65オヤジのスタイルブック

映画「ミルク」DVD

単館上映や期間の短い映画は、タイミングを逃すと気がつけば上映終了でいい映画を逃します。

茶々丸オヤジが好きな俳優の一人。ショーン・ペンがタイム誌が20世紀の英雄100人に選ばれた、全米初のゲイの政治家。ハーヴィ・ミルクを演じ、昨年のアカデミー主演男優賞を受賞した映画「ミルク」のDVDを鑑賞しました。

茶々丸オヤジにとって、マドンナなとの泥沼離婚の印象が強く、以前はあまり好きになれない俳優でしたが、映画「デッドマンウォーキング」の死刑囚役の演技で一変しました。
それからの活躍ぶりは、みなさんの知っての通り。そして、今回映画で、2度目のアカデミー主演男優賞を獲得しました。

映画「ミルク」は、ゲイの保険外交員の男が、サンフランシスコに移り住みゲイやヒッピーが多く住むカストロ地区にマイノリティのための商工会を作り、一躍彼らのリーダーとなり市議会議員に転進し、マイノリティの地位向上に尽力する。そんな、活躍の中保守派の議員により暗殺される8年間を描いています。

この種の映画にありがちな、正義感を全面に押し出し美化する手法と異なり、ゲイの人々のユーモラスで明るい日常やミルクに関る恋人たちが死にいたることへの苦悩し、使命感との葛藤を通し、誰もが持つ人間味あふれる正義感を描いてます。

ミルクの存在は、個人的なカミングアウトではなく、自己の存在を通してマイノリティの市民権を訴える姿に共感します。
その手法は、時に過激な行動に見えますが、その行動は、非暴力で貫かれた愛を感じました。だから、彼の存在はロウソクの火を灯し3万人の追悼行進が証明していました。



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