たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

どこにもたどりつけない

2015年08月16日 23時30分37秒 | 祈り
四か月前の自分は今の自分からは信じられないほど疲弊していました。
その頃から比べるとずいぶん心のエネルギーが戻ってきました。
疲れ果てているのに、交感神経ばっかり働いて気持ちが高ぶった状態でどうしようもありませんでした。
先日、去年の秋以来お会いした方に、「すごく疲れていたたんぽぽさんが元気になったのがなりよりもよかったです」と言っていただきました。他にもそういう方はいて、そんなことのぞんだわけではないけれど権力と闘うことになってしまった私は健康なエネルギーを吸い上げられる感覚で消耗してへとへとでした。気力で生きていました。その頃から比べると元気が戻ってきました。

でも、暴力的な権力によってズタズタにされた痛手からの回復はかんたんではないんだとあらためて気づかされる結果となったことから、気持ちがふさいだまま這い上がることができないでいます。公的機関のおじさまの指南になんか従わなければよかったと思います。自分の言葉で十分でした。へーこら的になって足元見られた感じがします。侮辱された感じがします。こちらからお断りなんです。
また公的機関で情報もらって、書類を送って、足元みられて・・・それを繰り返していくエネルギーは私にはないのだとわかりました。疲弊から回復してきたのにまた疲弊の上塗り。さらに自信喪失。生活あるからがんばらねばと思っても無理なのだとわかりました。いつかそのうち足元みてこない出会いがあるような感じが全くしません。仕組みそのものがすっとぼけていることがよく分かってしまった私の中には、怒りと悔しさのマグマがまだまだたまっているのだとわかりました。
色々な思いはあれど空回りし続けて、結局どこにもたどり着くことができません。
これからどうやって生きていけばいいのかわかりません。

『エリザベート』あと10日で千秋楽。剣さんゾフィ。一足先に千秋楽。
男役のトップを走っていた人だけあって、やはり凛としたかっこよさがあります。
そのたたずまいだけで十分に存在感。
あと13公演連続。たーたんさんがシングルで演じるんですね。

こうして夏は終わっていこうとしていますが、まだまだ蒸し暑いです。
父とお別れとなった9月も、妹とお別れとなった9月もすごく朝から蒸し暑かったです。
忘れることはありません。
どこにもたどりつくことのできない思いだけが空回りし続けながら、季節がとおりすぎていきます。

「1996年2月12日(火)cloudy

(フォーカシング合宿を終えて)今日からまた日常生活に戻っている。合宿の時間と今日からの
時間とがまだしっかり結びつかない。自分のこれからにどうしみ込んでいくのかわからない。ただ身体がしっかりと覚えている。あんなにもいたわってあげた心地良さを、気づいた時にはうまれていたことばやイメージを、この中に生えている木を、わたし自身が木だと感じた感覚を・・・。なにか、気持ちいいものを今も身体がおぼえている。身体って正直だねエ。
頭の中ばかりで考えてきたわたしには、ある意味では楽な方法かもしれない。つらかったけど・・・。
笑っていた自分にまだしっくりついていけない。
ただ、どこかちがうわたしが今ここにいるかもしれない。
本当に自分の中にあるものをさぐっていくことなのかな。
だって、思いがけないわたしがいる。素直でかわいいわたしがいる。
ほんと、素直で単純だよねぇ。
身体を楽にすると、こんなにも発見があるなんて知らなかった。
毎日の中では、いやなこともある。悪口を言いたい時もある。いいじゃあないか。
こらえるのはやめよう。煮詰まった時にはまたこんな機会を求めていきたいと思う。
今度の休みに原稿用紙にまとめよう。
あの静かな安らかな涙を忘れることはないと思う。
だいじょうぶだよ、たんぽぽさん」

過去からの自分の励まし。
私はまで出会ったことのない自分に出会うことができるのでしょうか。
そういう猶予が許されるのでしょうか。
気持ちだけあせってもどうしようもないです。
明日のことはわからない。


プリンス・エドワード島はほんとうにふしぎです。
車窓からぐんぐんと遠く流れる雲をみていると、雲と追っかけっこしているようでした。
曇ってどうやってできるのか。こんど苦手だった理科の復習でもしてみることにしましょう。