65オヤジのスタイルブック

DVD ブラックパンサー

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映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、アカデミー賞、美術賞と衣装デザイン賞に輝いた「ブラックパンサー」を観賞。

僕にとっては、スーパーマンとスパイダーマン以外は興味が失せたアメコミヒーロー。今回は、アカデミ―賞2冠に輝いたので、旧作DVDで観賞してみました。ブラックパンサーは、アメリカで歴代興行収入であのタイタニックを破り第3位に輝いたマ―ベル最高作品の呼び声高い作品でしたが、日本では、あまり受けなかった印象があります。

今回の作品は、アフリカの超お金持ちの架空の国ワカンダの若き国王ティ・チャラが漆黒のスーツに身をまといブラックパンサーとして悪と対決するという内容です。そんなヒーローは、スーパーマンやスパイダーマンとどこか似ているようなキャラクターで、とりあえず共感しました。

しかしながら、内容やアクションは、際立った新鮮さがないです。この点が先ず日本でいまいちな理由かなと思います。ただし、マーベルを無条件に」支持する人にとっては十二分に楽しめる作品であることは間違いです。

今回のブラックパンサーが、オスカーを獲得した背景には、アメコミヒーローの中で唯一のアフリカ系ヒーローであること、そして、ブラックパンサーと共に活躍するキャラクターがすべて女性である点が今の大きく影響している点が大きく影響しています。まさに、トランプ政権へのアンチテーゼで、今回の受賞はトランプ大統領のおかげだと思うのです。

今回のノミネート作品を観ると、過去の差別的な歴史状況を踏まえた作品が受賞を逃しています。そんな中で、グリーンブックが作品賞を獲得したことが、黒人を主人公にした作品の監督や俳優から批判を受けました。今のアメリカは、トランプの不寛容に対立軸だけで対抗しているように思います。

直接的なものだけが受け入れられ、間接的に描きながら人間の本質に迫った作品は、ノミネート作品の中にも多数あります。その代表がグリーンブックだと思うのです。

かなり作品評から、かけ離れてしまいましたがブラックパンサーには、国王の寛容さや女性の活躍やアフリカをベースにした構成などの多様性を感じる、マーベル作品としては異色で真面目な作品です。その点でいうとオスカーにふさわしいかなと思います。

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