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vai vai vai 2

登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

明日はきっと融けている・・

2013-11-13 14:13:06 | お山

犬輪山の積雪は、多いところで20~30㎝と
いったところだった。



つぼ足で充分だったが、ラッセル筋がまだ全然なので
終いには足が気だるくなるほどであった。


(落とし甲斐がありそうなほどたっぷりと積もった。)

そして雪下に埋もれているものが見えないので
歩きづらいったら。





その点この方たちは四駆なので強い。



昨晩のBBC地球伝説はカスケード山脈の
オオカミ特集だった。

森最強の動物オオカミ。

私の夢は北極圏でオーロラを見ること、
もう一つは森でオオカミの遠吠えを真似て
それに応えてもらうこと。

死ぬまでに一度その姿も見てみたい。


(走りたくて走りたくて後ろ足が痙攣中。笑)


(トレラン中~!)





そしておニューのゲイター

2013-11-08 09:15:37 | お山
ザック新調の勢いで、
こちら


macpacカスケードゲイターも購入。


丸5年使ったモンベルのゲイターは
水漏れするようになり長時間使用には
向かなくなったのでお役御免。
娘用になりました。

登山ウェア関係(というか化繊物の撥水防水)は、
やっぱり5年が節目だなぁ。

ということで、防水性能が長期間損なわれない
アズテックを使用したこの製品を購入。



ところがこのmacpacカスケード・ゲイター、
靴裏のストラップが付属していない。

両側にループがあるだけ。

どうするかというと、
この純正のワイヤー別買いして
ループに通して使う。


岩稜歩きなどで擦り切れ防止の為、そして
交換できるようにこのような仕組みになっているらしいが、
このワイヤーがどーにもこーにも長すぎる!

L、M、Sあるのだが、
試しにLを買ってみたら、なげーなげー。
ぜんぜん使えない。

あまったワイヤーが両側に飛び出てしまい、
これじゃ絶対どっかにひっかけてエライ目に遭う。

では?と、M、Sの長さをチェックしてみたら、
そんなに変わらない。

んじゃ自作するしかねーなー、ということで、自作。

ホームセンターで?1.5㎜のステンレスワイヤーを
50㎝ほど購入。(10㎝18円×50㎝=90円)

?1.5㎜用のワイヤーカシメ4個入りを購入。(138円)

最適な長さを測り、ワイヤーをカット。


ループを作って万力でカシメる。


ワイヤー長は私の靴の場合、106㎜。



純正品のリングを外して流用し、
ゲイターに装着。


かかった費用は228円だ。笑







最初からリングも買っても400円以内で
最適な長さの物が作れるわけだ。

純正品代420円が無駄になってしまいましたが
リング流用と最適長を測れたので、まぁいっか。笑


ニュー・ザック

2013-11-07 17:20:26 | お山
この度の岩手山登山に向け、
ザックを新調。

荷物の多いワタクシなので、
何でも入るドデカいザックを買ったれぃ
ということで、こちら


macpacカスケード75

水にめっぽう強いアズテックを使用しているので、
ちょっとやそっとの雨ぐらいじゃ中身が濡れないらしい。
(アズテックとは?こちら

そして頑丈!

基本、物は大事に使うが使い方は荒いので、
丈夫でないと困るのだ。

もっとドカンとデカいかと思いきや、
そんなにバカデカいというわけでもなく、
幅はさほど広くないけど厚みと高さで容量を
多くしている作り。



けどやっぱり75リッターなだけあって
何でも入っちゃう。
見た目よりも入るなぁという印象。

そして、荷重の割にさほど重く感じないという
まさに理想的なザック。

これからはこのザックがメインとなること間違いなし。
ちょっとしたハイクでもきっとこれを使うことになると思うし、
メイプルシロップ集め用に背負子が必要と思っていたんだけど
これがあれば大丈夫。

欠点はというと、

・腰ベルトに小物入れが付いていないこと(アタッチメントはある)

・ハイドレーション専用のポケットがないこと。
  (ハイドレーションチューブ用のエグジットポートは
      あるので、チューブの取り回しには困らないけど。)


使い込むごとにジーンズのように風合いが出てきて、
それでいて性能はそのままらしい。
ずっと使い続けることが出来る理想のザック。
ガシガシと大事に使って行きたいと思います。


念願の岩手山・二日目

2013-11-06 17:13:19 | お山
岩手山二日目。

4:30ごろ、何となく起床。
が、まだ暗いしどーせ天気良くないだろし
寝袋の中でウダウダと。

やがてあちこちで起床し始めて
外の様子を見に行く人たちが動き始める。

風の音がハンパない。

会話を聞いていると、どうやら
朝焼けはしているけど、日の出は
見れなさそうとのこと。

せっかくだし、起きてこの目で
確かめに行くか。

防寒対策万全にしていざ。

お~っ
一応、下界見えてんじゃん!


