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メナード美術館コレクション名品展2014

小牧市にあるメナード美術館の「語り継ぐ美・コレクション展2014」を観賞。

化粧品メーカーによる美術コレクションとしては箱根にあるポーラ美術館が有名ですが、ここメナード美術館もコレクションの幅広さでは引けをとらない美術館と思います。

メナード美術館は、近代から現代まで内外の美術工芸品を幅広く収集。締めくくりの企画展として毎年初公開作品を含めたコレクション展が開催されます。

今回のコレクション展は、西洋絵画、彫刻、日本画、日本洋画、工芸の各ジャンルから代表的な作品80点を選んで展観しています。今回の展覧会の中心をなし見ごたえがあるのは何と言っても西洋絵画でしょう。マネ、モネ、セザンヌ、ドガ、ピカソ、ルノワール、マチス、ゴッホなど西洋絵画の名品がずらいと並びます。これらの作品を観賞するだけでも価値ある展示で、さらに日本の日本画、洋画、工芸の名品が同時に観賞できる贅沢な展覧会です。

また、今回初公開のキース・ヴァン・ドンゲンとルネ・マグリットの作品は2点は画家の特徴を如実に現した名品です。ヴァン・ドンゲンの「二人の裸婦と風船」はヴァンドンゲンの瞳の大きな女性像の裸婦で初期の官能的な女性像の大作です。一方ルネ・マグリットの「地平線」は紙にグワッシュの水彩画の秀作で、砂浜に建てられた緑の色の板に二人の紳士が描かれシュールレアリスムの幻想世界の中に紳士と共に歩んでいくような不思議な感覚を覚えます。

ジャンルごとに区切られた部屋の扉をゆっくり開くように名品の数々を観賞しながら画家の思いにふれることができる素敵な展覧会です。ぜひ観賞に訪れてみてはいかがでしょう。


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