65オヤジのスタイルブック

DVD・イニシエーション・ラブ

新年あけましておめでとうございます。今年も映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。でスタートします。今年も映画やアートの魅力やいろいろな話題を主観を交えてたのしく紹介したいと思います。

今回は、軽妙な切口ながら、ラスト5分の展開に誰もが驚愕の堤監督作品「イニシエーション・ラブ」です。

 

160万部のヒットを記録した乾くるみの青春恋愛小説を原作に堤幸彦監督が、独自の解釈で展開された本作品。松田翔太と前田淳子主演による恋愛ミステリー映画です。

舞台は1980年代後半。大学時代の合コンで知り合った持てない鈴木(たっくん)が繭子(まゆ)と知り合い付き合うようになるが、派遣で東京に行き遠距離恋愛を続けるが、東京で彼女が出来て別れるものの、まゆのことが忘れられず、クリスマスイブに再び再開すると言う内容です。

堤監督が、小説の最後の2行に登場するカセットテープのA面とB面のくだりを独自に解釈してラスト5分でフィードバックする展開が2度観たくなると評判の作品でした。

ただ、1980年代の青春をリアルに経験してしている僕や同世代の人には、この5分は容易に理解できます。カセットテープのマイベスト、黒電話、DCブランド、ナイキのマイケルジョーダン、スターレットなどの小型車、テレフォンカードなどのグッズや男女七人夏物語、ホテルでイブ、海水浴、合コンなど青春時代を彩った想い出にの中に隠されたトリックは、同世代より少し上の堤監督やリアルな青春を過した乾氏にとっては男女の恋愛が普遍的なミステリーであり、その部分が共感を得てるのだと感じました。


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