人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

英語学習方法の視点

2006-04-22 14:45:50 | 人生論・閃き
アメリカ人の英語と、頑張って英語を勉強した日本人の英語を聞き分けるのは、バイリンガルからすれば特にコツはいりません。「サンキュー」の一言でわかります。しかしその差の根拠は奥深く、遠い過去に遡る場合が多いのだと思います。そこで、その聞き分け方についてちょっと考えてみました。

① 発音

これは当然わかりますね。やはりカタカナっぽい英語か、逆に丸くし過ぎた発音になってしまうケースが多くなっているようです。言葉・文章のどこにストレスを置くのかということもあります。

② ボディランゲージ

顔の表情、手の使い方、目の使い方、腰の振り方(4つ目はうそです、すいません)。外見が日本人でも帰国子女かどうかわかるのはこれも大きい要因となります。

③ メロディ

言葉にはメロディがある。外国語を使うにあたって、これを捉えるのはとても難しい。やはり聞き慣れること、喋り慣れることが重要なのでしょうね。英語は一般的に日本語よりメロディの音域が広い。しかしこの広い音域を使って間違った英語だと余計恥ずかしく感じてしまうということもあるのでしょう。思い切って恥をかいてでも学んでほしいと思います。

④ ジョーク

説明するまでもありませんが、英語でダジャレが言えたら一人前です。

⑤ 間違え方

これが決定的なんです。中学校から10年間海外に住んでいた人でも、日本人っぽい間違い方をするのです。

どちらでもする間違い:

A group of passengers leave the train station.

Group だから leaves ですよね。これは文法的に難しいしあまり意識しません。ネイティブでも、正しく使える人の方が珍しいと思います。

アメリカ人しかしない間違い:

He would of gone if it didn't rain.

Would haveが正解ですが、特に子供には would of と聞こえてしまうのです。教科書には絶対載っていないため、日本人はこんな間違いはしません。むしろ、このような間違いをする人を不思議に感じることでしょう。

日本人しかしない間違い:

Look me!

こんな間違いはあまりないと思いますが、あまり例が思いつかなかったので・・・。Look at me!が正解です。アメリカ人からすると「なんか変」なので口がそのように動かないというか、絶対このような間違いはしません。しかし教科書で英語を学んだ人はこうなってしまう可能性があります。頭の中で英訳をしているのが明らかな場合もよくありますね。

・・・これらを踏まえて、新しい英語学習方法。どっかの英会話学校さんに是非取り入れてほしい方法です。

ずばり、「アメリカ人の子供を演じる」です。英語の鈴木メソッドというか、教科書はなしで、教師が親役。生徒は子役。他にアメリカ人の子供を混ぜる。とにかく喋る。遊ぶ。はしゃぐ。音楽を聴く。お互い悪口を言い合う。更に、英語独特のボディランゲージやメロディの練習をする(業界初!?)

そうすれば、「アメリカ人っぽいミス」ができるようになるかもしれません!いいことなのかはわかりませんが、とにかくネイティブっぽく聞こえるようになります。

こんな学習方法がしたい方は、是非英語で話しかけてみてください。お互い鋭いツッコミを入れながらはしゃぎましょう。