アブリコのCinema散策

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プリティ・ウーマン ’90 アメリカ

2005-06-16 | ラブ・ストーリー
御存知のとおり、ジュリア・ロバーツの大ブレイク作品である。
本作品はかつて、女性たちの圧倒的な支持を得ていた。
ロイ・オービソンの曲もよく似合ってたし、この映画のサントラも随分と売れたらしい。

ところで、同じラブ・ストーリーなのに、男性からウケがよかった作品がある。
それは’82の『愛と青春の旅立ち』。

これらの二作品、偶然にも主役がリチャード・ギアだった。
どちらもカッコイイ役である。
エンディングにしても、ヒロインを迎えに行って赤面ものの演技を見せたところなんて、非常にアメイジング(笑)である。

さて、同じ俳優の作品で、ハッキリと男女の好みが分かれるのも面白いところだ。
そこはやはり、心理的キーワードの違いであろうか。
前者のポイントは、ファッション/恋&オシャレ/ブランド/リッチ/スウィートルーム/超高級ホテル/いちごとシャンパン(笑) etc・・・
女性憧れのキー・ワードばかりの、シンデレラ・ストーリーである。

一方、後者に関してみると、苦悩→野望を抱き→厳しい訓練に耐え抜き→成功に至り→愛をつかむ
もう男性にとっては、涙ものの理想型物語ではないか!

ギア様と呼ぶべきなのか・・・
イラストレーターの石川三千花氏が、自身の著書で、彼を「農夫顔」と書いていたのには笑えた。(もちろんイラスト付き!)
農夫顔のギア様はモテ役ばかりだが、どうもアメリカ人のセンスがいまひとつわからない。 


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