たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ワクチン接種券「5~11歳の努力義務」後も一斉配布せず 大阪府内で唯一 泉大津市が従来の方針継続

2022年09月28日 17時13分29秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年9月28日MBSNEWS、

https://news.yahoo.co.jp/articles/b38a765b4b6366535c285c3e2d36c5e4f9779665

「小児向けの新型コロナワクチンの接種券を泉大津市が府内で唯一一斉配布していないことがMBSの取材で分かりました。

 9月6日、5歳~11歳の新型コロナワクチンの接種は努力義務となりましたが、大阪府では接種率が低迷していて府は接種を推奨しています。

 MBSが府内の43市町村に接種券の配布状況を確認したところ、泉大津市だけが5歳から11歳に接種券を一斉配布していないことが分かりました。

 (泉大津市長 9月26日)
 「『安心して打ってください、大丈夫です』というのは言える状況ではないということで、冷静に判断していただきたいという思いがあるので」

 関係者によりますと、府が全小学校で配布予定のワクチン接種を勧めるチラシも泉大津市だけが「検討中」としているということです。」


泉大津市の南出市長はこどもコロナプラットフォームの立ち上げに参加し、当初より一貫して重症化リスクが低い子どもたちへの接種はきわめて慎重に判断するようにとのメッセージを発信しています。

泉大津市YouTubeチャンネルより-市長メッセージ

「5~11歳のワクチン接種について、努力義務が適用されましたが、強制ではなく任意です。これまでも情報発信をしてきましたが、引き続き厚生労働省が示す資料等を基に、重症化率や死亡率、副反応のリスクなどについての情報発信を行っていきますので、接種の際の判断材料としてください。」

https://www.youtube.com/watch?v=4e9VdB_w2oM



名古屋市の河村市長も接種券の一斉送付から申請制へと切り替えています。
どうしても接種したい方の接種する権利をうばっているわけではありません。

「5歳から11歳の方の新型コロナワクチン接種については、9月6日以降、予防接種法の努力義務の対象となっております。

努力義務とは「接種を受けるよう努めなければならない」というものであり、義務とは異なります。」

5歳から11歳の方への新型コロナワクチの接種について名古屋市HPより、
https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000149668.html


ツィッターからの拾い画です。




 コロナ騒動は最初から科学でもなんでもなく、利権を生み出すための政治の道具に過ぎず、来年の春まで?夏まで?続けるという国のシナリオがあるとかないとか・・・。コロナバブルで利益を稼いだところはコロナ騒動が終わればつぶれていく、またあらたな利権構造をつくりだすためにまたあらたな騒動がつくりだされる、こんなことをしている日本は泥の船。こんな茶番に未来ある子どもたちをいつまでも巻き込み続けるのですか? 将来なにが起こるかわからないという警告を発信している医師や研究者がいるワクチンを、厚労省に報告があがっているだけでも1800人以上の方がすでに亡くなっているワクチンを打て打てどんどんやって、命の危険にさらし続けるのですか? 毎日毎日救急車のサイレンの音、なにが起きているのでしょうね。

『ジェイン・エア』(上巻)より(3)

2022年09月28日 11時30分12秒 | 本あれこれ
『ジェイン・エア』(上巻)より(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6377ef914bd68ef2b80b72302e36830a






「「ジェイン、なぜ、ここへ来たの? 11時過ぎてよ、ちょっと前に、打ったのを聞いたわ」

「あたしあなたに会いたくってきたのよ、ヘレン。あなたが大変悪いと聞いて、あたしあなたに会わないうちは眠れなかったのよ」

「じゃあ、お別れに来て下ったのね。ちょうどあなた間に合ったわ、きっと」

「あなたどこかへいらっしゃるの、ヘレン?お家に帰るの?」

「ええ、あたしの遠いお家へーあたしの最後のお家へ」

「厭よ、厭よ、ヘレン!」私は切なくなって言うのを止めた。私は涙を呑みこもうと一生けんめいになっていると、喉の発作が彼女を襲った。しかし、看護師の眠りを覚まさなかった。喉がおさまると、彼女は一時ぐったり疲れていた。しばらくして、彼女は低い声で言った-

