たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

花組『A Fairy Tale』『シャルム』

2020年08月29日 16時11分40秒 | 宝塚
2019年9月19日;宝塚大劇場は青空
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/7af74eb27de99abed060f34ae6a1f760

2019年9月19日;花組『青い薔薇の精』『シャルム』_みりおさんは妖精でした
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/188b563490843fa8070c02c0b36e51f3

2019年9月30日:花組『A Fairy Tale』『シャルム』_宝塚大劇場千穐楽LV
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/987306c990ffaf65c7bab469c0e593b8

2019年11月25日:花組『A Fairy Tale』『シャルム』_東京宝塚劇場千穐楽LV
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2b4c844a8565d4634d3890fb4002228d


 『CASANOVA』で女性たちをときめかせていた明日海りおさんが、ベアトリーチェのような衣装を着て妖精、いや女神になっていた?テレビをもっていないので写真だけ。男役の面影がほぼなく宝塚を知らない人がみたら同じ人だとはわからないでしょうねっていうぐらい自然に真っ赤なドレスと口紅がお似合い。さすがに背は高いですがこんなに細い腕で娘役さんをリフトしていたのかとあらためてびっくり。『邪馬台国の風』の時だったかな、東京宝塚劇場の前で出待ちのファンから手紙をうけとるみりおさんの後ろ姿を遠巻きにみたことありますが、誰よりも細かった、風が吹くと飛んでしまうのではないかと心配になるぐらい細かった。在団17年、大好きな男役を一生懸命につらぬいた日々に悔いなしでしょうか。





 今さらですが、昨年9月の宝塚大劇場の写真をようやく整理できたので退団公演のことをもう少しだけ。『A Fairy Tale』、7月にオンデマンド配信でみたました。エリュ@明日海りおさんの変化を表現する衣装の青と白と色合いがすごく美しく生地にお金かかっているだろうなと思いました。あまり動きがないまま歌ってだけの場面が多いのは男役最後の舞台としてはもったいなかった感はぬぐい切れませんでした。

 庭師のニック@水美舞斗さんの存在感が、出番が少ないけれどしずかに光っていると思いました。フローレンス@城妃美玲さんへ思いを寄せながら、感情をあらわにすることなく、薔薇の花の手入れをしながら、いつもやさしくそばで見守り続けて、その姿をただ絵に描く。フローレンスはニックの思いに気づいていながら気づいていないようにニックに接していたのかもしれません。フローレンスのすごく綺麗で幸せに満ちた表情に、フローレンスが流行病であっけなく突然亡くなってしまうまので二人の幸せ時間が心に沁みました。マイティ、庭師の衣装でもわかる筋肉のつき具合、歌もダンスも芝居もほんとにうまくてなんだかもったいない。しろきみちゃん、『シャルム』で側転している場面があったのが印象的。キラキラキラキラ輝いていてもったいないと思ってしまいましたが納得の退団だったのかな。

 シャーロット@華優希ちゃんは母フローレンスの死と共にきびいしい境遇へとまっしぐら。子どもの頃のエリュとの思い出があるから生き延びることができたという晩年の言葉は、今の自分が聴くとまたちがう沁みこみ具合。『ポーの一族』のメリーベルが絶賛された華ちゃん、『あかねさす紫の花』では中大兄皇子の娘で大海人皇子に嫁ぎのちに持統天皇となる女性を演じていたのがうまかった。芝居の人ですね。

 宝塚愛が復活してから観劇した花組の中で、どうしちゃったのと思うぐらい内向きになっていると感じた舞台、みりおさんの退団公演ということに組子たちが委縮していたというかおされすぎていたというか、『シャルム』では退団公演らしくバトンを柚香光さん、瀬戸かずやさん、水美舞斗さんへとバトンをわたしていく場面が用意され、みりおさんも組子全員が囲んで歌う場面もありましたがあまり心に響いてきませんでした。熱いものが舞台上では会ったと思うのですが全部みりおさんに向かっていて客席を向いていなかったなあと。くらべるわけではないですが退団公演らしくなくもっとも退団公演らしかった星組がよすぎたと感じたのが正直なところ。なので今さらだし、これぐらいにしておきます。


『はいからさんが通る』、9月3日に公演再開を劇団が発表。5日の千穐楽はライブ配信とライブビューイングが予定されています。花組が元気だと宝塚が元気だと言われているそうです。3日間、はいからさんが無事に通れますように・・・。

サイトに掲載された劇団の感染予防対策、ここまでしないと社会の賛同を得ながら再開していくのはむずかしいのかと心がいたい。ここまでしても地域からの批判とか、同調圧力からの批判とかあるのでしょうね。インフルエンザにかかった人=悪ではないのに、陽性判定者=悪みたいになっていることがいちばんこわいと思います。

 西野淳先生、5カ月ぶりの仕事のリハーサル中腰を痛め椎間板ヘルニアと診断されたとのこと。指揮台に立ち続ける仕事は腰への負担も大きいですね。指揮台に立つ背中に滲み出るそれぞれの個性。二階席から指揮者の背中をみるのもひっくるめて舞台の楽しみ。生演奏復活の日が訪れることを祈りながら待ちます。

2019年9月19日(木)の宝塚大劇場

































スカイステージで星組『食聖』のぽっぷあっぷたいむ?を放送していました。

東京宝塚劇場公演を前に、役の衣装でホン@紅ゆずるさんのオーラがすごいと話す美稀千種さん、普通に話しているだけなのに面白い。音波みのりさんすごく綺麗、夫婦役を演じた輝咲玲央さんと紫月音寧さんは薬指に指輪をつけていて、こういうところから役をつくっていくのか、すごいなと思ったのでした。







 宝塚大劇場日帰りバスツアー、何回参加したかな、友の会や一般前売りでは手に入らないチケットを旅行会社手配のバスツアーだから手に入れることができました。こうしたバスツアーの是非については少し考えてしまうところがありましたが、日帰りできる距離で1年10カ月暮らしたことは唯一の納得、束の間の夢でした。阪急交通社の貸切は月組公演から復活するようですがバスツアーが戻ってくるのは何年も先かな。遠くなりましたがこの世にいる間に一度は新しい宝塚ホテルにゆっくり泊まってまた宝塚大劇場で観劇したいものです、この世にいる間にもう一度。

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