先日アカデミー賞発表の夜に「ライフ・オブ・パイ。トラと漂流した227日」を観賞しました。
2月は、観たい映画が目白押しで、遅い鑑賞になりましたが、監督賞をはじめ3冠に輝いた作品だけあって見所萬歳の映画でした。
内容は、海で遭難した少年と獰猛なトラの漂流生活を描いたもので、その奇想天外な発想を数々の実際にあった遭難によるサバイバル術を駆使しながら、海原と海洋生物に神秘的な現象を織り交ぜながら、自然と人間の格闘と共生を描いていた感動作でした。
今回の注目は、何と言っても主人公と漂流生活を送るベンガルトラ。CGを駆使して、あたかも小さなボートの中で様々な動きをするトラの姿に、否応なしに惹きつけられ、スクリーンを前に主人公と恐怖を感じる迫力がありました。
また、台湾人監督アン・リーは、過去の作品でも多彩な内容で知られる名匠ですが、今回の作品は映像美において郡を抜いており、誰もが共感できる内容となっています。
今回2度目の監督賞受賞となりましたが、今後も大いに期待できる存在感を示した作品となりました。