映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は大島優子主演、大倉孝二共演のコミカルなヒューマントリップ映画「ロマンス」です。
大島優子と前田敦子、AKB48でセンターを争った二人が、スクリーンを舞台に変えて良いライバル関係となっています。
二人の演技力を評価しない人もいるようですが、映画での出演作品を観る限り、その作品内容において、二人の存在感は増してきているように思うのです。
今回の作品の主演は大島優子。新宿ー箱根間を走るロマンス号のアテンダント(車内販売員）北条鉢子を演じてます。
成績優秀ながら、同棲相手の男には弱い彼女が、音信不通の母親からの1枚の手紙をきっかけに、車内販売のお菓子を盗んだ大倉孝二演じる中年男と母を探す旅をする珍道中を描いてます。
最初で最後の自分探しの小さな旅は、ダメ中年の大倉とのコンビによるユーモアと鉢子の過去の傷が少しづつ癒されていきます。大倉の独特な個性と大島優子の自然体の演技がうまくかみ合って、とても楽しく心地よく感じる作品でした。
