人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

融合

2006-11-29 00:48:57 | 人生論・閃き
5年以上前のことですが、会社勤めだったころソニーを担当していたことがあり、そのときには「AVとITの融合」というテーマが挙げられていました。

ソニーがブロードバンド戦略などによりその融合に大きく貢献したことには異論がないところだと思いますし、内容は深く長期を見据えたものだったのですが、言葉自体を聞いて「あたりまえじゃないか」と思ったことが記憶に残っています。

融合が必然的であると感じる分野が多くあり、それでもなぜか行われていないケースが多く見られます。

たとえば、国税と都道府県税。なぜ別の用紙で別のところに持っていかなくてはならないのか。e-taxでなんとかなるといいのですが。

ヒーターと加湿器。洗濯機のように水道水につなげて、なんとか連動するようにならないものでしょうか。

レシートと領収書。なぜ2段階システムになっているのでしょうか・・・。

企業と教育。なぜ幼稚園から四大までで19年間も学校に通っていた東大生が会社に入ると何一つできないのでしょうか。

そして、病院間のカルテの取り扱い。一体なんのための電子カルテなのか。

企業買収や政府改革を経ずとも融合できる分野は多いと思います。少しずつ工夫をし、異業種の人か、となりの部署に声をかけるだけでも世の中を大きく変えることができると思います。ちょっと考えてちょっと工夫してすごく有名になることも可能だと思う今日この頃です。