「財前教授の総回診です。」
今でもこのフレーズを思い出してしまうほどインパクトがあったテレビドラマ『白い巨塔』。
何度かテレビ化されていますが、小生の記憶にあるのは、財前:田宮二郎、里見:山本学コンビのものと(調べてみると1978年放映なんですね)、2003年に放映された財前:唐沢寿明、里見:江口洋介コンビのもの。さすがに田宮=財前はかなり記憶がぼやけてしまっていますが、唐沢=財前は、それなりに覚えています。
物語のヤマ場は、大きく分けて2つ。
ひとつは教授選までの駆け引き、ふたつ目は裁判の行方。
個人的には教授選までの駆け引き(票の読み合い)と開票場面が印象に残っています。
で、話は今。
ローカル局で、3週間前から月曜から木曜までの毎日、午前中に『白い巨塔』を放映しています。それがナント、韓国版!
日本語字幕付きのもので、非常に面白いです。
韓国語でテロップが流れるので、何と書いてあるか知りたくて、勤務先の韓国語の先生にメールで聞いたところ、やっぱり白い巨塔なんだとか。
基本的な話の筋は日本のものと一緒で(原作は山崎豊子と表示されます)、それを韓国風にアレンジしたもの。
ミョンイン医科大学(国立大学)第一外科助教授(日本では准教授ですが)チャンが主人公。このチャン助教授が日本では財前です。『ちょっと小さいんじゃないの?』と思えるほどピチピチのスーツを着ていますが、端正な顔つきですし、目がカッコイイです。対する同期の内科医はチェ助教授(こなた里見)。いかにも人の良さそうな風体で、こちらもなかなかいい雰囲気を醸し出しています。
先週までの8回で教授選(韓国版では外科長選で外科長に選出されるとそのまま教授になるようです)が終わりました。これが日本のものを凌ぐほどの賄賂合戦でした。札束がドサッドサッ(もっとも日本円と韓国ウォンでは価値が違うので紙幣の多さ=高額ということでもないのでしょうが)。はたまた得難いポストがホイホイと。
脇役もいいですねえ。
チャン助教授の上司がイ外科長(石坂浩二=東教授)。このイ外科長を演じる役者さんも非常にいい味出してます。いかにも権威者然としていながら慌てふためく場面もあったりして、人間味をうまく演じています。
チャン助教授を支持するふりをして外科長になったら利用しようと企む副院長も、一癖もふた癖もある役どころをうまく演じている役者さんです。原作にはないポストですが、これはさしずめ鵜飼医学部長(伊武雅刀)でしょうね。ホントにくせ者です。
そして謹厳実直な大河内教授もいます(外科長選の選挙管理委員長)。
結果はもちろん、チャン助教授が外科長に選出されるのですが(16対14)、その対抗馬の所属はジョンホプキンス大学のノ医師。こりゃスゴイ設定です。
日本と韓国のドラマの違いは、チャングムさんの時も思いましたが、とにかく心理戦というよりストーリー展開の起伏が大きいということでしょう。左に大きく振れたと思ったら、今度は右に振れるというように、とにかく毎回何か起きて、それがひっくり返ります。
これがまたたまりません。(笑)
ただ困ることが一つ。
平日の朝の番組など、リアルタイムで見ることはできませんので、毎回HDDに録画してまとめて見ているのですが、番組の最中に、しばしば「今日の番組情報」なーんていうテロップが入ること。シリアスな場面だというのに「今日の○○は山形秘湯の旅」などとテロップが入り、しかも文字がカラーだったりして、集中が途切れてしまうんですよねー。
でも仕方ないか、ゴールデンじゃない時間帯だし。
さて、いよいよ後半。
チャン外科長の運命は如何に。って、たぶん最初の裁判で勝つもののチャン外科長自身が病魔に襲われるということになるのでしょうが・・・。
今でもこのフレーズを思い出してしまうほどインパクトがあったテレビドラマ『白い巨塔』。
何度かテレビ化されていますが、小生の記憶にあるのは、財前:田宮二郎、里見:山本学コンビのものと(調べてみると1978年放映なんですね)、2003年に放映された財前:唐沢寿明、里見:江口洋介コンビのもの。さすがに田宮=財前はかなり記憶がぼやけてしまっていますが、唐沢=財前は、それなりに覚えています。
物語のヤマ場は、大きく分けて2つ。
ひとつは教授選までの駆け引き、ふたつ目は裁判の行方。
個人的には教授選までの駆け引き(票の読み合い)と開票場面が印象に残っています。
で、話は今。
ローカル局で、3週間前から月曜から木曜までの毎日、午前中に『白い巨塔』を放映しています。それがナント、韓国版!
日本語字幕付きのもので、非常に面白いです。
韓国語でテロップが流れるので、何と書いてあるか知りたくて、勤務先の韓国語の先生にメールで聞いたところ、やっぱり白い巨塔なんだとか。
基本的な話の筋は日本のものと一緒で(原作は山崎豊子と表示されます)、それを韓国風にアレンジしたもの。
ミョンイン医科大学(国立大学)第一外科助教授(日本では准教授ですが)チャンが主人公。このチャン助教授が日本では財前です。『ちょっと小さいんじゃないの?』と思えるほどピチピチのスーツを着ていますが、端正な顔つきですし、目がカッコイイです。対する同期の内科医はチェ助教授(こなた里見)。いかにも人の良さそうな風体で、こちらもなかなかいい雰囲気を醸し出しています。
先週までの8回で教授選(韓国版では外科長選で外科長に選出されるとそのまま教授になるようです)が終わりました。これが日本のものを凌ぐほどの賄賂合戦でした。札束がドサッドサッ(もっとも日本円と韓国ウォンでは価値が違うので紙幣の多さ=高額ということでもないのでしょうが)。はたまた得難いポストがホイホイと。
脇役もいいですねえ。
チャン助教授の上司がイ外科長(石坂浩二=東教授)。このイ外科長を演じる役者さんも非常にいい味出してます。いかにも権威者然としていながら慌てふためく場面もあったりして、人間味をうまく演じています。
チャン助教授を支持するふりをして外科長になったら利用しようと企む副院長も、一癖もふた癖もある役どころをうまく演じている役者さんです。原作にはないポストですが、これはさしずめ鵜飼医学部長(伊武雅刀)でしょうね。ホントにくせ者です。
そして謹厳実直な大河内教授もいます(外科長選の選挙管理委員長)。
結果はもちろん、チャン助教授が外科長に選出されるのですが(16対14)、その対抗馬の所属はジョンホプキンス大学のノ医師。こりゃスゴイ設定です。
日本と韓国のドラマの違いは、チャングムさんの時も思いましたが、とにかく心理戦というよりストーリー展開の起伏が大きいということでしょう。左に大きく振れたと思ったら、今度は右に振れるというように、とにかく毎回何か起きて、それがひっくり返ります。
これがまたたまりません。(笑)
ただ困ることが一つ。
平日の朝の番組など、リアルタイムで見ることはできませんので、毎回HDDに録画してまとめて見ているのですが、番組の最中に、しばしば「今日の番組情報」なーんていうテロップが入ること。シリアスな場面だというのに「今日の○○は山形秘湯の旅」などとテロップが入り、しかも文字がカラーだったりして、集中が途切れてしまうんですよねー。
でも仕方ないか、ゴールデンじゃない時間帯だし。
さて、いよいよ後半。
チャン外科長の運命は如何に。って、たぶん最初の裁判で勝つもののチャン外科長自身が病魔に襲われるということになるのでしょうが・・・。