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65オヤジのスタイルブック

飛騨高山美術館の試み

先日、高山市にある飛騨高山美術館を久しぶりに訪れました。

当館は、1997年にアールヌーボ、アールデコの時代のガラス工芸品や家具などの調度品を1000点に及びコレクションし、エミールガレのパリ万博出品作品やラリック、ドーム、ティファニーなど名だたる作家の作品がずらりと並ぶ私設の美術館です。

オープニングでは、フランスの著名な美術関係者が参列し、コシノジュンコ氏によるファッションショーが行われたことを記憶しています。また、2007年に観光ガイドの「ミシェランオレンジガイド」で三つ星を獲得。以後改訂ごとに星を維持しており、人気に拍車がかかっています。

今回改めて感じたのは、日本の美術館には少ないオープンなサービス。訪れた時にも、館内外で写生をする子供たちの姿が、日本の美術館にはない作品の撮影や模写も自由です。

また建物の工夫が施され、高台に位置する当館の特色を利用して北アルプスの山々と高山市内が一望できる借景の大きな窓やガーデンテラスでの食事やウエディング。ドッグランなど、芸術鑑賞以外にも楽しめる要素が盛りだくさんです。また女性スタッフのおもてなしや無料ガイドなども、この美術館に華を添えてます。

古い町並みで人気の小京都・高山の地と共に最も華やかな時代のヨーロッパの芸術をぜひ堪能してみてください。

館内の美術品は、すべて撮影。自由但しフラッシュ不可。そのコレクションは、内外の美術館へ貸し出されることも。


当館の象徴する作品。ルネ・ラリックの噴水ホールが来館者をお出迎え。


当館が数多く所蔵するアールヌーボの巨匠エミール・ガレの部屋。他にもマッキントッシュの部屋やウイーン分離派の部屋など当時の趣を伝える空間が本物の作品で再現されています。


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