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映画「64ロクヨン」関連ドラマ・陰の季節と刑事の勲章

いよいよ11日公開となる映画64ロクヨン後編。先日TBSの月曜名作劇場で放映された、64のスピンオフ的ドラマ2本がDVD化されたので観賞しました。

映画64では佐藤浩市演じる三上義信が主人公。元64捜査官で広報官となった三上が、ロクヨン事件を模倣した誘拐事件から、未解決となったロクヨンの真相に迫ります。

一方、ドラマの主人公は、三上の同期で県警の人事を陰で握る、仲村トオル演じる警務課調査官の二渡真治が主人公です。

ドラマは「陰の季節」と「刑事の勲章」の2話から成り、群馬県警を舞台に事件を取り巻く警察内部を管理する警務部の仕事を中心に展開されています。

最初の「陰の季節」では、天下り先をエリート警視正の滝藤賢一演じる映画でも見せる自己中心的存在の赤間が警務部長として赴任。警務部に何かとケチをつける。そんな中で、天下り先の期限が過ぎても居座る警察OB尾坂部が現れて、二渡を更に困らせる。さらに、窃盗事件解決に似顔絵で手柄をたてた、女性巡査の平野が無断欠勤のうえ失踪。尾坂部の居座りには、ある事件が絡み、平野には、警察内のある出来事が絡んでいる。

次の「刑事の勲章」では、二渡の人事により部下の上原が刑事官に昇進。警務課畑で現場経験ないの上原はうかつにも初日に遅刻。刑事課ないで厄介者扱いされ、OB会の世話役に回される。そこに、二人の刑事部OBが叙勲を争ってライバル視。さらに、警察手帳の一括管理を提案していた二渡も刑事部と対立。そんな中で、署内で警察手帳の大量紛失事件が起こる。

二つのドラマは、警察内部にある対立の中で、管理者としてのクールな視線を持ちながら、内部の融和に奔走する二渡の活躍が淡々と描かれていて、ミステリーとしても濃密な展開でおもしろい作品でした。

また、登場人物のキャラクターも詳細に描かれていて、映画の登場人物を知る上でも有益な材料です。64後編を観る前に、二つのドラマを観てみるのも映画をさらに深く楽しめるのではと思います。


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