たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

日比谷な一日、終わりました

2018年05月26日 23時43分45秒 | ミュージカル・舞台・映画
 なんとなくどんよりな空のもと、11時から東京宝塚劇場で宙組『天は赤い河のほとり』『シトラスの風』、17時45分から帝国劇場で『モーツァルト』の初日観劇という人生初のマチソワ、無事終わりました。どっかで軽くいっぱいやりたい気分でしたが知っている人もいないし12時過ぎてから洗濯機の音を出すわけにはいかないのでかんねんしてちっそくしそうなこの部屋に帰ってきています。長い一日でしたがたまにはこういう疲れもいいよね。現実に戻れば痛ましいニュース、心配なニュースばかりで心が痛いなあと思いながらの夜更け。

 どちらも書き始めればきりがないですが、『天は赤い河のほとり』は原作全く知りませんが長い物語を必死に詰め込んだ感は否めなかったものの、漫画の世界からそのまま抜け出たような世界が舞台に広がっていて、これぞ宝塚という感じの幸せ感。キキちゃんの出番が少ないの残念でしたが登場するたびに素敵でまどかちゃんとのツーショットがすごく似合っていて、まどかちゃん、歌上手いし演技は発展途上の青葉のような瑞々しさが素敵でした。宙組を生で観劇したの10何年ぶりだろう。これはまたゆっくり思い出していければと。

『モーツァルト』は初日観劇という幸運。舞台装置も演出もかわって出演者は豪華だし、歌いこなすのが難しいであろう壮大な曲の連続だし芝居力がすごくって、なんだかすごかったです。アマデは爽介くん。可愛くって目力としぐさでほぼ出ずっぱりなのに集中力を切らすことなく演技を続けていてすごいなと思いました。あと二回観劇予定、憲ちゃんアマデにも会えるかな。会えるといいな。こんなに観劇しているのに初めてカーテンコールで小池先生とリーヴァイさんが登場する場面に遭遇。2002年にスタートした初演から507回の公演だったそうで、506回出演してきた市村正親さんミュージカル界の人間国宝、山口祐一郎さんキング、阿知波悟美さんにはお世話になっていますと小池先生からの紹介。いずれも他の人が演じることは考えられないほどに役を生きられています。「山崎育三郎がこれからの日本ミュージカル界をけん引していくということが証明されたでしょう」という話とか、育三郎さんの「小池先生は舞台稽古の初日に赤いジャケットを着てきた。赤には生まれ変わるという意味があるとか」っていう話とか。育三郎さんヴォルフガング、涼風さんヴァルトシュテッテン男爵夫人は私には初日にして千穐楽。初日から安定の歌唱力の素晴らしいこと、素晴らしいこと。なんか宝塚も、帝国劇場の重厚なミュージカルもどちらもいいなあと思った一日でした。利便性だけでこの部屋に住んでいます。色々と書きたいことはありますが日付が変わってしまったのでこれにて失礼、また明日。