イギリスの作家リー・チャイルド原作のハードボイルド小説「ジャック・リーチャー・シリーズ」を映画化したもので、白昼5人が銃で殺害され容疑をかけられたイラク戦争での狙撃手の無実を晴らすために、元軍人のジャック・リーチャーが行軍奮闘する内容です。
謎解きは、とても容易すく、流れ者のイメージにアクション映画の王道的カーチェイスと地味な格闘シーンだけ。なのに、ミッションインポシブルシリーズとは異なるトムの一味も二味も違う渋い演技が光ります。
同じイギリス作品の007シリーズのジェームス・ボンドとは対極にある主人公が、トムのアメリカンワイルドのキャラクターによく合ってました。
彼も、50歳になろうとする時。シリーズ化される予定のアウトローが、トムのアクション俳優としての寿命を長引かしてくれることと思います。