夏の高校野球、大阪桐蔭が三重を4対3でくだし2年ぶり4回目の優勝を果たしました。地元東海の代表として、三重高校を応援していましたが1点差の惜敗には悔しがあります。
ただ、試合後の三重高校の清々しい笑顔を観ていたら、そんな結果も忘れ両校の健闘に改めて好ゲームだっと感じました。
今回の決勝。両校の違いに注目して試合を見つめていました。大阪桐蔭は全国から優秀な選手が推薦で集まり超難関な野球のエリート高。かたや三重高は、地元選手が中心で私立高でありながら、公立校に優秀な選手がいる激戦地区。両校は野球と言う環境の違いは明らかでした。
そんな中で、接戦を力で打力でねじ伏せてきた大阪桐蔭を、堅実な守備で終盤7回までリードしてきたことには逆転されたとは言え勝負は時の運だなと感じました。
大阪桐蔭の西谷監督が試合後に、三重高校の応援団に完全アウエー状態で脅威を感じたと言われていましたが、それはかつてのPL学園のように、野球エリート校に課せらえた宿命ともいえます。こうした状況は、野球エリート校の存在がある限り続くものだと思います。
ホームランの量産や技巧派ピッチャーの台頭を観ると、体格においては以前の選手に比べたらスマートでありながら、技術の進歩の著しさを感じるのは僕だけじゃないと思います。野球エリート校でなくとも、甲子園で出て活躍できる土壌は確実に広がっているのではないでしょうか。