そうです。名古屋に来てる「若冲と江戸絵画」展。
86,000ものマス目により構成された二曲一双の「鳥獣花木図屏風」は、マス目ひとつひとつも複雑に塗り分けられ緻密で色彩豊か。
もう、一双はこちら。
古今東西の鳥獣を対比させ、釈迦涅槃図を思わせるような構成と動物たちの生き生きとした描写に想像力をかき立てられます。
宇多田ヒカルのプロモでも使われた作品は、現在のクリエーターたちにも影響を与えているようです。
今回の展観は、若冲作品が中心ですが、もうひとつこの展観で重要な存在は長沢芦雪。特に「白象黒牛図屏風」象と牛(子犬とカラス)の白と黒、大小のコントラストが優雅な墨の描線で描かれ、心癒される作品です。
緻密で繊細極彩の若冲世界と優雅で大胆なモノクロームの芦雪の世界の競演が実に楽しい展覧会です。
6月10日まで愛知県美術館で開催中。
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