vai vai vai 2

登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

グランフォンド福島・完走記

2010-06-21 14:57:07 | 自転車
前晩は午後7:00就寝。
日本vsオランダを観ずして。笑

午前1:00 出発。
午前3:00 スタート地 福島市着。

暗い中、ゆっくりと仕度しているうちに
運営本部が設営されて、受付。

午前4:10 スタート☆


(コース図)


(コース断面図)

すぐにスカイラインの登りが始まる。
(福島市~浄土平)

スカイラインは浄土平までの23kmを延々と登る。
道順のことは調べて行ったけど、
コースプロフィールのことまでは調べて
いかなかったので、こんな長い登りとは
つゆ知らず・・・笑

果てなく続く登りに嫌な予感がして、
後ろから来た参加者の方に
「もしかしてここって長いすか?」
と訊いたら、
「まだ半分も来てないですよ」
との回答に笑ってしまった。

料金所を過ぎてからは、思い出してもぞくぞくするような
豊かな森を縫うように進む道とそれを抜けた先のあの景色!


(走りながらiphoneで)


(片手撮影するのもだいぶ慣れた 笑)


(正面の九十九折りを登れば浄土平の駐車場)

あまりの絶景にニヤニヤと鳥肌が止まりませんでした。


(道路には「ここが最高地点ですよん」のペイントが)

最高でした。


(なんせiphoneなのでくっきり画像ではありませんが、
ブロック屋さん、頂上到着のおさしんです。宜しければ
お持ち帰り下さい。)

スカイラインを一気に下って、お次はレイクライン
(箕輪スキー場~五色沼)

ここは難易度は高くないものの、
アップダウンが多く、忙しい。(^^;
そして気温も上がり始め、湿度も高い。

下り基調のストレートで、なでら男さんに抜かれる。
後ろに付いて行こうとするも、速い!
簡単にちぎられた。

その後、やっとこさ追い付き、お話しさせていただく。
なんと!このブログも読んで下さっているということでビックリ!


(途中の橋の上から、中津川渓谷)


(レイクラインの頂上に着き、パチリ。)

お次は、五色沼の分岐~猪苗代湖へ。

僕は遅いので先に行っていたのだが、
やはりここでもなでら男さんに抜かされ&ちぎられる。(笑
なんとパワフルな引き。

猪苗代湖~ゴールドライン入り口までは、
他の参加者と総勢6名で集団走行。

そして・・・
ゴールドライン。
(磐梯町~桧原湖)

この日、「リタイヤ」という言葉が頭から離れなかった場所。

浜風さんや、NXNさん、ちゃりけんさん、なでら男さんは
もうずいぶんと前を走っている。
追いつきたい気持ちでもあったのか・・
分からないが、自分のペースではなかったと思う。
料金所を前にすでに吐き気とフワフワ感。
気温と湿度も高く体が熱い。
これはマズイぞ・・と思い、大休止を取る。

僕のすぐ前を走られていた方もどうやら僕と同じ状態だったようで、
料金所脇の風通しのよい日陰で10分ほど一緒に休憩。

梅干チューブを吸い、気持ち悪いの我慢して
チョコバー(ベルギーの高級品♪)を流し込み、
梅コンブ、頂いた塩アメを無理やり腹に入れる。

とりあえず、体のオーバーヒートは収まったので、
再スタート。(休みすぎはかえって逆効果)

料金所から頂上までは9kmということだが、100mごとに
記されている路上の距離数が全く進まず、辛い辛い登坂。

そして、ついに脚を着く。
気持ち悪いし力が出ない。完全に心が折れていた。
一緒に休憩を取った方も僕のところで止まってくれて、
少し話しをしたことで何かスッと軽くなった気がした。

そこでふと我に返り、
うしっ!今日は自分をぶっ壊しに来たんだから
ぶっ壊れてやろうじゃないの!
と、ネガティブ思考をオシッコとともに排出して再スタート。

先ほどの補給が利き始めたのか、徐々に体が動くように。

長く長く辛い登りが終わり、ゴールドライン頂上。
安堵感で一瞬ボケーっとする。


(ボケーっとしながら撮った一枚)


ここから桧原湖まで一気に下る。

桧原湖のコンビニで、楽しみにしていた大休止。

おにぎり、コーラ、などなど美味しく頂く。(10:45)
どうやら先ほどのダメージは最小限で済んだようだ。

さて!
お次は難関!スカイバレーだっ!
(桧原湖~白布峠 山形入り)

スカイバレーの頂上にお昼に着くのが目標。



桧原湖畔を北上して早稲沢を通過、いよいよスカイバレーの
登りに突入。

後ろから来たNXNさんが、異次元のスピードで登っていく。
どんなギア踏んでるんだ??

僕は超ゆっくり。
やはりスカイバレーはキツイ。
キツイが脚に力を入れ続けることはできる。
男の子の意地で止まらずに登る。

そして12:15 スカイバレー頂上着。

ついにここまで来た。
ここまでくればあとはゴールに向かうほうが近い。

白布峠~米沢までは完全下り基調。

途中で、米沢市南東の水窪ダムへ進路を変える。
水窪ダムの道もなかなか手強かった。

R13から、ぶどうまつたけラインを通り、高畠へ。

ぶどうまつたけラインはアップダウンがあり、
そして高安犬チンの実家を通過してからは
しっかりとした登りのある道だ。


(チンの実家)


(キミはチンの末裔か?笑)

高畠のローソンで、通過証明書となるレシートを
手に入れて残す峠はあと一つ!鳩峰峠!!
(高畠~鳩峰峠 福島入り)

鳩峰峠もきつかったぁ!
何がキツイって、途中で上をみると、これから通る
九十九折がはるか上空(笑)に見えるのがツライ!

どこをどういう順番で進んでいくんだ?ってぐらい
あっちこっちに九十九折が。
はいはい、結局全部通るのね・・・。
途中で開き直れました。
今日2度目の男の子の意地で止まらず登る。

頂上手前で浜風さんがこれまた別次元のスピードで
抜いていった。
ここまで走ってきてのあのスピード。すばらしい。

16:15? 鳩峰峠着。



ここでしばしみなさんの到着を待つ。


大体集まったところで集団下山。
そしてあとはゴールまで下り基調。
(鳩峰峠~福島市)

あちこちに寄り道しながらのコースレイアウト
だったようですが、
18:30 ゴール☆

完走、です。

すごく嬉しい。

完走したから言えるのですが、
ここ一ヶ月の練習は僕にとっては苦行でした。
来る日も来る日も練習練習。
仕事が忙しく休みが取れずご褒美ツーリングもなく、
ひたすら練習。

が、こんな思いして練習してきたのだから、
ちょっとやそっとじゃへこたれねーぞ、という
自信がついたのも事実。

実際、ゴールドラインで力が出なくなったときに
モチベーションを取り戻したのはそこでした。

この達成感は何物にも代えられません。

今回お世話になった、
ちゃりけんさん始め、サポートの方たち、
そして一緒に走った参加者の方、大変お世話になりました。
すばらしいグランフォンドでした。

次回はぜってー出ねー、と言いましたが、
今、疲れが抜けてみるとまた出たい気持ちになりました。笑

また次の機会も宜しくお願い致します。

ありがとうございました!