今回の展覧会は、「金比羅船船、 おいて(追風)に帆かけて. シュラシュシュシュ 」のフレーズでもお馴染みの金刀比羅宮が所有する文化財、江戸絵画を代表する人気作家、円山応挙や伊藤若冲の襖絵や近代日本洋画のパイオニアとして有名な高橋由一作品などが展示されている。
同展は文化財の展示施設が集まる文化ゾーンが昨秋に完成した記念として開催。応挙の「遊虎図」や若冲の「花丸図」などの貴重な美術品が一堂に公開された。また、若冲の作とされ、愛媛県四国中央市の定蓮寺から160年ぶりに里帰りした「飛燕図断片」も初公開されています。
書院の襖絵などの作品は、一部に保存状態を考慮してか、某企業の高画像のプリントにより複製により再現され展示されていますが、本物と見間違う程でその技術の進歩に感心した。
また、洋画家の高橋由一作品も多数展示され、おそらくこれほどの作品が一同に展示されるのは初めてだと思います。
今回、金刀比羅宮の「琴平山再生計画」の中心者である田窪泰治の巨大な障壁画「神椿」も展示されている。
今回の展示でユニークな一面をのぞかせたのは、中庭に配された「こんぴら狗」
金比羅参りの代拝をしたと言われる犬のマスコットが、緊張感を与える数々の展示に寛ぎの時間を与えている。
今回の展示は、6月8日まで三重県立美術館で展示され、その後10月に海を渡り日仏交流150周年事業としてパリのフランス国立ギメ東洋美術館で公開されるそうです。
貴重な文化財に触れることができるチャンスは、あとわずかなだけにお時間のある方は観覧をおすすめしたい。
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