人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

義手と好きな人の心

2006-08-11 00:07:07 | 人生論・閃き
義手と好きな人の心、今までは思い通りに動かせない代表例(?)みたいなものでした。しかし、前者については変わりつつあります。

脳波を拾って義手が思うままに動く。「鋼の錬金術師」というマンガに登場していますが、実は現実なものになりつつあるのです。これは素晴らしいことで、不自由な生活が一気に楽になる可能性を秘めています。

しかしその社会に及ぼす影響は測り知れないところもあります。以下、幾つか思い浮かんだものを挙げてみます。

① 身体障害者の雇用

身体障害者の行動範囲が広がるため、雇用の可能性も広がります。障害者の雇用の促進等に関する法律のようなものも改正されるかもしれません。

② 保険関連

損害保険でカバーされるものができれば、どちらかというと保険会社の収入を上げるものになるかもしれません。確率が低いので。しかし医療保険の適用内になるのはかなりの時間がかかりそうですね。

③ 憲法19条

思想の自由といっても、考えただけでで義手がかって動いてに人を殴ってしまったら傷害罪ですよね。また、「殴りたい気持ちはあったけど、本当に殴ろうとは思わなかったんだ!」と主張した場合法廷でどうなるのでしょうか。ここら辺の法的論争が出くるかもしれません。

④ オリンピック

砲丸投げで、義手で投げた世界新記録は認められるか?認めたら意味がなくなってしまうが、認めなかったら障害者に対する差別となってしまうのか?

⑤ 好きな人の心

やっぱり思い通りには動かせないんでしょうね・・・。