見上げれば星もチラホラ。
(前夜、寝る前に一度外に出て星空を見たら
それはもうすごい星空で、あんなに濃い天の川も
なかなか拝めないぐらいだった。が、15分で死ねるぐらい
猛烈にさぶくて、サッサと中に戻ったのだった。)

小屋裏の斜面を登り、鬼ケ城へ出てみたら・・・
なんも見えん。
先発の松さん曰く、ほんの3分前まで
盛岡の夜景が見えてたらしい。

ま、こんなもんだよな。笑

少し粘ってみたけれど、全くダメ。


小屋に戻り、パッキングして朝食を摂り、
7:30、小屋を出発。



下山ルートは、不動平小屋~お鉢~焼き走り。
まずはお鉢まで登る。

物凄い暴風。
暴風ガスが容赦なく体に吹き付けて、
ウェア表面が瞬く間にずぶ濡れに。



カメラも同じくびしょ濡れだったけど、
この風の中、ザックを下す気になれず、
出しっぱなしで歩いた結果、カメラ故障。



スイッチ類が機能しなくなってしまった。
(7月の飯豊の二の舞。)

ということで、以下らりぽんさんの画像多用。笑
(あざーっす!!)

外輪を下りて行くとともに風は収まった。

そして気温も上がり、穏やかになった頃、
小屋に到着。

ここで武装解除して軽身になり再びスタート。

気になるカメラの様子を見ながら歩いていたら、
木の根につまづいて思い切り転んでしまった。
カメラは無事だったけど、しこたま打ちつけた
右ひざがまだ痛い。

山の中でよそ見はいけませんね。

登った分、下るわけですが、
焼き走りコースの下りはとても長い。
なおかつみぞれ混じりの雨とガスで展望も悪く、
黙々と下り続けるのみ。

前日、焼き走り登山口からも見えていた
森林限界の際、斜めに一直線に伸びる登山道に差し掛かった頃、
ガスの状態によっては下界が見渡せるようになってきた。


目指す焼き走り口の駐車場なども見えているが、
まだまだずいぶん遠い。笑



再び樹林帯の中に入り、途中、焼き走りの溶岩流を
作った噴火の際の噴火口を通りながら



(カメラ壊れてしまったが諦めきれず撮ってみるの図)

斜面もだいぶなだらかになった頃・・・からがまだまだ長い!笑



下るにしたがって天候は良くなっていき、
先ほどまでの荒天がウソのよう。

あたりの広葉樹に唐松などが混ざるようになった頃、


やっと焼き走り口に到着~。(11:45)


デポしたらりぽんさんの車に一同乗り込み、
馬返し口まで戻った後、汗を流しに網張温泉まで行き、
意外とウマくてびっくりな宮古ラーメンを食った後、一同解散!

お疲れさまでした~
そして大変お世話になりました。

おかげで充実の岩手山登山となりました。

帰りは横手に抜ける下道を選択。
なんと高速多用した行きと同じ4時間で帰宅。

意外と近い岩手山なのでした。


念願の岩手山

2013-11-05 13:53:11 | お山
おはようございます。
久しぶりのブログ更新にちょっと
緊張しております。笑

先月半ばに息子と月山に行った日を最後に
なんと3週間休みなしという
猛烈な忙しさに追われておりました。

そして三週間ぶりの休みとなったこの3連休、
岩手山に登ってきましたー。

お付き合いくださったのは
当ブログでもよくコメント頂いている
八戸のらりぽんさんと、そのお仲間たち
総勢5人のおっさんパーティ。笑

仕事の都合もあり、当初連休後半の二日間で
予定していましたが、どーも天気が
宜しくなさそうということで、
急きょ土日に予定変更。

朝3:00、山形出発、


古川から高速を使って西根インターを降り、
7:00、焼き走り登山口着。

目の前に岩手山ドーン!



(溶岩流の上からドーン!)

これから重い荷物持ってこれに登るのかー、という
ワクワクと憂鬱さが混ざったいつもの感覚に
気が急いてンコしたくなるという
これまたいつものパターン。笑

8:30、らりぽんさんたち到着。
車一台をここに置き、馬返し登山口へ。

馬返しでもう二人のメンバーと合流して
9:20、登山開始。



ま、そんなに楽な登りじゃないだろうとは
思っていたけど、案の定なかなかキツイ登りが続く。


(ここはまだ0.2合目ぐらい?)

つづら折りではなく、ほぼ直登。



足元も溶岩特有のザラザラと滑る感じのところも多く、
決して楽な登りではない。

3合目~7合目が一番きつかったかなぁ。



が!見上げれば快晴の青空に荒々しい斜面が
ドシーンと構えていて素晴らしくきれいだし、
振り返れば姫神山や遠く早池峰がクッキリと見えて
疲れを忘れる。

(左側のとんがってるお山が姫神。右奥の大きな山が早池峰。)


(今回の岩手山登山プロデュースのらりぽんさん。下に見えるのが自衛隊の演習地。ボコスカと撃ちまくっておりやした。)

眼下には盛岡の町や鞍掛山、
小岩井農場、自衛隊演習地など広がっていて、
それらが一望できるスケールの大きさに感激。




(10年前の地震で崩れたという巨石。キケンの字が逆さに。)


(100kmマラソン走っちゃう松さんと、百名山成し遂げたSさん。どちらも健脚)


(植村直巳とも親交があったという元気な70歳、サブさん。岩に書いてある注意の文字はサブさんのことを指している?笑)

ゴツゴツとした岩場の急登がやっと落ち着いた頃、
7合目到着。(13:00)


天気は全く崩れる様子もなく、
相変わらずの見晴らしだ。




8合目の避難小屋で小休止した後、
15分ほど歩いて9合目避難小屋に到着。(13:40)


(9合目小屋が見えてきた!)

