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65オヤジのスタイルブック

アグネータ・フロックの世界展

日本では、近年北欧ブームが続いています。

マリメッコやリサ・ラーソンを代表する北欧のインテリア小物が女性に師事され、生活に根差してきているように思います。こうした北欧ブームは、一過性のものではなく、何か日本人の美意識と重なり、共感を得ているからではと思うのです。

今回初めて出会ったアグネータ・フロックは、アートの世界に、新たな北欧ブームを起こすような存在感に満ち溢れた作品でした。

今回の展覧会「アグネータ・フロックの世界展」は、表題の前に切り絵作家とあり、北欧における切り絵と言うものは、どんなものか興味を注がれました。

会場に入るや否やその作品を観て、これが切り絵か!と驚きました。四角の枠の中に表現された世界は、まるで水彩画のような世界。近くで目を凝らしてみると、人物や動物が、はさみを使って切り取られ、表面に彩色が施され糊付されています。その一つ一つがまぎれもなく切り絵の作品で、今までに見たことがない切り絵の世界でした。

神話や民話に題材を得る世界は、トーンを抑えた淡い色は、不思議に彼女の生まれ育ったスウェーデンや北欧のイメージを感じさせ、はさみを巧みに使った作品は彼女のおおらかさを感じます。

2011年、NHKのBSで彼女の切り絵の世界が紹介され、一部のファンには認知されていたものの、僕を含めて会場での出会いが多分初めてであったと思います。名古屋での展覧会は、明日の13日月曜日が最終日。お近くの方は、ぜひ彼女の世界を体感してほしいなと思います。

次の展覧会は、東京玉川のタカシマヤで開催予定。北欧アートのファンタジックな世界をぜひ、楽しんでみてはどうでしょうか。


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