託して、あとはよろしくねと言っているようにみえて涙が出ました。小柳菜穂子先生の、どんな時でも希望を失わないでいてほしいというわたしたち観客へのメッセージが込められているようにも思えました。next generationという副題は、まだこの先もあるということも暗示しているでしょうか。

『めぐり会いは再び』

「第12場 街角~王宮の一角
 
 ルーチェは、自分がアンジェリークにふさわしくないのではないかと思い悩んでいた。幼い頃からルーチェの成長を見守ってきた執事のユリウスは、本当の気持ちを伝えなければ何も始まらないと優しくルーチェの背中を押す。一方レオニードは、アンジェリークに後悔のない人生を送るには立場や人のために自分を犠牲にしてはならないと助言する。それぞれの思いが交錯する中、いよいよ花婿選びは最終決戦にー。」

「めぐり会いは再び♪
  作詞:小柳菜穂子 作曲;青木朝子

 レオニード
   どんな時も 心強く
   笑顔を絶やさずに
   生きていれば
   いつかきっと 夜は明けてゆく

 ユリウス
   どんな時も 愛を信じ
   感謝を忘れずに
   いつかきっと 光満ち
   輝く未来が見える

 ルーチェ&アンジェリーク
   その優しさを勇気に変えて
   もう一度歩き出す
   あなたがくれた大切な思い 
   ずっと守るため
   暗い夜空に迷った時も
   光が道を照らす
   
   大切な

   大好きな

   あなたへと続く道を
   だから必ず 必ず会える
   まためぐり会う 
   もう一度」

 瀬央ゆりあさんレグルス、有沙瞳ちゃんティアのカップルも一段と可愛くてお似合いで、微笑ましい限りでした。レグルスの探偵事務所のグダグダと好き勝手に過ごしている5人が長すぎるモラトリアムから抜け出せずにいるという設定が、何気にちょっとリアルであると同時に、宝塚のキラキラキラとしたおとぎ話として昇華している世界観。青春という青々とした雰囲気もたっぷりで、楽しく現実を忘れて集中しました。オンデマンド配信中のナウオンステージで、こっちゃん(礼真琴さん)がこんなに体力勝負になるとは思わなかったと話しています。花婿選びでスクワットや腹筋を披露する場面、王侯貴族のような衣装をつけて、何気にやっているようにみえるタカラジェンヌの身体能力、美しきアスリートよと思いました。


『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
 
 デュエットダンスの曲、トシちゃん(田原俊彦さん)が歌っていた「Bonita」だとみかけてこちらのサイトより視聴してみると確かにきいたことがある曲でした。

 宝塚で使われている原曲を紹介してくれているサイト、こんな風に整理できるなんて素晴らしいです、ありがたいです。
http://passionswallow.web.fc2.com/zukagenkyoku2022.htm#grancantante

 群舞のノリノリのスペイン風な曲たちは志摩スペイン村のショーで使われていたもの。

 「オンブラ・マイ・フ」をかつていっちゃん(一路真輝さん)が歌ったのは1995年雪組『バロック千一夜』でした。久しくきいていませんが実況CDを持っています。懐かしくてひっぱりだしみると、1995年6月6日宝塚大劇場にて収録、この時も指揮は佐々田愛一郎さん、お変わりない。

 こっちゃんの大階段、アカペラ独唱からゴスペル調の群舞、コーラスへと流れていくのがとても素敵でした。日本語の歌詞は藤井大介先生が独自に作詞されたのかな。

「大きな愛
 希望奮い立たせ
 幸せへと導く
 災いや痛み悩み
 助けてくれる
 歌声
 歌は幸せ 歓喜を与える
 生きてゆく
 力導く」


 芝居もショーもお腹いっぱい、胸いっぱいで終演後はとても幸せで清らかな気持ちになりました。命がけで届けてくれた舞台から浴びたキラキラで、どろどろの現実からひと時解き放たれ浄化されました。第一次世界大戦の年にスタートし、二度の戦争も阪神淡路大震災も東日本大震災もこえて続いてきている宝塚歌劇が届けてくれるのは、いつだって愛、夢、希望。まだ夢と希望がある、ひとときでもそんな気持ちになれる場所。

 あれもこれもと思いながら書けないまま千穐楽となってしまいました。7月24日、無事に幕があいて、天寿光希さん、音波みのりさん、華雪りらちゃんが卒業できることを祈ります。そしてみなさまが何事もなく、これからも元気でいたくださることをただただ祈ります。









 終演後は久しぶりに、日比谷シャンテ地下でちゃんぽんのおそいお昼、キャトルレーヴで買い物したあとARCHで東京宝塚劇場をみながらデザートをいただきました。夜公演が始まると空いていました。わたしのあとに一組か二組はいってきただけ。



日比谷シャンテ、東宝のポップアップがあったところにポスターが並んでいました。













夜の東京宝塚劇場、節電により外の広告は灯が消えていました。







お向かいのシアタークリエには、あーちゃん(綺咲愛里さん)とじゅりぴょん(樹里咲穂さん)。





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