今夜はここに泊まる予定なのだが、
通常の出入り口は冬期封鎖されていて
出入りは二階の出入り口から。

クソ重いザックがあちこちにぶつかって
入りにくいったら。(^^;

そして先客5人パーティあり。
小支度していたらさらに二人の泊まり客も現れ、
12~3人ほどが小屋泊まり。
思っていたより賑やかな夜になりそうだ。

小屋に荷物を置いて、再出発!(14:00)
まずはらりぽんさんおススメの鬼ケ城へ!

小屋裏の斜面を登り、稜線へ出ると!!

そこには絶景が広がっておりました~!!!(遠くに見えるのは早池峰)








楽しみにしていた鳥海山も、雲海の上に
5合目から上をのぞかせていて、そしてなんと!
月山も頂上付近だけかろうじて姿を出しておりました~!

(雲海の上、左から月山と鳥海山。)




(奇岩の向こうに御苗代湖)

感極まったおっさんたちが、
眺望のすばらしさに歓喜の声をあげながら、
これまた美しい鬼ケ城の稜線を歩く。





私があまり得意としない(というか大の苦手)の
高度感アリアリの登り下りなどもあるのですが、
この先の景色の魅力が勝り、必死に付いていく。笑









こんな所を下りたり登ったり・・・コワカッタ。笑(らりぽんさん撮影)

実際に岩手山を登ってみると、
この山が何度も何度も大規模な噴火を
繰り返してきたことがよくわかる。



噴火によって吹き飛んだと思われる大きなえぐれや
幾重にも連なった外輪。



きっとこの鬼ケ城も外輪山の一部。(たぶん)
眼下に見えた御苗代湖もカルデラ湖。

最後の噴火は180年前とのこと。
現在はただ落ち着いてるだけなのだろうな。





鬼ケ城を下り、お次はメインディッシュの
岩手山ピークハント。



外輪山目指して黙々と登るわけですが、
たくさん登り下りした後なので結構堪えます。笑

時間的にはさほどかからずにお鉢の淵、外輪に到着。



(お鉢の上からピース)

お鉢上には三十三体の観音像が祀られていて、
山頂まで道案内してくれる。






360°の絶景、そして夕焼けの光の中、
頂上目指して黙々と。

(もうちょっとで山頂!)


そして念願の岩手山頂上到着~!

標高2038m。
11月にこの山の頂上を踏めるなんて思っていませんでした。
らりぽんさんに感謝です。

頂上に着いてびっくり!

影岩手山がこんなにクッキリと!

私たちの影も映るんじゃないか?ってぐらいクッキリ。
おっさん4人で一所懸命手を振ってみましたが
微動だにしませんでした。笑

さっむい頂上でしばし眺望を堪能。



鬼ケ城でも確認出来ていましたが、
なんと!日本海まで見えてました~。

(オレンジ色に光っているのが日本海。きれいだったー。)

位置的に秋田のどこら辺の海なのかな?
本庄あたり?もっと北?


岩手山から日本海見れるとは思いませんでした。


(雲海の上、鳥海山と日本海。)

岩手山頂上をあとにして、お鉢回りは続く。

影岩手山に向かって下りる。

高度感が素晴らしく、そして裾野の雄大さが
眼下に広がっていてそれはそれは素晴らしい景色。
お鉢での一歩が裾野ではどれぐらいの移動距離に
匹敵するのだろうか。
(だれか計算してください。笑)

ビュービューと吹き付けるさっぶい風を受けながら
お鉢を巡り、奥之院のほうに下りると、風は穏やかに。



かっちょいい勇者の剣っぽいのがあったりと
奥之院周辺はなかなかの雰囲気。



(大きな岩が重なり合った隙間から湯気が。危ないガスではないのかな??)

ふと見上げれば超怪しい雲が岩手山の上に鎮座している。


こりゃ天気予報どおり、明日は大荒れか?

そして小屋に戻り、寝支度&宴会の準備開始!



らりぽんさんが八戸グルメのせんべい汁を
皆に振る舞ってくれるというではないですか♪





乾杯しておっさん5人が大いに盛り上がったころ、
せんべい汁、完成~♪



これがまた超うまかった!!!
何もかもお世話になりっぱなしで恐縮です。

ハイボール、赤白ワイン、日本酒、などなど入り、
今日一日逆らってきた重力さんが優勢になった頃、
間もなく記憶も薄れ始め・・・

小屋に吹き付ける強風の音を聞きながらおやすみなさい。

二日目につづく。