「ジェイン、あなたの可愛らしい足は何も穿いていないのね。ここへ横になって、あたしのおふとんにおはいりなさい」

 私は言われたとおりになった。ヘレンは片腕を私にまわし、私は彼女にぴったりと寄り添った。ながい沈黙のあとで、ヘレンはまた語りだした。やはり囁くようにー

「あたし、ほんとうに幸福よ。あなたはね、あたしが死んだと聞いても、しっかりしていて、悲しまないで頂戴。悲しむことはちっともないわ。誰だって、いつかは死ななきゃならないでしょう。あたしを連れていくこの病気は苦しくないのよ。おだやかに、次第次第に連れて行くの。あたしの心は安らかよ。あたしが死んだって大してあたしを惜しむ人はないわ。あたしにお父さんがあるだけ。父は最近再婚したのよ。だからあたしのいないのを淋しく思わないでしょう。あたしは早く死ぬおかげで、いろんな悩みからのがれるのよ。あたしなど、この世で立派になるような素質も才能もないんですもの。生きていてもしょっちゅう、過失ばかりしていると思うわ」

「だけど、ヘレン、あなたどこへ行くの? あなたに見える? あなたにわかる?」

「あたし信じている。信仰を持ってますもの。あたしは神様のおそばへ行くのよ」

「神様はどこにいらっしゃるの? 神様って、どんな方なの?」

「あたしの造り主であり、あなたの造り主です。神様はご自分でお造りになったものを決して滅ぼしはなさいません。あたしは、ただただ神様のお力にすがって何もかも神様のおいつくしみを信頼してますの。あたしはね、あたしを神様のみもとへかえし、神様をあたしに顕して下さる大切な時が来るまで時間を算えているのよ」

「じゃあ、ヘレン、天国のようなお国があるってことは、ほんとう? そして、あたしたちが死んだら、あたしたちの魂がそこへ行けるってことは、ほんとう?」

「未来のお国があるってことは確かよ。あたし神様って、よいお方だと信じてますの。あたしはちっとも心配しないで、あたしの滅びないものを神様へお任せできるのよ。神様はあたしのお父様ですわ、お友だちですわ。あたし神様を愛してます。神様もきっとあたしを愛して下さると信じます」

「ヘレン、あたしが死んだら、またあなたに逢えて?」

「あなたも、あたしと同じ幸福の国へ来られるのよ。あたしのお父様と同じ偉大な宇宙のお父様に迎えられてね。きっとそうよ、ジェイン」

 私はまた訊いた。が、今度は心の中で訊いただけ、「その国はどこにあるのだろう? ほんとうに在るのだろうか?」それから私はヘレンを前よりもしっかりと抱擁した。ヘレンは私にとって、前にも増していとしく思われた。私はとても彼女を離せない気がして、彼女の首に私の顔を深くすりよせて横になった。間もなくヘレンは、この上もない優しい調子で言った-

「なんて、あたし楽な気持ちでしょう!さっきの咳で少し疲れてしまったわ。なんだか眠そうよ。でも、あたしを置いて行っちゃ厭よ、ジェイン。あたし、あなたにそばにいて貰いたいの」

「一緒にいてよ、大好きな、大好きなヘレン。だあれも、あたしを連れていきはしないわ」

「暖かくって、ジェイン?」

「ええ」

「おやすみ、ジェイン」

「おやすみ、ヘレン」

 ヘレンは私に、私はヘレンに接吻した。それからすぐに、二人とも安らかに眠った。

 目が覚めた時は朝であった。異様な動揺に目覚めて、ふと見あげると、私は誰かの腕の中にいた。昨夜の看護師が私を抱いて、廊下を通って寄宿舎へ連れ帰るところであった。私は自分の寝台から抜け出たことを叱られなかった。みんなは何か他の考えに忙しいらしく、その時私がいろいろ訊いても何も説明してもらえなかった。だがテンプル先生が夜明けにお部屋へ戻られた時、私がヘレンの小さな寝台で、顔をヘレンの肩にうずめ、両腕を彼女の首に回したまま寝ていたという事を一日か二日たってから、聞いた。私は眠っていた。そしてーヘレンは、死んでいた。

 ヘレンのお墓は、今ブロクルブリッジ教会の墓地にある。彼女の死後15年間は、草の生い茂った土饅頭にすぎなかったが、今は、灰色の大理石の碑が、彼女の名と「われは復活すべし」の語を刻んで、彼女の葬られた場所を示している。」

(シャーロット・ブロンテ作、遠藤寿子訳『ジェイン・エア』(上巻)、1957年4月26日第1刷発行、1978年12月10日第19刷発行、岩波文庫、132-136頁より)