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憤慨というかそういったもののようなもの

文中、一部一人称が混乱しております

 名古屋空港上空で、日航のDC10のエンジンがぶっ壊れて部品が地上に落下したそうである(2001年6月27日NHK)。ニュースでは地元住民の映像を絡めて「航空機の部品が空から降ってきた」を連発していた。
腹が立った。
 筆者は言いたい「飛行機の部品が空から降るのは当たり前である。」と。
 飛行機、航空機は空を飛ぶものである、飛行中に故障でもなんでもして本体からひっぺがされた部品がおっこちるのは、航空力学いやニュートン力学の基礎の中の基礎であろう。それをなにか青天の霹靂のごとく言いはやしやがって、ばかかお前らは。自動車か船舶か潜水艦か列車か自転車か大八車の部品が空から降ってきたら初めてニュースにしろ。ああ、宇宙機もぶっこわれたら降ってくんね。
 ニュースでは、日航のごめんなさい係も、神妙な顔でなんか知らんが謝っていた。それで飯食ってんだからといえばそれまでだが…謝るな、お前も。
「なに騒いでんですか、航空機の部品が降ってくんのはあたりまえです、犬か猫が降ってきたら騒いでください。」ぐらい言えんのか?

 分かってるって、「このニュースの論旨は「安全であるべき旅客機が飛行中にエンジントラブルをおこし、その際一部の部品が落下した」」って事ぐらい、俺にも。したが、論点は「旅客機がエンジントラブルをおこした」であって「部品が落っこちた」はあくまで結果じゃん。それを因果ひっくり返して、鬼の首とったように「部品落ちたー部品落ちたー」って耳目をそばだてるような報道しやがって。
 それともなにか、あんたが知ってる航空機は地べたを走り回ってんのか?

 とか義憤にかられていたら、海自のヘリが後輪落っことしてた(らしい)ってのも新聞記事になってたようだから、どうやらきゃつらにとっては「落ちた」のが論点らしい。(「らしい」というのは、訓練から帰投したら後輪が無くなってたのが確認されたからである。)
 ここでよくわからんのが、私のような常識人は(よしんば「落ちた」のが論点だとしても)「他人の身命もしくは財産を損ないかねない落ちかたをした」ら問題だろうと思うのだが(通勤途中のおっさんの頭を直撃したとか、屋根に穴をあけたとか。まあそんなのは、「ごめんなさい」って金払や済むが、公園で遊んでいた子供にぶっつけたりした日にゃ申し開きの仕様もないであろう)海自のヘリの場合は、後輪を交番に届けた人もいないのだから、あいつらは「落ちた」ことそのものを問題視しているとしか思えん。
 はて、人がいない場所、たとえば海とか砂漠のどまんなか、にタイヤがおっこちたとして、誰か困るか?国民共有の財産である自衛隊の装備が損なわれた…って民間機の日航も「落とした」いわれてっから違うわなあ。
 あーもうわかんなくなった。いいや、仮説で。
 仮説1.やつらにとって航空機とは空を飛ぶものではない。
 仮説2.やつらは物理法則が気に入らない。
 どっちかだな。

 とまあ、駄文を書き散らかしてきたが、我ながらあまりにも揚げ足とりというか妄想全開なので一応書いておく。
 マスコミの論旨
1. 日航の方
安全であるべき旅客機が飛行中にエンジントラブルをおこし、その際一部の部品が市街地に落下した。
2. 海自の方
自衛隊のばか。

 どっちも、民間人自衛隊員の区別なく怪我人が出たか出ないかが一番の問題だと私は思います。
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