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ブラジル悲願の自国開催優勝と二つのトロフィー

ワールドカップも準々決勝に突入。ドイツとブラジルがフランス、コロンビアを破り準決勝に進出しました。

自国開催の優勝を目指しているブラジルは、エースのネイマールが後半終了間際の負傷退場、腰椎骨折となり以降の試合が出場が絶望的なりました。また、先制ゴールを挙げたキャプテンのチアゴシウバが2枚目の警告で準決勝の出場停止となり、攻守の要を欠く試練の準決勝となります。

前回の1950年ブラジル大会。優勝をほぼ手中にしていたブラジルは、聖地マラカナンスタジアムと20万人の観客を味方につけ、先制したものの逆転負けを屈します。スタジアムは、静まり返りショック死や自殺者が続出する事態に。後にマラカナンの悲劇をと言われる悲しい日となったのです。

そのような状況で、ウルグアイに静かに渡されたトロフィーが、初代のワールドカップトロフィーであるFIFA初代会長の名を冠したジュール・リメカップです。そして、この悲劇の大会は、皮肉にもワールドカップの創始者であるリメの会長就任25年の記念大会だったのです。このジュール・リメカップは、後に3回の優勝を果たしたブラジルに永久贈与されました。このカップは、1966年のイギリス大会で盗難。犬により発見されましたが、1983年に永久譲与されたブラジルで盗難。未だその行方は謎です。(現在ブラジルにあるのはレプリカ)

現在二代目のカップ優勝トロフィーは、ゴールを決めた二人の選手が地球を支えるデザインとなっています。こちらのトロフィーが優勝チームが次の大会まで保持管理し、その後にレプリカが授与されることになりました。

個人的にも、今回のブラジル大会は、歴史的悲劇の中で何としてもブラジルに優勝してほしいと思っています。試練を乗り越えて、自国優勝をカナリア軍団の祈っています。


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