私は写真撮りなので、Adobe Photoshopがマストアイテムだ。
これがないと始まらないくらい重要なものだ。
それが、2年ぶりにバージョンアップした。
知っている人もいると思うが、CC(クリエイティブ・クラウド)に
なってからはパッケージ販売、という形はなくなった。
ライセンス契約で使用料を払うのだ。
もっとも、販売されても高くて買えませんがね。
「いつまでたっても自分のものにならない」という不満はあるが、
月の使用料を払っている限り、たとえバージョンアップしても
自動的に最新版が配布になり、新たに購入する必要はない。
マイナーアップデートも自動で行われる。
しかし、古い人間なのか、手元に箱、取説とディスクがないと、
金払ってソフト買ったあ、という気になれないんだよね。
まあ、仮にパッケージ版を購入しても、所有権が移動
するわけではなく、ライセンス契約には違いないんだけどね。
よく、オンライン上でサーバーのソフトを使用する、と
勘違いしている人がいるが、それは違う。
ちゃんと、ダウンロード配布されてPCにインストールできる。
起動の際にサーバー認証しているわけだ。
オフラインでもある程度の日数は作業出来るようになっており、
ネット環境がないと作業できない、ということではない。
で、その料金だが、私の払っている一番安い料金プランは
980円/月だ。
年間、約12,000円の支払いになる。
全部入りのプランは4,980円/月だ。
とても、そんな金額は払えない。だいたいイラストレーター
なんて使わねえし。
そんで、それは高いの?安いの?ということだが、
まあ、妥当な線だと思われる。
本来Photoshopは高額ソフトである。
仮に120,000円だとする。
そうすると、10年稼働してもらわないと980円/月と
同じにならないのだ。
同じバージョンのソフトが10年稼働した、という話を
聞いたことがない。
当然、ソフトメーカーは新しいバージョンを発表するし、
「いや、古いバージョンでいいっす」とがんばっても、
メーカーが10年間もサポートするとは考えにくい。
またOSが新しくなり、古いソフトが動作対象外になったらアウトだ。
言葉は悪いが、OSのバージョンアップはソフトメーカーに
とって大きなビジネスチャンスだ。
この機会に新しいバージョンを購入してもらおうと思っている。
お荷物の旧バージョンはさっさと動作対象外にしたいのだ。
そう考えると、ライセンス契約も悪くない気がする。
しかしAdobeのこの戦略は他のソフトメーカーの
脅威になると思われる。
なぜなら今まで、
「Photoshopのような高くてプロの使うヤツ、いらないよね?」
として廉価なフォトレタッチソフトを販売してきたメーカーが
たくさんあるからだ。
でも「980円/月で使えるなら、使ってみっかあ」
という人もかなり出てくるような気がするのだ。
興味のある人は使ってみてはいかがでしょう。
よく「俺には使いこなせねえ、ムリ」と言う人がいるが、
それは違う。
スポーツもある程度の道具を揃えた方が上達が早いという。
大は小を兼ねる。
初心者は初心者なりの使い方をすればいいわけで、
慣れてきたらステップアップすればいい。
しかしさあ、バージョンが新しくなったら、細々とした
設定が初期設定に戻されてるって、どうよ。
Adobe社ともあろうものが、信じられん。
まだ、バグも多いし。