日本もとうとう地に落ちたと感じる事件が起きました。新大久保で起きた反韓デモ。
殺せの文字を掲げたプラカードを持った人を認めるようなデモが、許されるものでしょうか?韓国人ではない僕でも、許せない行動です。
安部首相も、ヘイトスピーチデモについて「一部の国、民族を排除する言動あること極めて残念」「私のfacebookにヘイトの書き込み散見される。他国の人々を中傷することで、我々が優れているとの認識を持つのは、我々を辱しめること」「私のfacebookでエスカレーションを止めるべきだと今度コメントする」述べられています。
デモなどにより、自らの主張を掲げるなら、相手の人権を尊重しながらやるべきで、日本人にはそうした常識と秩序が保たれていたように思います。よくある右翼の街宣車でも、このような行為はしません。これは、今回のデモは、明らかに犯罪行為です。
2chなどで見られた聞くに堪えない、悪質な差別発言がとうとう表面化したように感じます。文化に関わる人間として「ヘイトスピーチ」には断固反対します。
中国や韓国の間で起こっている領土問題は、あくまでも政治的問題として解決すべきで、領土問題から端を発したこうした行為は、こうした問題を利用した差別的行為そのものです。
個人的に、一国民としてすべきことは、お互いの文化を学び、対話の中から理解していく。時間がかかることですが、誰もが持っている差別の心を小さくしていくことが、国家間にある様々な問題の解決につながると信じています。