あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

粉名屋小太郎(こなやこたろう)

2017年03月30日 01時00分00秒 | グルメ

  

今回は米沢市にある粉名屋小太郎です。

住所は中央5丁目なのですが、周りに目印になるような

建物がありません。

ナビの使用をお勧めします。

ホームページによると創業300年だそうな。ひえー、江戸時代からじゃん。

米沢藩御用達のそば屋ですね。だったら、ハードル上げますよぉ。

てきとーに検索したのに、米沢では一番という噂の店に

来てしまったようだ。

  

いきなり立派な門構え。

中庭のあるそば屋さんですよ。すごい、さすが300年。

店の中も、新しくはないんだが、「昔の立派な屋敷」という風情。

  

席について、さてそばを注文するかな、って時、スタッフ(奥様?)から、

「すみません、十割そばは売り切れました、休日はこうなんです」

「割子そばなら、あります」

という言葉。

えっ、まだ13:00時だぜ、ってことと、なら割子そばは十割ではないのかよ、と

いうことを同時に思った。

せっかく米沢まできたんだから、喜んで割子そばを食べますよ。

ちなみに、割子そばはけっこう全国的にあります。

会津にもありますよ。

会津では猪苗代町の「いわはし館」がお勧めです。

粉名屋小太郎のご主人の話だと、

「薬味は店それぞれ、違います」

と言っていたが、会津ではほぼ、決まっている。

順番まで決まっている。さすが会津、頑固だね。

会津には「祝言そば」というものもある。

昔の結婚式で出された。当時はごちそうだったんだね。

そば口上というお祝いの言葉を述べながら、

そばを振る舞っていたんだよ。

その「そば口上」も、会津若松版、喜多方版、猪苗代版など

たくさんある。

微妙に違っているのだ。趣味でそれを憶えている人もいる。

  

割子そばというものを知らない方のために。

割子そばというのは、5~7種類の薬味で、小分けされた

そばを食べるものです。

表向きは、それぞれ違ったそばの味を堪能できる、ということだ。

本音を言えば、そばって味がほとんどないから飽きる人も多い。

だから、薬味で目先を変えて食べてもらう、ってこと。

この店の薬味は、

「ニシンの煮物」

「とろろとウズラの卵」

「マグロの刺身」

「天ぷら」

「なめこおろし」

でした。

季節によって若干、薬味は変わるそうです。

まあ、ニシンそばや天ぷらそば、なめこそばがあるくらいだから、

合わない訳はないわな。

  

そばをすすりながらメニューを見ていたのだが、

「当店は信州そば粉を使い・・・」という言葉が目に入った。

もちろん、信州のそば粉はうまいだろう、しかし、わかります?

わざわざ米沢まで来て、信州のそばを食っているという・・・

うーん、微妙。「でわかおり」を食いたかったぜ。

でも、うまかったから問題なく完食。

ごちそうさま。

  

「山形県まで行ったんなら、なんで名物の板そば食わなかったの?」

と言う方がいるかもしれないが、板そばが普通のそばの製法と

それほど違っているというわけではないので、

純粋にそばの味を確認したければ、もり、ざるで十分です。

やっぱりその土地の名物を食わなくちゃ、という方はどうぞ。

  

せっかく米沢に来たんだから、何か買って帰るか、ということになり、

上杉神社のわきの「上杉城史苑」に立ち寄った。

まあ、いわゆる「米沢物産館」ですな。

米沢だから米沢牛かぁ?、と見てみたのだが、とても手を出せる

値段ではない。

グラム数はわからなかったが、1万円を軽く超えていた。

店で食べたら、もっと取られるんだろうな。

しかたなく「米沢牛カレー」を選択。

これなら、買えるわ。

いちおう、米沢牛だし(笑)。

しかし、食べた後の感想は

「高い肉はカレーにしちゃ、いかん」

  

おまけ

 

割り箸もこんな風に出されたら、身構えるよね。たとえ値段を知っていても。

 

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